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井上和彦

登録日:2011/08/06 Sat 17:38:28
更新日:2025/01/25 Sat 17:42:31
所要時間:約 8 分で読めます


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井上和彦とは、日本の男性声優
同姓同名の軍事ジャーナリストとは別人。

1954年3月26日生まれ、O型、神奈川県横浜市出身。
現在はB-BOX所属で社長。

経歴
青二プロダクション→ぷろだくしょんバオバブ→81プロデュース→大沢事務所→元氣プロジェクト→B-Box

低すぎない落ち着いた声が特徴。
代表作は『キャンディ・キャンディ』のアンソニー、『赤毛のアン』のギルバート、『サイボーグ009』(サンライズ版)の島村ジョー、『美味しんぼ』の山岡士郎
現在は『NARUTO』のはたけカカシ役がアニメでは一番有名ではないだろうか。
この他『タッチ』の新田明男、『リトル・マーメイド』のエリック王子、『名探偵コナン』の白鳥任三郎、『夏目友人帳』のニャンコ先生など。
アニヲタ的には『とんでも戦士ムテキング』のムテキング/遊木リン、『太陽の牙ダグラム』』のクリン・カシム、『赤い光弾ジリオン』のチャンプ、『機動戦士Ζガンダム』のジェリド・メサ、『超音戦士ボーグマン』のチャック、『天空戦記シュラト』の迦楼羅王レイガそして『銀河英雄伝説』のダスティ・アッテンボローなど。

吹替では、直近ならDlife版『NCIS ネイビー犯罪捜査班』の主人公ギブスを長年に渡って演じている。またマッツ・ミケルセンのフィックスになりつつある。
少し前だと『LOST』のジャック・シェパード。

一般の方にも『世界まる見え』のナレーション(※リニューアル以前)などで一度はその声を聴いたことがあると思われる。

ボウリング場のアルバイトからテレビ局の大道具の仕事を経て友人に誘われ声優になったらしい。

デビュー作品は『マジンガーZ』の一般兵士(1973年)。
ただし最初の時は台詞を飛ばしてしまい、「邪魔だ」と突き飛ばされて結局一言も台詞を言えず後で別撮りになり、
しばらく後に貰った初レギュラーのグレンダイザーではUFOの接近を知らせる台詞を演じたところ
「今にもUFOが来るように聞こえない」と音響監督に酷評されてすぐに降ろされ、
以降1年間仕事がこない日々に突入してしまう。
この時自分が情けなくなって文字通り枕を濡らしていた井上は、一念発起して近所の土手で毎日のように指摘された台詞を大声で練習。
(もちろん降ろされたので戻れないが)、通報されそうになるほどやり続けた。
そしてある時、鎌倉の鶴岡八幡宮に初詣にいった際、駅前で「大変です、UFOが来ました!」と叫ぶと周りが本気で驚いたとのことで、
努力が実った(演技が伝わった)と手応えを掴みつつ、こっそりその場から逃げたらしい

3年後、『キャンディ・キャンディ』のアンソニーで注目を浴びるようになり吹き替えやナレーションの仕事が多くなってきた。

人気声優の仲間入りを果たし、水島裕、三ツ矢雄二とともに「新・御三家」「ヤングライオン」「三人若手衆」などと呼ばれる。
ちなみにこの3人で2017年に期間限定で音楽ユニット「FULL Kabs」を結成。名付け親は戸田恵子。意味は「声優界の古株」。

ロボットアニメとは縁が深く、『マジンガーZ』でデビューし『超合体魔術ロボ ギンガイザー』で初主演。80年代に入ると70年代の神谷明のような大活躍を見せる。
太陽の牙ダグラム』『百獣王ゴライオン』『蒼き流星SPTレイズナー』『忍者戦士飛影』『マシンロボ クロノスの大逆襲』に主演し、
宇宙戦士バルディオス』『伝説巨神イデオン』『サイコアーマー ゴーバリアン』『星銃士ビスマルク』『機甲界ガリアン』『機動戦士Ζガンダム』などに出演した。
70年代80年代ともに複数のTVロボットアニメで主役を務めた三人の声優の一人(他は古谷徹古川登志夫)。

CCFF7ではアンジール・ヒューレー役を担当し、老け顔のアンジールが20代だと思い出させる演技を披露した。
『カカシ外伝』では何と12歳の少年カカシを演じた。
師匠ミナト役の森川智之よりも年上の当時55歳の井上が12歳のカカシを演じたのである(しかし、映画・ロストタワーでは田村睦心が担当)。

若い頃は甘くて優しいが繊細な声でアニメ声優としてトップの座を掴み、年を重ねた現在は助演を中心に主役や悪役、年相応の老人役など幅広く活動している。


郷里大輔とは大親友で、長年苦楽を共にした仲。
レギュラー番組で初めて一緒に演技できた時、二人で大泣きしながら焼鳥屋さんで呑んだほど思い入れは深かった。

師匠は永井一郎。
井上が通っていた養成所の講師でもあった。
しかし、青二プロダクション分裂騒動の際、分裂先であるバオバブに移籍したことで逆鱗に触れている。
後に永井が生きている間に和解はできたものの、その間の7年間は口を利いてもらえなかったという。

子供の頃は細くて何かぐにゃぐにゃしていた為『糸こんにゃく』『いとこん』と呼ばれていた。

四度の結婚と離婚歴がある。
一人目は漫画家・いがらしゆみこ、二人目は女性ファン、
三人目は声優・荒川美奈子、四人目は元アイドル・越智静香とかなりのPLAYBOY。

子供はゆみことの間に男女一人ずつ、実はもう孫もいるおじいちゃん。
しかも、長男はリアル男の娘のパイオニアとして知られる(女装家で漫画家)いがらし奈波。

女癖の悪さは長男と長女の頭痛の種状態だったらしく、耐えかねた奈波が永井に相談したところ、そのことを長らく知らなかった永井は大激怒。
結果、永井から激しく怒られる羽目になり、現在は独身の様子。
またパイプカットをしたとの噂も根強いが、実際は永井にパイプカットをしろと言われただけであり、2012年に結婚した嫁との間に子供もいる。
しかしこの過去の因果から声優界で不倫の話題が出るとSNSではとばっちりでトレンド入りすることが多い。もう忘れてやれよ

死去した富山敬や塩沢兼人、中村秀利、藤原啓治から持ち役の一部を引き継いでいる。


□主な代表的キャラクター

◆サイボーグ009(アニメ二作目)の島村ジョー/009

自身が転機と称する作品。初代担当というわけではないが、井上にとって思い出深い作品。
初主演となった『超合体魔術ロボ ギンガイザー』の放送も終わるという時、サイボーグ009のオーディションの話が舞い込んだ。
当時、同作のオーディションが難航しており、島村ジョーの声はなかなか決まらなかった。
監督だった高橋良輔が「どんな新人でもいいから呼んで聞かせて欲しい」とかき集めていたこともあり、キャリアのまだ浅い井上にも話が舞い込んだ。
オーディション開場に行き、「島村ジョー役、井上和彦」と言った途端に監督の高橋が「井上さん!それだよジョーは!」と立ち上がって称賛し、ピタリと決まったらしい。
(井上曰く「まだオーディションの本番前で力を抜いて喋っていたのが良かったんでしょうね」と言っている)
同作の決め台詞の一つ「加速装置!」は井上が「子供はどうしてジョーの足が早くなるのかわからないのではないか」と思いアドリブで言ったものだが、
それがすんなり通ってしまい、以降気に入られたのか決め台詞となった。
この役が当たったことで、声優・井上和彦の二枚目道が始まったため、転機として紹介している。

なお、後に人造人間キカイダーアニメ化される際には同作が縁で石ノ森プロから音響監督を打診されて引き受けることになった。
ダビング待ちに時間を取られるため今はやっていないが、音響監督の目線をこの時学んだという。

◆美味しんぼの山岡士郎

アニヲタ以外にも通じる井上和彦の役は?と言えばこのキャラがまず挙がるだろう。自身でも二度目の転機と語っている。意外にもパイロット版では千葉繁が演じていた。
山岡はオンとオフのときがあり、料理を語る際のキリッとした態度と普段のだらけた様子の二面性の切り替えが大変だったという。
キリッとした演技はともかく、普段のサボっている時の芝居について音響監督の浦上靖夫から「カッコいいからダメ」と何度もダメ出しされたという。
この気を抜いた芝居という新境地は井上の演技の幅を広げ、後にNARUTOで演じるはたけカカシ役に活かされたという。
また、同番組では山岡士郎に扮してリアルで食レポをしたこともある。

海原雄山役だった大塚周夫とはアフレコ外では談笑する仲で、よく朝などに食事をしながらいろんな話を聞いたという。

◆夏目友人帳のニャンコ先生

元々は雑誌付録のドラマCDで演じていた。この頃は斑との演じ分けをしなくていいと言われており、アニメ版ほどコミカルな演技ではなかった。
その後普通にオーディションを受けてこの役を手に入れた。この時、ドラマCDで演じ分けしなくていいと言われていたことで逆にやりづらかったことから、
キュートでコミカルな声になっていったようである。

ある番組で自分に一番合っているキャラクターだと語っている。自分のダラケた部分などを乗せやすいためやりやすく、自分の憧れる性格だからとのこと。
背丈が小さいため、父親に呼びかける子供の立ち位置を意識して少し遠くの相手に声をかけるように演じるという。
ニャンコ先生と斑の演じ分けているが、井上自身は声を変えているという意識は薄く、背骨や細胞配列を意識して感じたまま演じ分けているという。
連続的ではないが足掛け15年以上という非常に長きに渡り演じていることもあり、ある企画として井上がプロデュースしたニャンコ先生のアパレルグッズを作ったこともある。

神谷浩史と長年コンビを組んでいるが、神谷の前ではなるべくふざけた調子でいようと心がけているといい、
テストの時にアドリブを入れまくってふざけていると、神谷浩史から「うるさい!」「真面目に俺が芝居やってんだから黙ってろ!」と怒られるという。
また、アニメ初期の打ち上げの際、作者の緑川が井上のために色紙を描いて送ってきたことがあったという。

◆NCISのギブス捜査官

これまで二枚目やハンサム役の多かった井上和彦に初老の男性という可能性を広げた海外ドラマにおける吹き替え(演:マーク・ハーモン)。
井上自体はたくさんの声優変更を踏まえたうえでの変更だったが、現状最もギブスを演じている声優である。
キャラクター設定として三度の離婚歴というものが存在し、井上の離婚歴と重ねてキャスティングしたのでは?と言われることも。
偏屈で厳しいが深い愛情を持つ絶対のチームリーダーという役を見事に演じており、本作の前後から年配の役を演じる機会が増えている。

□主な出演作

◆テレビアニメ


◆OVA



◆劇場版アニメ



◆ゲーム



◆特撮



◆吹き替え

洋画、海外ドラマ







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