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安雄とはる夫(ドラえもん)

登録日:2018/04/04 Wed 14:44:34
更新日:2024/11/23 Sat 23:16:36
所要時間:約 3 分で読めます




「安雄とはる夫」とは、マンガ・アニメ『ドラえもん』に登場するモブキャラである。

概要

たぶん名前を聞いてもピンとこない人が多いだろうが、よく空き地や道端にいるあの少年コンビである。
見た目は、安雄が帽子を被った少年、はる夫が太っちょの少年である。
のび太のクラスメイトのはずだが、教室ではなぜかあまり姿を見せず、空き地や道端にいることがほとんど。
また、わさドラのためしにさようならでは、のび太のクラスメート一同が寄せ書きを渡すのだが、その寄せ書きのなかに彼らの名前はない。クラスは違うのだろうか。

どちらも超わき役とじーさんの孫に言われたスネ吉兄さんよりわき役なので、メインを張ったエピソードは皆無。
ただし登場回数自体は準レギュラーキャラのドラミジャイ子出木杉を大きく上回っている。
「メイン5人以上に多くのキャラクターが必要」というエピソード(野球回やジャイアンリサイタルが開かれる回)ではほぼ必ず登場しているが、
逆にメインだけで話が動くような場合は背景同然。
「モブ以上脇役以下」と言ったポジションである。
当たり前だが、日常パートのためのキャラクターなので、劇場版では出番はない。
大長編には「竜の騎士」に登場。
空き地でどこでもホールを見つけて転がして遊んでいた際に車道に飛び出し、それがトラックに跳ね飛ばされて神成さんの家の窓ガラスを割ってしまい慌てて逃げていった。
日本誕生」では、七万年前の世界への仲間入りを拒否されている。
また、はる夫の飼い犬・ブクが、現代に迷い込んだククルと裏山で遭遇している。

登場する時はなぜか大抵二人セットで出てくる。片方しか出てこないエピソードはほとんどない。

どちらも担当声優がコロコロ変わっており、非常に安定していない。
なお、どちらも原作で名前が出たのは一回きりだがわさドラの「ピノキオの花」「マジックチャック」ではジャイアンやのび太に名前を呼ばれている他、
わさドラの字幕や声優クレジット、公式サイトではしっかり名前が書いてある。

性格

双方良くも悪くも小市民的で欲望に忠実。
悪人ではないが、決して手放しに善人とも言い難い。
極端に漫画的にキャラクター化されたのび太、静香ジャイアンスネ夫と比べるとある意味「現実にいそう」な性格をしている。

のび太との関係は友人と言って差し支えないものだが、何かしらのトラブルが起きた時にのび太の味方をすることはほとんどない。
ひみつ道具の恩恵には真っ先に預かろうとする癖に、嫌なことからは真っ先に逃げることが多い。

ジャイアンとスネ夫がのび太を虐める際はその尻馬に乗っかったり、そこまでいかずとも被害を受けるのび太を見て笑っていることが多い。
その割には、「主導はしていない」ということからか報復を受けることは滅多になく、見方によってはかなり嫌なキャラクターである。

その一方で、登場頻度が多い分ジャイアンの横暴の被害に遭う確率も非常に高い
漫画やゲームを取り上げられることも多く、その際はのび太とドラえもんに助けを求めることも。
特にジャイアンリサイタルの際にはあの手この手でリサイタルから逃れようと奮闘している。

エピソード次第でのび太寄りの立場にいることもあれば、ジャイアン寄りの立場にいることもあり、
スネ夫の様な「腰巾着」ポジションではなく、色々な意味で主役グループからは微妙に距離のある立ち位置にいる。
強いて言うなら「その時調子がいい方の味方」。
まぁ、対立する理由がなければ、基本的にはのび太ともジャイアンとも仲良く遊ぶ普通の少年たちである。

安雄

原作では帽子を脱いだエピソードは皆無。(わさドラでは時折外しているシーンがある。)
基本的には勉強よりも遊びが好きなよくいるタイプの少年、というか藤子漫画だとこういう奴が主人公張っていることも多い。
ジャイアンズのポジションはファースト。チーム内での実力はそこそこあるようで、ホームランを打ったこともある。
苦手なものはお化け。塾に通っているらしいが、本屋で立ち読みをしてサボったりもしている。
父親は未登場だが、母親は登場している。
大山版では何回か「一郎」「一郎くん」と呼ばれたことがあった。

原作では、名前が出てきたのは「トレーサーバッジ」(単行本9巻)の回だけ。

大山ドラ第一話「ゆめの町ノビタランド」で顔が面長な以外は似たようなキャラクターが準レギュラー扱いで登場していたが、二話以降は姿を消している。

兄弟がたくさんおり「恐怖のジャイアンピザ」では妹が、「のび太社長になる」では兄が、ゲームの「ドラえもん どこでもウォーカー」では弟が登場している。
なお苗字は大山版では「田中」、わさドラ版では「浅間」とされている。

はる夫

見た目通り大食漢であり、大食いエピソードが時々見られる。
ジャイアンズのポジションはショートかセカンド。あまり体力は無いようで、ジャイアンズでの特訓で町内マラソンをやった際には辛うじてスネ夫に勝つレベル。
たくさん漫画を持っているらしい。
クモが苦手。
「ブク」という名の犬を飼っている。
安雄同様に父親は未登場だが、母親は登場している。

原作では、名前が出てきたのは「ドラやき・映画・予約ずみ」(単行本17巻)の回だけだが、こちらもわさドラの「チョージャワラシベ」でジャイアンに名前を呼ばれている。他、前述の通り「マジックチャック」で安雄共々ジャイアンに呼ばれている。

ジャイアンディナーショーを回避するために、 氷水*1を40杯も食べて40度の熱を出す という荒業を披露した。
懸賞応募という小学生らしからぬ趣味の他、鼻くそを集めてボールにするという変な趣味を持っている汚い
公式ファンブック『てんコミ調査団』では「彼の興味が鼻くそ以外にあれば、間違いなく人類史に残る発見をしていたであろう」と言われていた。

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最終更新:2024年11月23日 23:16