[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6430170B2 - 切断装置及び切断方法並びに吸着機構及びこれを用いる装置 - Google Patents

切断装置及び切断方法並びに吸着機構及びこれを用いる装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6430170B2
JP6430170B2 JP2014164468A JP2014164468A JP6430170B2 JP 6430170 B2 JP6430170 B2 JP 6430170B2 JP 2014164468 A JP2014164468 A JP 2014164468A JP 2014164468 A JP2014164468 A JP 2014164468A JP 6430170 B2 JP6430170 B2 JP 6430170B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holes
suction
cutting
support portion
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014164468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016040060A (ja
Inventor
幹司 石橋
幹司 石橋
秀和 東
秀和 東
勝則 傳藤
勝則 傳藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Towa Corp
Original Assignee
Towa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Towa Corp filed Critical Towa Corp
Priority to JP2014164468A priority Critical patent/JP6430170B2/ja
Priority to KR1020150089946A priority patent/KR101687639B1/ko
Priority to CN201510408920.1A priority patent/CN105364972B/zh
Priority to TW104126264A priority patent/TWI597797B/zh
Publication of JP2016040060A publication Critical patent/JP2016040060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6430170B2 publication Critical patent/JP6430170B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dicing (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Description

本発明は、被切断物を切断して個片化された複数の製品を製造する切断装置及び切断方法並びに複数の製品を吸着する吸着機構及びこれを用いる装置に関するものである。
プリント基板やリードフレームなどからなる基板を格子状の複数の領域に仮想的に区画して、それぞれの領域にチップ状の素子(例えば、半導体チップ)を装着した後、基板全体を樹脂封止したものを封止済基板という。回転刃などを使用した切断機構によって封止済基板を切断し、それぞれの領域単位に個片化したものが製品となる。
従来から、切断装置を用いて封止済基板の所定領域を回転刃などの切断機構によって切断している。例えば、BGA(Ball Grid Array Package)製品は、次のようにして切断される。まず、封止済基板を切断用テーブルの上に載置する。次に、封止済基板をアライメント(位置合わせ)する。アライメントすることによって、複数の領域を区切る仮想的な切断線の位置を設定する。次に、封止済基板を吸着した切断用テーブルと切断機構とを相対的に移動させる。切削水を封止済基板の切断箇所に噴射するとともに、切断機構によって封止済基板に設定された切断線に沿って封止済基板を切断する。封止済基板を切断することによって個片化された製品が製造される。
切断用テーブルは吸着機構に含まれる。切断用テーブルは、基台と基台に取り付けられた吸着治具とを有する。吸着治具には、封止済基板又は個片化された製品を吸着する複数の吸着孔が設けられる。基台の内部には、吸着治具の各吸着孔にそれぞれ接続される吸引通路が設けられる。それぞれの吸引通路は、基台の内部に設けられた空間を介して、外部の吸引機構、例えば、真空ポンプに接続される。真空ポンプによって封止済基板又は製品を吸引することによって、封止済基板又は製品が吸着治具に吸着される。
近年は、半導体の微細化の進展に伴い、製造される製品がますます小さくなる傾向にある。例えば、アナログ製品やディスクリート製品などでは、一辺が2mm以下のサイズを有する製品が多くなっている。したがって、小さくなった製品を吸着する吸着孔の径も小さくなる。吸着孔の径が小さくなると、管摩擦抵抗(配管抵抗)が大きくなり、製品を吸着する吸着力が小さくなる。吸着力が小さくなると、例えば、反りのある封止済基板を個片化する場合には、反りの影響によって個片化した瞬間に切断用テーブルの所定位置から製品がずれることがある。また、封止済基板を切断中に切削水を噴射することによって、個片化された製品が切断用テーブルの所定位置からずれたり飛んでしまうという現象が発生する。これらの現象は、個片化された製品を切断用テーブルの所定位置に吸着する吸着力が小さくなり、反りによる空気の流入や切削水の水圧が吸着力よりも高くなるために発生する。このような現象が発生すると、製品に欠けや割れなどが発生し、製品の品質を著しく低下させる。また、一辺が2mm以下の小さな製品であれば、1枚の封止済基板から4000〜6000個程度の製品が製造されるので、製品の歩留まりを大きく悪化させる。したがって、封止済基板を個片化する際には、個片化された製品が切断用テーブルの所定位置から動かないように確実に吸着することが重要となる。
被加工物を所定の分割予定ラインに沿って切断しても、バラバラにならず被加工物の形態を維持することができる被加工物保持治具として、「被加工物に形成された複数の第1の分割予定ラインまたは複数の第2の分割予定ラインに対応する複数の貫通溝と、該被加工物の複数の第1の分割予定ラインと複数の第2の分割予定ラインによって区画された複数の領域に対応する位置に形成され上面に開口する複数の吸引孔と、該複数の貫通溝と交差しない位置に形成され該複数の吸引孔と連通する吸引経路と、を備えている」被加工物保持治具が提案されている(例えば、特許文献1の段落〔0008〕、図5〜図9参照)。
特開2005−305573号公報
しかしながら、特許文献1に開示された第1の被加工物保持治具9aでは、次のような課題が発生する。特許文献1の図5〜図9に示されるように、第1の被加工物保持治具9aは、第1の治具プレート91aと第2の治具プレート92aおよび第1の柔軟シート93aによって構成される。
第1の治具プレート91aの上面には、CSP基板10の第1の分割予定ライン101と対応する第1の貫通溝911aと、該第1の貫通溝911aの一端および他端において隣接する第1の貫通溝911aを交互に連通する第2の貫通溝912aが形成されている。互いに隣接する第1の貫通溝911aと第1の貫通溝911aとの間にそれぞれ上方を開放した吸引溝913a、914aが交互に形成されているとともに、吸引溝913a、914aにおいて上側および下側に長手方向に延びる吸引通路915a、915aが設けられている。
第2の治具プレート92aには、上記第1の治具プレート91aに形成された第1の貫通溝911aおよび第2の貫通溝912aと対応する第1の貫通溝921aおよび第2の貫通溝922aが形成されている。また、第2の治具プレート92aには、互いに隣接する第1の貫通溝921aと第1の貫通溝921aとの間に上記第1の治具プレート91aに設けられた吸引溝914aと連通する複数の吸引孔923aが設けられている。
第1の柔軟シート93aには、上記第2の治具プレート92aに形成された第1の貫通溝921aおよび第2の貫通溝922a対応する第1の貫通溝931aおよび第2の貫通溝932aが形成されている。この第1の柔軟シート93aには、互いに隣接する第1の貫通溝931aと第1の貫通溝931aとの間に上記第2の治具プレート92aに形成された複数の吸引孔923aと対応する複数の吸引孔933aが設けられている。
このような第1の被加工物保持治具9aにおいては、第1の治具プレート91aと第2の治具プレート92aおよび第1の柔軟シート93aにそれぞれ対応する貫通溝が形成される。更に、第1の治具プレート91aの吸引溝に連通する吸引孔が第2の治具プレート92aおよび第1の柔軟シート93aにそれぞれ形成される。したがって、第1の被加工物保持治具9aの構成が非常に複雑であり、保持治具を作製することが難しく作製する費用も高くなる。
本発明は上記の課題を解決するもので、切断装置において、製品が小さくなった場合でも、製品が吸着治具からずれたり飛んだりすることがなく、安定して製品を個片化することができる切断装置及び切断方法並びに吸着機構及びこれを用いる装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る切断装置は、複数の切断線によって囲まれる複数の領域を有する被切断物が載置されるテーブルと、被切断物を吸引する吸引機構と、被切断物を切断する切断手段と、テーブルと切断手段とを相対的に移動させる移動機構とを備え、被切断物を個片化して複数の領域のそれぞれに対応する複数の製品を製造する際に使用される切断装置であって、テーブルが有する基台と、基台の上に取り付けられた吸着治具と、吸着治具に設けられ複数の領域にそれぞれ対応する複数の突起と、複数の突起のそれぞれにおける上面から吸着治具の底面まで貫通する複数の吸着孔と、基台において吸着治具の下に設けられた第1の支持部と、第1の支持部に設けられ複数の吸着孔に連通する複数の第1の貫通穴と、基台において第1の支持部の下に設けられた第2の支持部と、第2の支持部に設けられ複数の第1の貫通穴に連通する複数の第2の貫通穴と、基台に設けられ複数の第2の貫通穴と吸引機構とにつながる1又は複数の空間とを少なくとも備え、複数の第1の貫通穴の平面積は複数の吸着孔の平面積よりも大きく、複数の第2の貫通穴の平面積は複数の第1の貫通穴の平面積よりも大きく、少なくとも1又は複数の空間と複数の第2の貫通穴と複数の第1の貫通穴と複数の吸着孔とを順次経由して吸引機構が被切断物又は複数の製品を吸引することによって、被切断物又は複数の製品が吸着治具に吸着されることを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、複数の第1の貫通穴がそれぞれ有する平面積は複数の製品がそれぞれ有する平面積よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、第2の支持部は、複数の第2の貫通穴をそれぞれ構成する側壁に設けられ複数の第2の貫通穴同士を連通する連通穴を有することを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、基台において第1の支持部と第2の支持部との間に設けられた第3の支持部と、第3の支持部に設けられ複数の第1の貫通穴と複数の第2の貫通穴とに連通する複数の第3の貫通穴とを備え、複数の第3の貫通穴の平面積は複数の第1の貫通穴の平面積よりも大きく、かつ、複数の第2の貫通穴の平面積よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、第1の支持部はハニカム構造を有することを特徴とする。
また、本発明に係る切断装置は、上述の切断装置において、吸着治具は基台に対して着脱可能であることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る切断方法は、複数の切断線によって囲まれる複数の領域を有する被切断物をテーブルに載置する工程と、被切断物をテーブルに吸引する工程と、テーブルと切断手段とを相対的に移動させる工程と、テーブルと切断手段とを相対的に移動させることによって切断手段を使用して被切断物を切断する工程とを備えた切断方法であって、複数の領域にそれぞれ対応する複数の突起を有する吸着治具を基台の上に取り付けてテーブルを準備する工程と、基台において該基台に設けられた1又は複数の空間につながる複数の第2貫通穴を有する第2の支持部を設ける工程と、基台において第2の支持部の上に複数の第1の貫通穴を有する第1の支持部を設ける工程と、第1の支持部の上に複数の突起のそれぞれにおける上面から底面まで貫通する複数の吸着孔が形成された吸着治具を配置する工程とを備え、第1の支持部を設ける工程では、複数の第1の貫通穴の平面積よりも大きい平面積を有する複数の第2貫通穴と複数の第1の貫通穴とが連通し、吸着治具を配置する工程では、複数の吸着孔の平面積よりも大きい平面積を有する複数の第1の貫通穴と複数の吸着孔とが連通し、吸引する工程では、少なくとも1又は複数の空間と複数の第2の貫通穴と複数の第1の貫通穴と複数の吸着孔とを順次経由して被切断物又は複数の製品を吸引することによって、被切断物又は複数の製品を吸着治具に吸着することを特徴とする。
また、本発明に係る切断方法は、上述の切断方法において、複数の第1の貫通穴がそれぞれ有する平面積は複数の製品がそれぞれ有する平面積よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明に係る切断方法は、上述の切断方法において、第2の支持部は、複数の第2の貫通穴をそれぞれ構成する側壁に設けられ複数の第2の貫通穴同士を連通する連通穴を有することを特徴とする。
また、本発明に係る切断方法は、上述の切断方法において、基台において第2の支持部の上に複数の第3の貫通穴を有する第3の支持部を設ける工程を備え、第3の支持部を設ける工程では、複数の第1の貫通穴の平面積よりも大きく、かつ、複数の第2の貫通穴の平面積よりも小さい平面積を有する複数の第3貫通穴が複数の第1の貫通穴と複数の第2の貫通穴とに連通することを特徴とする。
また、本発明に係る切断方法は、上述の切断方法において、第1の支持部はハニカム構造を有することを特徴とする。
また、本発明に係る切断方法は、上述の切断方法において、吸着治具は基台に対して着脱可能であることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る吸着機構は、複数の対象物を吸着するテーブルを備えた吸着機構であって、テーブルが有する基台と、基台の上に取り付けられた吸着治具と、吸着治具に設けられ複数の対象物にそれぞれ対応する複数の突起と、複数の突起のそれぞれにおける上面から吸着治具の底面まで貫通する複数の吸着孔と、基台において吸着治具の下に設けられた第1の支持部と、第1の支持部に設けられ複数の吸着孔に連通する複数の第1の貫通穴と、基台において第1の支持部の下に設けられた第2の支持部と、第2の支持部に設けられ複数の第1の貫通穴に連通する複数の第2の貫通穴と、基台に設けられ複数の第2の貫通穴につながり、かつ、吸引機構につながることができる1又は複数の空間とを少なくとも備え、複数の第1の貫通穴の平面積は複数の吸着孔の平面積よりも大きく、複数の第2の貫通穴の平面積は複数の第1の貫通穴の平面積よりも大きく、少なくとも1又は複数の空間と複数の第2の貫通穴と複数の第1の貫通穴と複数の吸着孔とを順次経由して複数の対象物が吸引されることによって、複数の対象物が吸着治具に吸着されることを特徴とする。
また、本発明に係る吸着機構は、上述の吸着機構において、複数の第1の貫通穴がそれぞれ有する平面積は複数の対象物がそれぞれ有する平面積よりも小さいことを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る装置は、複数の対象物を吸着するテーブルと、該テーブルを有する吸着機構と、複数の対象物を吸引する吸引機構とを備えた装置であって、テーブルは、基台と、基台の上に取り付けられた吸着治具と、吸着治具に設けられ複数の対象物にそれぞれ対応する複数の突起と、複数の突起のそれぞれにおける上面から吸着治具の底面まで貫通する複数の吸着孔と、基台において吸着治具の下に設けられた第1の支持部と、第1の支持部に設けられ複数の吸着孔に連通する複数の第1の貫通穴と、基台において第1の支持部の下に設けられた第2の支持部と、第2の支持部に設けられ複数の第1の貫通穴に連通する複数の第2の貫通穴と、基台に設けられ複数の第2の貫通穴と吸引機構とにつながる1又は複数の空間とを少なくとも備え、複数の第1の貫通穴の平面積は複数の吸着孔の平面積よりも大きく、複数の第2の貫通穴の平面積は複数の第1の貫通穴の平面積よりも大きく、少なくとも1又は複数の空間と複数の第2の貫通穴と複数の第1の貫通穴と複数の吸着孔とを順次経由して複数の対象物が吸引されることによって、複数の対象物が吸着治具に吸着されることを特徴とする。
また、本発明に係る装置は、上述の装置において、複数の第1の貫通穴がそれぞれ有する平面積は複数の対象物がそれぞれ有する平面積よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、切断装置において、複数の切断線によって囲まれる複数の領域を有する被切断物が載置されるテーブルと、被切断物を吸引する吸引機構と、被切断物を切断する切断手段と、テーブルと切断手段とを相対的に移動させる移動機構とを備える。テーブルは基台と該基台の上に取り付けられた吸着治具とを備える。テーブルにおいて、吸着治具に設けられた複数の吸着孔と第1の支持部に設けられた複数の第1の貫通穴と第2の支持部に設けられ複数の第2の貫通穴と基台に設けられた1又は複数の空間とを連通させる。吸引機構によって、1又は複数の空間と複数の第2の貫通穴と複数の第1の貫通穴と複数の吸着孔とを順次経由して被切断物又は複数の製品を吸引する。このような吸引通路を構成することによって、テーブルにおける配管抵抗を小さくして吸着力を大きくする。したがって、製品が吸着治具からずれたり飛んだりすることを防止できる。
本発明に係る切断装置の実施例1において使用される封止済基板を示す概観図であり、図1(a)は基板側から見た平面図、図1(b)は正面図である。 図1に示された封止済基板に対応する切断用テーブルを示す概観図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は、図2(a)のA−A線から見た概略断面図である。 図2に示されたハニカムプレートを示す平面図であり、図3(a)はハニカムプレート21の平面図、図3(b)はハニカムプレート19の平面図である。 図2に示されたハニカムプレートを示す斜視図であり、図4(a)はハニカムプレート21の斜視図、図4(b)はハニカムプレート19の斜視図、図4(c)はハニカムプレート19の変形例を示す斜視図である。 図2に示された切断用テーブルの吸着治具に封止済基板を吸着する状態を示す概略断面図である。 本発明に係る切断装置の実施例2において、切断用テーブルを示す概略図であり、図6(a)は、図2(a)のA−A線から見た概略断面図、図6(b)は、基台に設けられた支持部材を示す平面図、図6(c)は、図6(b)で示された支持部材の斜視図である。 本発明に係る切断装置の実施例3において、切断装置の概要を示す平面図である。
図2に示されるように、切断装置において、基台8の上に吸着治具9を取り付けて切断用テーブル7を構成する。吸着治具9には、封止済基板1の各領域6又は個片化された製品を吸着する吸着孔11を設ける。吸着治具9の厚さを薄くし、吸着孔11の長さを短くする。基台8には、複数の貫通穴18を有するハニカムプレート19と複数の貫通穴20を有するハニカムプレート21とを積層して設ける。切断用テーブル7における吸引通路として、吸着孔11と貫通穴20と貫通穴18と空間16とを順次連通させる。基台8にハニカムプレート21、19を設けることによって、基台8における配管抵抗を非常に小さくすることができる。したがって、切断用テーブル7における配管抵抗を小さくすることができるので、個片化された製品を吸着する吸着力を大きくすることができる。したがって、封止済基板1を個片化する際に、個片化された製品が切削水が噴射されることによって吸着治具9からずれたり飛んだりすることを、防ぐことができる。
本発明に係る切断装置の実施例1について、図1〜図5を参照して説明する。本出願書類におけるいずれの図についても、わかりやすくするために、適宜省略し又は誇張して模式的に描かれている。同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図1に示されるように、封止済基板1は、プリント基板やリードフレームなどからなる基板2と、基板2が有する複数の領域に装着された複数のチップ状部品(図示なし)と、複数の領域が一括して覆われるようにして形成された封止樹脂3とを有する。封止済基板1は、最終的に切断されて個片化される被切断物である。
図1(a)に示されるように、封止済基板1には、短手方向に沿う複数の第1の切断線4と長手方向に沿う複数の第2の切断線5とがそれぞれ仮想的に設定される。複数の第1の切断線4と複数の第2の切断線5とによって囲まれた複数の領域6が、個片化されることによってそれぞれ製品になる。図1(a)においては、例えば、6本の第1の切断線4が設定され、3本の第2の切断線5が設定される。したがって、短手方向に沿って2個及び長手方向に沿って5個の領域6が形成され、合計で10個の領域6が格子状に形成される。それぞれの領域6が製品に相当する。封止済基板1に形成される領域6は、個片化される製品のサイズや数によって任意に設定される。図1においては、一辺がL1の長さを有する正方形の領域6を示す。言い換えれば、短手方向に沿う第1の切断線4同士の間の距離及び長手方向に沿う第2の切断線5同士の間の距離は、どちらも長さL1に設定される。
図2に示されるように、切断用テーブル7は、切断装置において封止済基板1を切断して個片化するためのテーブルである。切断用テーブル7は、例えば、金属からなる基台8と基台8の上に取り付けられる吸着治具9とを備える。吸着治具9は、例えば、シリコーン系樹脂やフッ素系樹脂などによって形成されることが好ましい。吸着治具9には、封止済基板1における複数の領域6(図1参照)をそれぞれ吸着して保持する複数の台地状の突起10が設けられる。複数の突起10には、各突起10の上面から吸着治具9の底面まで貫通する吸着孔11がそれぞれ設けられる。吸着孔11の配管抵抗を小さくするためには、吸着孔11の径を大きく、かつ、吸着孔11の長さを短くすることが望ましい。
図2(a)に示されるように、図1に示された封止済基板1の最も端の切断線を除いて、複数の第1の切断線4及び中央の第2の切断線5に対応するように、突起10同士の間に複数の第1の切断溝12及び第2の切断溝13がそれぞれ設けられる。吸着治具9の短手方向に沿って4本の第1の切断溝12が、吸着治具9の長手方向に沿って1本の第2の切断溝13が、それぞれ形成される。封止済基板1の最も端に設定された第1の切断線4及び第2の切断線5に対しては、吸着治具9において最も端に形成された突起10の外側の空間が切断溝と同じ効果を有する。
図2(b)に示されるように、切断用テーブル7において、基台8は、上面に設けられた開口と、側壁14と底面15とによって囲まれる空間16とを有する。基台8の側壁14には内側に向かって突出する張り出し部17が内壁に沿って設けられる。張り出し部17の上には、切断用テーブル7を支持する支持部として、例えば、ハニカム状に形成された複数の貫通穴18を有するハニカムプレート19が設けられる。ハニカムとは正六角形の貫通穴を有する正六角柱を隙間なく並べた蜂の巣状の構造である。ハニカムプレート19の上には、切断用テーブル7を支持する支持部として、更にハニカム状に形成された複数の貫通穴20を有するハニカムプレート21が設けられる。この場合には、基台8の内部において下から順にハニカムプレート19とハニカムプレート21とが積層して設けられる。ハニカムプレート21に形成される複数の貫通穴20の開口は、ハニカムプレート19に形成される複数の貫通穴18の開口よりも小さく形成される。ハニカムプレート19の下には、側壁14と底面15とによって囲まれた空間16が残る。したがって、基台8において、ハニカムプレート21の複数の貫通穴20とハニカムプレート19の複数の貫通穴18とハニカムプレート19の下の空間16とが上から順に連通する。
ハニカムプレート21の上端の位置は、基台8の上面の位置に一致するようにして配置される。したがって、ハニカムプレート21及びハニカムプレート19の高さに対応して、張り出し部17を設ける位置が決められる。張り出し部17によって、ハニカムプレート19及びハニカムプレート21を基台8に保持することができる。
基台8及びハニカムプレート21の上には、吸着治具9が取り付けられる。基台8及びハニカムプレート21の上に吸着治具9を取り付けることによって、切断用テーブル7が構成される。この状態において、吸着治具9に設けられた複数の吸着孔11とハニカムプレート21に設けられた複数の貫通穴20とハニカムプレート19に設けられた複数の貫
通穴18と基台8に設けられた空間16とが上から順に連通する。吸着治具9は基台8に対して着脱可能である。
基台8の底面15の中央付近には吸引口22が設けられる。吸引口22は、配管23を介して、吸引機構である真空ポンプ24に接続される。配管23は、例えば、柔軟性を有するナイロンチューブなどを使用することが好ましい。真空ポンプ24を使用して封止済基板1を吸引することによって、切断用テーブル7に載置された封止済基板1が吸着治具9に吸着される。具体的には、真空ポンプ24によって、配管23と吸引口22と空間16と複数の貫通穴18と複数の貫通穴20と複数の吸着孔11とを順次経由して、吸着治具9の上に載置された封止済基板1が吸着治具9に吸着される。真空ポンプ24に代えて、大容量の減圧タンクを使用してもよい。
吸着治具9の複数の突起10に形成されるそれぞれ吸着孔11の径は、製品のサイズに対応して決められる。製品が小さくなれば、吸着孔11の径も小さくなる。例えば、一辺が1.5mm〜2.0mm程度のサイズを有する製品であれば、吸着孔11の径は0.6mm〜1.2mm程度に形成される。吸着孔11の径が小さくなると、吸着孔11における配管抵抗が大きくなるので、製品を吸着する吸着力が小さくなる。本実施例においては、吸着孔11の径が小さくなることによって吸着力が小さくなることを、吸着孔11の長さを短くすることによって抑制する。言い換えれば、吸着治具9の厚さを薄くすることによって、吸着孔11における配管抵抗が大きくなることを抑制する。
図3(a)及び(b)に、ハニカムプレート21及びハニカムプレート19が、基台8に設けられた状態を示す。前述したように、ハニカムとは正六角形の貫通穴を有する正六角柱を隙間なく並べた蜂の巣状の構造である。例えば、板状の部材に正六角形の貫通穴を開ければ、強度をあまり損なわずにハニカムプレートを形成することができる。正六角形の貫通穴の数をどんどん増やせば、最終的には側壁を有する正六角形の貫通穴の集合体が残る。ハニカム構造における正六角形の貫通穴の開口を小さくすればハニカムプレートの強度を大きくすることができる。
図3に示されるように、基台8の開口を埋め尽くすようにハニカムプレート21の複数の貫通穴20及びハニカムプレート19の複数の貫通穴18がそれぞれ形成される。ハニカムプレート21、19を平面視すると、ハニカムプレート21、19の平面積は、大半が複数の貫通穴20、18の平面積の集合で占められる。したがって、ハニカムプレート21、19においては、面積の大半が空間によって占められるので配管抵抗を非常に小さくすることができる。
図3においては、ハニカムプレート21の貫通穴20の中心間距離がL2、ハニカムプレート19の貫通穴18の中心間距離がL3にそれぞれ設定される。この場合にはL2<L3となるように貫通穴20及び貫通穴18の中心間距離が決められる。例えば、L2として1.0mm〜2.0mm、L3として8.0mm〜12.0mm程度の距離に設定される。ハニカムプレート21に形成される貫通穴20の平面積は、封止済基板1に設定された領域6(図1(a)参照)、すなわち、製品の平面積より小さく形成される。したがって、製品の一辺の長さL1に対応してL2<L1となるように貫通穴20の大きさが決められる。ハニカムプレート21に形成される貫通穴20の大きさを小さくして、ハニカムプレート21の強度を大きくしている。
基台8に設けられるハニカムプレート21の貫通穴20の平面積は、製品の平面積より小さく、吸着孔11の平面積より大きく形成される。ハニカムプレート19の貫通穴18の平面積は、ハニカムプレート21の貫通穴20の平面積よりも大きく形成される。ハニカムプレート19の下の空間16は基台8自体の開口と同じ大きさである。したがって、切断用テーブル7においては、封止済基板1を吸着する吸着孔11、それぞれ基台8におけるハニカムプレート21の貫通穴20、ハニカムプレート19の貫通穴18、空間16の順に開口が大きくなる。吸着孔11の径に比べて、貫通穴20、貫通穴18、空間16の開口は大きい。したがって、切断用テーブル7における配管抵抗は大半が吸着孔11における配管抵抗が占めることになる。本実施例においては、吸着孔11の長さを短くして吸着治具9における配管抵抗を小さくしている。基台8に上から順にハニカムプレート21、19を設けることによって、基台8における配管抵抗を非常に小さくしている。したがって、切断用テーブル7における配管抵抗を小さくすることができるので、封止済基板1又は個片化された製品を吸着する吸着力を大きくすることができる。
図4(a)、(b)、(c)は、それぞれハニカムプレート21、ハニカムプレート19及びハニカムプレート19の変形例を示す斜視図である。例えば、図4(b)に示されるように、ハニカムプレート19の1つの貫通穴18を構成するそれぞれの側壁25は、隣り合うそれぞれの貫通穴18の側壁25と接続される。貫通穴18の大きさ、貫通穴18の深さ、及び貫通穴18を構成するそれぞれの側壁25の厚さは、求められる強度などに応じて任意に決めることができる。
図4(c)は、ハニカムプレート19の変形例を示す。図4(c)に示されるように、貫通穴18を構成するそれぞれの側壁25の下部に、貫通穴18同士を連通する連通穴26を設けることができる。各連通穴26はそれぞれ側壁25の最下部に設けられることが好ましい。各連通穴26を設けることによって、ハニカムプレート19の貫通穴18内において吸引される空気の流れをより均一にすることができる。
図5を参照して、封止済基板1を切断用テーブル7に吸着する動作を説明する。まず、封止済基板1の各領域6(図1(a)参照)が吸着治具9のそれぞれの突起10の上に対応するように、封止済基板1を吸着治具9の上に載置する。この状態で、吸着治具9の複数の切断溝12及び切断溝13の上に、封止済基板1の複数の切断線4及び切断線5がそれぞれ位置する。
次に、真空ポンプ24を使用して封止済基板1を吸引する。封止済基板1を吸引することによって、切断用テーブル7と封止済基板1とによって密閉された空間内の空気が、真空ポンプ24によって吸引される。図5においては、吸引される空気は太い破線の矢印によって仮想的に示される。例えば、図5に示されるように、吸着治具9の吸着孔11a内に滞留していた空気27aは、吸着孔11aからその下の貫通穴20とその下の貫通穴18とをそれぞれ経由して空間16に移送される。同様に、吸着孔11b内に滞留していた空気27bは、吸着孔11bからその下の貫通穴20とその下の貫通穴18とをそれぞれ経由して空間16に移送される。同様に、吸着孔11c内に滞留していた空気27cは、吸着孔11cからその下の貫通穴20とその下の貫通穴18とをそれぞれ経由して空間16に移送される。複数の吸着孔11内に滞留していた空気は、それぞれの吸着孔11からその下に配置された貫通穴20とその下に配置された貫通穴18とをそれぞれ経由して空間16に移送される。
封止済基板1を吸引することによって、ハニカムプレート21の複数の貫通穴20内に滞留していた空気及びハニカムプレート19の複数の貫通穴18内に滞留していた空気も空間16に移送される。空間16に移送された空気は、基台8の底面15に設けられた吸引口22から配管23を経由して真空ポンプ24によって吸引されて排出される。切断用テーブル7に取り付けられた吸着治具9に封止済基板1を吸着する。
本実施例によれば、切断装置において、基台8の上に吸着治具9を取り付けて切断用テーブル7を構成する。吸着治具9には、封止済基板1の各領域6又は個片化された製品を吸着する吸着孔11を設ける。吸着治具9の厚さを薄くし、吸着孔11の長さを短くすることによって、吸着治具9における配管抵抗を小さくすることができる。基台8には、複数の貫通穴18を有するハニカムプレート19と複数の貫通穴20を有するハニカムプレート21とを積層して設ける。したがって、切断用テーブル7における吸引通路として、吸着孔11と貫通穴20と貫通穴18と空間16とが順次連通する。吸着孔11と貫通穴20と貫通穴18とがそれぞれ有する開口は、吸着孔11、貫通穴20、貫通穴18の順に大きい。基台8にハニカムプレート21、19を設けることによって、基台8における配管抵抗を非常に小さくすることができる。したがって、切断用テーブル7において、配管抵抗は大半が吸着治具9における配管抵抗が占めるので、切断用テーブル7全体における配管抵抗を小さくすることができる。切断用テーブル7における配管抵抗を小さくすることができるので、個片化された製品を吸着する吸着力を大きくすることができる。したがって、封止済基板1を個片化することによって製品を製造する際に、切削水が噴射されることに起因して製品が吸着治具9からずれたり飛んだりすることを、防ぐことができる。
また、本実施例によれば、切断用テーブル7における配管抵抗を小さくして、封止済基板1又は個片化された製品を吸着する吸着力を大きくしている。例えば、反りのある封止済基板1を個片化する場合には、個片化した瞬間に、反りの影響によって吸着治具9の吸着孔11と製品との間にわずかな隙間ができて吸着孔11に空気が流入することがある。空気が流入すると個片化された製品の位置ずれが発生する。本実施例では、製品を吸着する吸着力を大きくしているので、空気が流入しても瞬時に製品を吸着して空気の流入を防ぐことができる。したがって、反りのある封止済基板1を個片化した場合であっても、個片化された製品が位置ずれすることを防ぐことができる。
また、本実施例によれば、切断用テーブル7における配管抵抗を小さくするために、吸着治具9の厚さを薄くして、吸着孔11における配管抵抗を小さくしている。吸着治具9の厚さを薄くすると、封止済基板1を吸引することによって吸着治具9の中央付近に下に凸の変形が発生しやすくなる。本実施例では、吸着治具9の下に開口が小さい複数の貫通穴20を有するハニカムプレート21を設ける。このハニカムプレート21は、開口が小さい貫通穴20を有する正六角柱の集合体なので、大きい強度を有する。したがって、ハニカムプレート21を吸着治具9の直下において吸着治具9に接して設けることによって、封止済基板1を吸着した場合であっても吸着治具9が変形することを防ぐことができる。
また、本実施例によれば、吸着治具9を基台8の上に取り付けて、切断用テーブル7を構成する。切断用テーブル7において、吸着治具9を着脱することができ、製品のサイズや数に対応して吸着治具9を交換することができる。基台8には、開口が大きい貫通穴18を有するハニカムプレート19の上に開口が小さい貫通穴20を有するハニカムプレート21を積層して設ける。この2層のハニカムプレート21及び19にそれぞれ設けられた貫通穴20及び18を組み合わせて吸引通路が形成される。したがって、製品のサイズや数に関係なく、ハニカムプレート19、21を設けた基台8を、ハニカムプレート21の貫通穴20よりも大きいサイズ有する製品のすべてに対して共通化することができる。切断用テーブル7においては、基台8を共通化して製品に応じた吸着治具9のみを作製すればよい。
一辺が2mm以下のサイズを有する製品であれば、1枚の封止済基板から4000〜6000個の製品が製造される。したがって、従来の切断テーブル7においては、吸着治具9には吸着孔11を4000〜6000個、基台8には吸引通路を4000〜6000個設けなければならない。本実施例においては、ハニカムプレート19、21を設けて基台8を共通化する。したがって、基台8に製品と同じ数だけの吸引通路を設ける必要がなくなる。切断装置において、製品に対応して切断用テーブル7の基台8を作製する必要がなくなるので、切断用テーブル7を作製する費用を安くすることができる。また、吸着治具9の交換だけで異なるサイズの製品に対応できるので、切断装置の作業効率や生産性を向上することができる。
図6を参照して、本発明に係る切断装置の実施例2を説明する。実施例1との違いは、切断用テーブル7の基台8において、ハニカムプレート19及びハニカムプレート21を保持する張り出し部17の代わりに支持部材28を設けることである。支持部材28の上にハニカムプレート19及びハニカムプレート21を保持することによって、基台8を構成する。それ以外の構成は実施例1と同じであるので、説明を省略する。封止済基板1を吸着する動作についても実施例1と同じである。
図6に示されるように、支持部材28は、外周枠28aと外周枠28aの長辺2辺を接続する1本又は複数本(図では2本)の中間体28bと外周枠28a及び中間体28bを支える複数本(図では8本)の支柱28cとを備える。外周枠28a、中間体28b、支柱28cは、それぞれ角材状又は板状の形状からなる。支持部材28は、基台8の空間16内に固定される。支持部材28の上に、ハニカムプレート19及びハニカムプレート21が保持される。図6(b)に示されるように、平面視して外周枠28aと2本の中間体28bとによって、空間16が3つの空間16a、16b、16cとに分割される。支持部材28を設けることによって、切断用テーブル7が大きくなった場合でも、支持部材28の上にハニカムプレート19及びハニカムプレート21を安定して支持することができる。
図6においては、外周枠28aの長辺2辺を接続する2本の中間体28bを設けて、空間16を3つの空間16a、16b、16cとに分割した。これに限らず、外周枠28aの長辺2辺を接続する中間体28bを3本以上設けて、空間16を4つ以上の空間に分割することもできる。また、支持部材28における中間体28bを格子状に設けて、空間16を格子状の空間に分割するようにしてもよい。
本実施例によれば、切断用テーブル7の基台8に支持部材28を設ける。支持部材28の上にハニカムプレート19及びハニカムプレート21を配置することによって、ハニカムプレート19及びハニカムプレート21をより強固に支持することができる。したがって、封止済基板1が大面積になった場合でも、ハニカムプレート19、21によって安定して切断用テーブル7を支持することができる。
図7を参照して、本発明に係る切断装置の実施例3を説明する。図7に示される切断装置29は、被切断物を複数の製品に個片化する。切断装置29は、基板供給ユニットAと基板切断ユニットBと検査ユニットCと収容ユニットDとを、それぞれ構成要素(モジュール)として有する。各構成要素(各ユニットA〜D)は、それぞれ他の構成要素に対して着脱可能かつ交換可能である。
基板供給ユニットAには基板供給機構30が設けられる。被切断物に相当する封止済基板1が、基板供給機構30から搬出され、搬送機構(図示なし)によって基板切断ユニットBに搬送される。封止済基板1(例えば、BGA方式の封止済基板)は、基板2側の面(図1参照)を上にして基板切断ユニットBに搬送される。
切断装置29は、シングルカットテーブル方式の切断装置である。したがって、基板切断ユニットBには、本発明を適用した1個の切断用テーブル7が設けられる。切断用テーブル7は、移動機構31によって図のY方向に移動可能であり、かつ、回転機構32によってθ方向に回動可能である。切断用テーブル7の上には封止済基板1が載置されて吸着される。基板切断ユニットBは、基板載置部33と基板切断部34とを有する。
基板載置部33には、アライメント用のカメラ35が設けられる。カメラ35は、基板載置部33において独立してX方向に移動可能である。封止済基板1は、カメラ35によってアライメントマークが検出され、複数の第1の切断線4と複数の第2の切断線5とが設定される(図1(a)参照)。
基板切断部34には、切断手段として2個のスピンドル36A、36Bが設けられる。切断装置29は、ツインスピンドル構成の切断装置である。2個のスピンドル36A、36Bは、独立してX方向に移動可能である。2個のスピンドル36A、36Bには、それぞれ回転刃37A、37Bが設けられる。これらの回転刃37A、37Bは、それぞれY方向とZ方向とを含む面内において回転することによって封止済基板1を切断する。
各スピンドル36A、36Bには、高速回転する回転刃37A、37Bによって発生する摩擦熱を抑えるために切削水を噴射する切削水供給用ノズル(図示なし)が設けられる。切削水は回転刃37A、37Bが封止済基板1を切断する被加工点に向かって噴射される。切断用テーブル7とスピンドル36A、36Bとを相対的に移動させることによって封止済基板1を切断する。
検査ユニットCには検査用ステージ38が設けられる。封止済基板1を切断して個片化された複数の製品Pからなる集合体39は、検査用ステージ38に一括して移載される。検査用ステージ38はX方向に移動可能であり、かつ、Y方向を軸にして回転できるように構成される。個片化された複数の製品Pからなる集合体39は、封止樹脂3側の面及び基板2側の面(図1参照)を検査用のカメラ40によって検査されて、良品と不良品とに選別される。検査済みの製品Pからなる集合体39は、インデックステーブル41に移載される。検査ユニットCには、インデックステーブル41に配置された製品Pをトレイに移送するため複数の移送機構42が設けられる。
収容ユニットDには良品を収容する良品用トレイ43と不良品を収容する不良品用トレイ44とが設けられる。移送機構42によって良品と不良品とに選別された製品Pが各トレイ43、44に収容される。図7においては、各トレイ43、44を1個のみ示しているが、各トレイ43、44は複数個収容ユニットD内に設けられる。
なお、本実施例においては、切断装置29の動作や切断条件などを設定して制御する制御部CTLを基板供給ユニットA内に設けた。これに限らず、制御部CTLを他のユニット内に設けてもよい。
本実施例においては、シングルカットテーブル方式であってツインスピンドル構成の切断装置29を説明した。これに限らず、ツインカットテーブル方式であってツインスピンドル構成の切断装置やシングルカットテーブル方式であってシングルスピンドル構成の切断装置などにおいても、本発明を適用できる。
なお、各実施例においては、切断用テーブル7の基台8に、開口が大きい貫通穴18を有するハニカムプレート19と開口が小さい貫通穴20を有するハニカムプレート21とを2層に積層して設けた。これに限らず、ハニカムプレート19とハニカムプレート21との間に、貫通穴18より小さく、かつ貫通穴20より大きい開口を有するハニカムプレートを更に設けて3層に積層することができる。基台8にハニカムプレートを2層又は3層に積層して切断用テーブル7を構成することができる。さらに、最下層のハニカムプレートには、貫通穴同士を連通する連通穴をそれぞれ側壁の下部に設けることができる。
また、各実施例においては、切断用テーブル7の基台8に、支持部としてそれぞれ正六角形の貫通穴18、20を有するハニカムプレート19、21を積層して設けた。これに限らず、三角形、四角形、五角形、七角形以上の多角形、又は円状の複数の貫通穴を有するプレートを基台8に支持部として設けることができる。
また、各実施例においては、切断用テーブル7において複数の突起10を有する吸着治具9を用いる場合を説明した。これに限らず、例えば、収容テーブルとして複数の凹部を有する吸着治具を用いる場合や検査テーブルとして平坦な面を有する吸着治具を用いる場合にも本発明の基台8を適用することができる。どちらの場合においても、ハニカムプレート19、21を設けた基台8を共通化して使用することができ、基台8に製品と同じ数だけの吸引通路を設ける必要がなくなる。したがって、製品に対応して吸着治具のみを交換すればよい。
また、各実施例においては、被切断物としてチップ状の素子を含む封止済基板1を切断する場合を示した。これに限らず、封止済基板1以外の被切断物として、次の被切断物を切断して個片化する場合に本発明を適用できる。第1に、シリコン、化合物半導体からなる半導体ウェーハを個片化する場合である。第2に、抵抗体、コンデンサ、センサなどの回路素子が作り込まれたセラミックス基板などを個片化してチップ抵抗、チップコンデンサ、チップ型のセンサなどの製品を製造する場合である。これら2つの場合には、半導体ウェーハ、セラミックス基板などが、複数の領域にそれぞれ対応する回路素子が作りこまれた基板に該当する。第3に、樹脂成形品を個片化して、レンズ、光学モジュール、導光板などの光学部品を製造する場合である。第4に、樹脂成形品を個片化して、一般的な成形製品を製造する場合である。上述した4つの場合を含む様々な場合において、ここまで説明した内容を適用できる。
切断手段として、回転刃に代えて、ワイヤソー又はバンドソーを使用する場合においても、ここまで説明した内容を適用できる。これらの場合には、ワイヤソー又はバンドソーを被切断物に対して平行に走行させる。
加えて、図2、5、6に示された切断用テーブル7に対応する構成要素(切断溝12、13の有無を問わない)を含む吸着機構であって複数の製品を吸着する吸着機構を対象にして、本発明を適用できる。本発明に係る吸着機構が使用される装置としては、切断装置以外に、組立装置、搬送装置、測定装置、検査装置などが挙げられる。これらの装置においては、吸着する対象物には半製品が含まれる。
本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意にかつ適宜に組み合わせ、変更し、又は選択して採用できるものである。
1 封止済基板(被切断物)
2 基板
3 封止樹脂
4 第1の切断線(切断線)
5 第2の切断線(切断線)
6 領域
7 切断用テーブル(テーブル)
8 基台
9 吸着治具
10 突起
11、11a、11b、11c 吸着孔
12 第1の切断溝
13 第2の切断溝
14 側壁
15 底面
16、16a、16b、16c 空間
17 張り出し部
18 貫通穴(第2の貫通穴)
19 ハニカムプレート(第2の支持部)
20 貫通穴(第1の貫通穴)
21 ハニカムプレート(第1の支持部)
22 吸引口
23 配管
24 真空ポンプ(吸引機構)
25 側壁
26 連通穴
27a、27b、27c 空気
28 支持部材
28a 外周枠
28b 中間体
28c 支柱
29 切断装置
30 基板供給機構
31 移動機構
32 回転機構
33 基板載置部
34 基板切断部
35 アライメント用のカメラ
36A、36B スピンドル(切断手段)
37A、37B 回転刃
38 検査用ステージ
39 複数の製品Pからなる集合体
40 検査用のカメラ
41 インデックステーブル
42 移送機構
43 良品用トレイ
44 不良品用トレイ
L1 領域の一辺の長さ
L2 貫通穴の中心間距離
L3 貫通穴の中心間距離
A 基板供給ユニット
B 基板切断ユニット
C 検査ユニット
D 収容ユニット
P 製品
CTL 制御部

Claims (16)

  1. 複数の切断線によって囲まれる複数の領域を有する被切断物が載置されるテーブルと、前記被切断物を吸引する吸引機構と、前記被切断物を切断する切断手段と、前記テーブルと前記切断手段とを相対的に移動させる移動機構とを備え、前記被切断物を個片化して前記複数の領域のそれぞれに対応する複数の製品を製造する際に使用される切断装置であって、
    前記テーブルが有する基台と、
    前記基台の上に取り付けられた吸着治具と、
    前記吸着治具に設けられ前記複数の領域にそれぞれ対応する複数の突起と、
    前記複数の突起のそれぞれにおける上面から前記吸着治具の底面まで貫通する複数の吸着孔と、
    前記基台において前記吸着治具の下に設けられた第1の支持部と、
    前記第1の支持部に設けられ前記複数の吸着孔に連通する複数の第1の貫通穴と、
    前記基台において前記第1の支持部の下に設けられた第2の支持部と、
    前記第2の支持部に設けられ前記複数の第1の貫通穴に連通する複数の第2の貫通穴と、
    前記基台に設けられ前記複数の第2の貫通穴と前記吸引機構とにつながる1又は複数の空間とを少なくとも備え、
    前記複数の第1の貫通穴の平面積は前記複数の吸着孔の平面積よりも大きく、
    前記複数の第2の貫通穴の平面積は前記複数の第1の貫通穴の平面積よりも大きく、
    前記第2の貫通穴の一つに対して前記第1の貫通穴の複数が平面視で対応して連通するように、前記第1の支持部と前記第2の支持部とが積層されるように配置されており、
    少なくとも前記1又は複数の空間と前記複数の第2の貫通穴と前記複数の第1の貫通穴と前記複数の吸着孔とを順次経由して前記吸引機構が前記被切断物又は前記複数の製品を吸引することによって、前記被切断物又は前記複数の製品が前記吸着治具に吸着されることを特徴とする切断装置。
  2. 請求項1に記載された切断装置において、
    前記複数の第1の貫通穴がそれぞれ有する平面積は前記複数の製品がそれぞれ有する平面積よりも小さいことを特徴とする切断装置。
  3. 請求項1又は2に記載された切断装置において、
    前記第2の支持部は、前記複数の第2の貫通穴をそれぞれ構成する側壁に設けられ前記複数の第2の貫通穴同士を連通する連通穴を有することを特徴とする切断装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載された切断装置において、
    前記基台において前記第1の支持部と前記第2の支持部との間に設けられた第3の支持部と、
    前記第3の支持部に設けられ前記複数の第1の貫通穴と前記複数の第2の貫通穴とに連通する複数の第3の貫通穴とを備え、
    前記複数の第3の貫通穴の平面積は前記複数の第1の貫通穴の平面積よりも大きく、かつ、前記複数の第2の貫通穴の平面積よりも小さいことを特徴とする切断装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載された切断装置において、
    前記第1の支持部はハニカム構造を有することを特徴とする切断装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載された切断装置において、
    前記吸着治具は前記基台に対して着脱可能であることを特徴とする切断装置。
  7. 複数の切断線によって囲まれる複数の領域を有する被切断物をテーブルに載置する工程と、前記被切断物を前記テーブルに吸引する工程と、前記テーブルと切断手段とを相対的に移動させる工程と、前記テーブルと前記切断手段とを相対的に移動させることによって前記切断手段を使用して前記被切断物を切断する工程とを備えた切断方法であって、
    前記複数の領域にそれぞれ対応する複数の突起を有する吸着治具を基台の上に取り付けて前記テーブルを準備する工程と、
    前記基台において該基台に設けられた1又は複数の空間につながる複数の第2貫通穴を有する第2の支持部を設ける工程と、
    前記基台において前記第2の支持部の上に複数の第1の貫通穴を有する第1の支持部を設ける工程と、
    前記第1の支持部の上に前記複数の突起のそれぞれにおける上面から底面まで貫通する複数の吸着孔が形成された前記吸着治具を配置する工程とを備え、
    前記第1の支持部を設ける工程では、前記複数の第1の貫通穴の平面積よりも大きい平面積を有する前記複数の第2貫通穴と前記複数の第1の貫通穴とが連通すると共に、前記第2の貫通穴の一つに対して前記第1の貫通穴の複数が平面視で対応して連通するように、前記第1の支持部と前記第2の支持部とが積層されるように配置されており
    前記吸着治具を配置する工程では、前記複数の吸着孔の平面積よりも大きい平面積を有する前記複数の第1の貫通穴と前記複数の吸着孔とが連通し、
    前記吸引する工程では、少なくとも前記1又は複数の空間と前記複数の第2の貫通穴と前記複数の第1の貫通穴と前記複数の吸着孔とを順次経由して前記被切断物又は前記複数の製品を吸引することによって、前記被切断物又は前記複数の製品を前記吸着治具に吸着することを特徴とする切断方法。
  8. 請求項7に記載された切断方法において、
    前記複数の第1の貫通穴がそれぞれ有する平面積は前記複数の製品がそれぞれ有する平面積よりも小さいことを特徴とする切断方法。
  9. 請求項7又は8に記載された切断方法において、
    前記第2の支持部は、前記複数の第2の貫通穴をそれぞれ構成する側壁に設けられ前記複数の第2の貫通穴同士を連通する連通穴を有することを特徴とする切断方法。
  10. 請求項7〜9のいずれかに記載された切断方法において、
    前記基台において前記第2の支持部の上に複数の第3の貫通穴を有する第3の支持部を設ける工程を備え、
    前記第3の支持部を設ける工程では、前記複数の第1の貫通穴の平面積よりも大きく、かつ、前記複数の第2の貫通穴の平面積よりも小さい平面積を有する前記複数の第3貫通穴が前記複数の第1の貫通穴と前記複数の第2の貫通穴とに連通することを特徴とする切断方法。
  11. 請求項7〜10のいずれかに記載された切断方法において、
    前記第1の支持部はハニカム構造を有することを特徴とする切断方法。
  12. 請求項7〜11のいずれかに記載された切断方法において、
    前記吸着治具は前記基台に対して着脱可能であることを特徴とする切断方法。
  13. 複数の対象物を吸着するテーブルを備えた吸着機構であって、
    前記テーブルが有する基台と、
    前記基台の上に取り付けられた吸着治具と、
    前記吸着治具に設けられ前記複数の対象物にそれぞれ対応する複数の突起と、
    前記複数の突起のそれぞれにおける上面から前記吸着治具の底面まで貫通する複数の吸着孔と、
    前記基台において前記吸着治具の下に設けられた第1の支持部と、
    前記第1の支持部に設けられ前記複数の吸着孔に連通する複数の第1の貫通穴と、
    前記基台において前記第1の支持部の下に設けられた第2の支持部と、
    前記第2の支持部に設けられ前記複数の第1の貫通穴に連通する複数の第2の貫通穴と、
    前記基台に設けられ前記複数の第2の貫通穴につながり、かつ、吸引機構につながることができる1又は複数の空間とを少なくとも備え、
    前記複数の第1の貫通穴の平面積は前記複数の吸着孔の平面積よりも大きく、
    前記複数の第2の貫通穴の平面積は前記複数の第1の貫通穴の平面積よりも大きく、
    前記第2の貫通穴の一つに対して前記第1の貫通穴の複数が平面視で対応して連通するように、前記第1の支持部と前記第2の支持部とが積層されるように配置されており、
    少なくとも前記1又は複数の空間と前記複数の第2の貫通穴と前記複数の第1の貫通穴と前記複数の吸着孔とを順次経由して前記複数の対象物が吸引されることによって、前記複数の対象物が前記吸着治具に吸着されることを特徴とする吸着機構。
  14. 請求項13に記載された吸着機構において、
    前記複数の第1の貫通穴がそれぞれ有する平面積は前記複数の対象物がそれぞれ有する平面積よりも小さいことを特徴とする吸着機構。
  15. 複数の対象物を吸着するテーブルと、該テーブルを有する吸着機構と、前記複数の対象物を吸引する吸引機構とを備えた装置であって、
    前記テーブルは、
    基台と、
    前記基台の上に取り付けられた吸着治具と、
    前記吸着治具に設けられ前記複数の対象物にそれぞれ対応する複数の突起と、
    前記複数の突起のそれぞれにおける上面から前記吸着治具の底面まで貫通する複数の吸着孔と、
    前記基台において前記吸着治具の下に設けられた第1の支持部と、
    前記第1の支持部に設けられ前記複数の吸着孔に連通する複数の第1の貫通穴と、
    前記基台において前記第1の支持部の下に設けられた第2の支持部と、
    前記第2の支持部に設けられ前記複数の第1の貫通穴に連通する複数の第2の貫通穴と、
    前記基台に設けられ前記複数の第2の貫通穴と前記吸引機構とにつながる1又は複数の空間とを少なくとも備え、
    前記複数の第1の貫通穴の平面積は前記複数の吸着孔の平面積よりも大きく、
    前記複数の第2の貫通穴の平面積は前記複数の第1の貫通穴の平面積よりも大きく、
    前記第2の貫通穴の一つに対して前記第1の貫通穴の複数が平面視で対応して連通するように、前記第1の支持部と前記第2の支持部とが積層されるように配置されており、
    少なくとも前記1又は複数の空間と前記複数の第2の貫通穴と前記複数の第1の貫通穴と前記複数の吸着孔とを順次経由して前記複数の対象物が吸引されることによって、前記複数の対象物が前記吸着治具に吸着されることを特徴とする装置。
  16. 請求項15に記載された装置において、
    前記複数の第1の貫通穴がそれぞれ有する平面積は前記複数の対象物がそれぞれ有する平面積よりも小さいことを特徴とする装置。
JP2014164468A 2014-08-12 2014-08-12 切断装置及び切断方法並びに吸着機構及びこれを用いる装置 Active JP6430170B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014164468A JP6430170B2 (ja) 2014-08-12 2014-08-12 切断装置及び切断方法並びに吸着機構及びこれを用いる装置
KR1020150089946A KR101687639B1 (ko) 2014-08-12 2015-06-24 절단 장치와 절단 방법, 흡착 기구와 이를 이용하는 흡착 장치 및 절단 시스템
CN201510408920.1A CN105364972B (zh) 2014-08-12 2015-07-13 切割装置、吸附机构及使用其的吸附装置、切割系统
TW104126264A TWI597797B (zh) 2014-08-12 2015-08-12 Cutting device, cutting method, adsorption device and adsorption device using the same, cutting system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014164468A JP6430170B2 (ja) 2014-08-12 2014-08-12 切断装置及び切断方法並びに吸着機構及びこれを用いる装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016040060A JP2016040060A (ja) 2016-03-24
JP6430170B2 true JP6430170B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=55367852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014164468A Active JP6430170B2 (ja) 2014-08-12 2014-08-12 切断装置及び切断方法並びに吸着機構及びこれを用いる装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6430170B2 (ja)
KR (1) KR101687639B1 (ja)
CN (1) CN105364972B (ja)
TW (1) TWI597797B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017183484A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社ディスコ チャックテーブル
FR3051718A1 (fr) * 2016-05-27 2017-12-01 Mgi Digital Tech Dispositif et procede de maintien/transport de substrats dans une machine d'impression
JP2019016700A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 Towa株式会社 保持部材、保持部材の製造方法、保持装置、搬送装置及び電子部品の製造装置
JP6886379B2 (ja) * 2017-09-28 2021-06-16 Towa株式会社 保持部材、保持部材の製造方法、検査装置及び切断装置
JP6916718B2 (ja) * 2017-11-15 2021-08-11 東レエンジニアリング株式会社 レーザ加工装置
CN108249746B (zh) * 2018-02-09 2020-12-11 京东方科技集团股份有限公司 移载基台及采用该移载基台切割基板的切割方法
CN108466086B (zh) * 2018-03-16 2020-11-10 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 一种真空吸附装置和切割设备
JP6746756B1 (ja) * 2019-05-24 2020-08-26 Towa株式会社 吸着プレート、切断装置および切断方法
CN110270905A (zh) * 2019-07-23 2019-09-24 珠海晨新科技有限公司 一种液晶模组磨边的cnc载台装置
CN112404752A (zh) * 2020-11-26 2021-02-26 广东省科学院智能制造研究所 一种工作台、激光切割机工作台和激光切割机
KR20230135661A (ko) 2021-03-18 2023-09-25 토와 가부시기가이샤 가공 장치 및 가공품의 제조 방법
JP2023050926A (ja) 2021-09-30 2023-04-11 Towa株式会社 加工装置、及び加工品の製造方法
CN114178718A (zh) * 2021-12-31 2022-03-15 南京萃智激光应用技术研究院有限公司 一种光掩膜版无粉尘激光加工装置及加工方法
CN114560626A (zh) * 2022-04-01 2022-05-31 吉安市惠安建材有限公司 一种玻璃切割台

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE352558B (ja) * 1967-10-11 1973-01-08 American Screen Process Equip
JPS57170996U (ja) * 1981-04-22 1982-10-27
DE4406739C2 (de) * 1994-03-02 1997-06-19 Heidelberger Druckmasch Ag Vorrichtung zum gleichmäßigen Ansaugen eines flächigen Körpers auf einer Unterlage, insbesondere für Druckmaschinen und deren Zusatzgeräte
KR0147403B1 (ko) * 1994-06-24 1998-11-02 문정환 칩자동 로딩장치
JP3414017B2 (ja) * 1994-12-09 2003-06-09 ソニー株式会社 半導体装置
JPH11267986A (ja) * 1998-03-23 1999-10-05 Murata Mfg Co Ltd シート吸着板
JP3883784B2 (ja) * 2000-05-24 2007-02-21 三洋電機株式会社 板状体および半導体装置の製造方法
JP2002151441A (ja) 2000-11-07 2002-05-24 Nec Machinery Corp 基板のチャック装置
JP4655406B2 (ja) * 2001-05-11 2011-03-23 株式会社東京精密 面発光式吸着テーブル
US20030062734A1 (en) * 2001-10-02 2003-04-03 Faris Sadeg M. Device and method for handling fragile objects, and manufacturing method thereof
JP2003340666A (ja) 2002-05-27 2003-12-02 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 吸着テーブルとこれを用いた処理装置
KR20040084128A (ko) * 2003-03-26 2004-10-06 한미반도체 주식회사 반도체 쏘잉장치의 척테이블
JP4733929B2 (ja) 2004-04-20 2011-07-27 株式会社ディスコ 半導体ウエーハの切断方法
JP5448334B2 (ja) * 2007-12-11 2014-03-19 株式会社ディスコ パッケージ基板の保持治具

Also Published As

Publication number Publication date
CN105364972A (zh) 2016-03-02
KR20160019852A (ko) 2016-02-22
TW201611167A (zh) 2016-03-16
KR101687639B1 (ko) 2016-12-19
JP2016040060A (ja) 2016-03-24
CN105364972B (zh) 2017-11-14
TWI597797B (zh) 2017-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6430170B2 (ja) 切断装置及び切断方法並びに吸着機構及びこれを用いる装置
KR102157530B1 (ko) 보유 지지 부재의 제조 방법
JP6338555B2 (ja) 吸着機構及び吸着方法並びに製造装置及び製造方法
KR101511402B1 (ko) 개편화된 전자부품의 반송장치 및 반송방법
JP6382039B2 (ja) 切断装置並びに吸着機構及びこれを用いる装置
JP6017382B2 (ja) 個片化された電子部品の搬送装置及び搬送方法
JP6000902B2 (ja) 電子部品用の収容治具、その製造方法及び個片化装置
KR101415162B1 (ko) 반도체 제조장치용 흡착유닛
JP2009147068A (ja) 半導体装置の製造方法及び製造装置
JP6861602B2 (ja) 保持部材、保持部材の製造方法、保持機構及び製品の製造装置
KR101627336B1 (ko) 반도체 패키지 정렬장치 및 반도체 패키지 정렬방법
JP3933560B2 (ja) ボール搭載装置及びボール搭載方法
JP7169948B2 (ja) フランジ端面修正装置、切断装置、フランジ端面修正方法及び切断品の製造方法
KR100797512B1 (ko) 언로딩테이블 및 이를 포함하는 반도체 패키지 언로딩장치
KR102158819B1 (ko) 반도체 패키지 픽업 장치
JP7068409B2 (ja) 切断装置及び切断品の製造方法
JP7530809B2 (ja) 切断装置及び切断品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6430170

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250