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JP2008088823A - コンバイン - Google Patents

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JP2008088823A
JP2008088823A JP2006267141A JP2006267141A JP2008088823A JP 2008088823 A JP2008088823 A JP 2008088823A JP 2006267141 A JP2006267141 A JP 2006267141A JP 2006267141 A JP2006267141 A JP 2006267141A JP 2008088823 A JP2008088823 A JP 2008088823A
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JP
Japan
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engine
cooling fan
radiator
hst
combine
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JP2006267141A
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English (en)
Inventor
Sadahiko Fukuda
禎彦 福田
Nagakane Yoshida
修務 義田
Masashi Kamoto
政司 嘉本
Toshitake Furui
利武 古井
Tatsuya Yamane
達也 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】ラジエータの下流側に、冷却ファンとエンジンを車体に対して横置きに搭載するサクション式のエンジン冷却構造をコンバインの限られたスペースに簡潔に形成する。
【解決手段】サクション式のエンジン冷却構造を構成する冷却ファン12を、エンジン13のクランク軸14から直接動力が入力されるポンプ・モータ一体型で、且つ油圧ポンプと油圧モータとの間に閉回路を形成したコンパクトな自給式HST(静油圧式無段変速装置)15を介して伝動するように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンバインに搭載するエンジンの冷却構造に関し、詳しくは正逆回転切換可能な冷却ファンの動力伝達構造に関する。
従来のコンバインにおいては、エンジンルームの入口に防塵用ネットを用いた吸気カバーを装着しているが、この防塵用ネットに作業時間の経過に伴い夾雑物が付着して目詰まりを生じることから、吸気カバーとラジエータとの間を開閉する電動シャッターを設けると共に、該電動シャッターを閉じた状態で防塵用ネットの内側から外側へ向けて逆送風させる小型の電動ファンを設けたものが知られている。(例えば、特許文献1参照)
また、冷却ファンの羽根を、エンジン冷却風を送風する冷却作用姿勢と、この送風が停止または略停止する解除姿勢と、ラジエータに向けて清掃風を送風する清掃作用姿勢とに変更できるように構成し、前記解除姿勢においてエンジンの始動負荷を軽減させるように構成すると共に、前記清掃作用姿勢においてエンジン冷却風の吸気口に備える除塵具に清掃風を供給して、該除塵具に付着しているワラ屑などの塵埃を吹き落とせるようにしたものが知られている。(例えば、特許文献2参照)
更に、除塵部を通して外気が吸入される正転状態と、逆向きに空気が流れる逆転状態とにラジエータファンの駆動状態を切り換え可能なベルト伝動装置と、このベルト伝動装置の伝動ベルトに緊張力を付与してラジエータファンの正逆転を切り換えるテンション操作体と、該テンション操作体を伝動ベルトの正転または逆転操作側に移動させる駆動手段とを備えて、当該ラジエータファンを逆転させることにより除塵部に付着堆積した塵埃を吹き飛ばせるようにしたものも知られている。(例えば、特許文献3参照)
一方、ブルドーザ、ホイールローダ等の建設機械においては、車体に対して縦置きのエンジン、ラジエータ、及び冷却用ファンを順次配置し、この冷却用ファンの回転を油圧モータにより駆動制御すると共に、該油圧モータに内蔵した切換弁を介して冷却用ファンの回転方向を正逆切り換え可能になし、当該冷却用ファン逆回転させることによってラジエータに詰まったゴミを吹き飛ばせるように構成したものも知られている。(例えば、特許文献3参照)
特開平9−280047号公報(第3−4頁、図1−図2) 特開2005−9317号公報(第5−8頁、図5−図7) 特許第3647350号公報(第3−4頁、図6−図8) 特開2002−349263号公報(第4−8頁、図4−図6)
ところが、既述したコンバインの特許文献1のように、小型の電動ファンで防塵用ネットの内側から外側へ向けて逆送風させるものでは十分な除塵効果が得られず、また特許文献2のような所謂可変ピッチ式の冷却ファンでは、その作動構造が複雑化すると共に耐久性に欠点を有していた。更に、特許文献3のように、ベルト伝動装置の伝動ベルトにテンション操作体を介して緊張力を付与し、それによってラジエータファンの正逆転を切り換える方式のものでは、ラジエータファンの正逆転を切り換える際の伝動ベルトのスリップ音が大きくなるといった不具合を有していた。
一方、既述した建設機械における特許文献4のように、冷却用ファンの回転を油圧モータにより駆動制御すると共に、該油圧モータに内蔵した切換弁を介して冷却用ファンの回転方向を正逆切り換え可能に構成する方式は、大型の建設機械のように比較的エンジンルーム内のレイアウトスペースに余裕がある場合は可能であるが、コンバインのように、座席下方の限られたスペースに、車体に対してエンジンを横置きに搭載するものでは採用することが難しかった。
本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、ラジエータの下流側に、冷却ファンとエンジンを車体に対して横置きに搭載したサクション式のエンジン冷却構造を有するコンバインにおいて、前記冷却ファンを、エンジンのクランク軸から直接動力が入力されるポンプ・モータ一体型のHSTを介して伝動するように構成したことを第1の特徴としている。
そして、HSTが油圧ポンプと油圧モータとの間に閉回路を形成した自給式であることを第2の特徴としている。
請求項1の発明は、冷却ファンを、エンジンのクランク軸から直接動力が入力されるポンプ・モータ一体型のHSTを介して伝動するように構成したものであって、このポンプ・モータ一体型のHSTはコンパクトなことから、限られたスペースしかないコンバインであってもサクション式のエンジン冷却構造を簡潔に形成することができる。また、例えば前記冷却ファンを、エンジンの回転数に同期させることなく任意の回転数で正回転させることによりラジエータの効率的な冷却性能を確保すると共に、ラジエータの上流側にある防塵網に付着するワラ屑などの塵埃を除去する際は、その付着状態に応じて所定の間欠タイミングで冷却ファンを任意の回転数で逆回転させることが可能であり、それによって防塵網に付着する塵埃を確実に吹き飛ばすことができる。
そして、請求項2の発明によれば、HSTが油圧ポンプと油圧モータとの間に閉回路を形成した自給式であることから、不要な油圧配管を無くしてラジエータとエンジンとの間の限られた狭いスペースに当該HSTを配設することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、コンバイン1の側面図であって、コンバイン1は、左右一対のクローラ走行装置2で機体フレーム3を支持すると共に、機体フレーム3の前方には穀稈を刈取りながら図示しない脱穀部まで搬送する前処理部4を備えている。
また、前処理部4の後方には、オペレータが着座する座席5やマルチステアリングレバー6等の各種操作具を備える操縦部7を配設すると共に、座席5後部の一側には穀粒タンク8、他側には脱穀部を設けている。そして、脱穀部において脱穀/選別処理した穀粒を穀粒タンク8内に一時的に貯留すると共に、穀粒タンク8内に一時的に貯留された穀粒は、縦搬送パイプ9を経て起伏動作可能な穀粒排出オーガ10の排出口10aから機外に排出できるようになっている。
また、座席5下方の機体フレーム3上には、図2に示す一部を省略した正面図のように、ラジエータ11の下流側に、冷却ファン12とエンジン13を車体に対して横置きに搭載したサクション式のエンジン冷却構造を有している。
そして、冷却ファン12は、エンジン13のクランク軸14から直接動力が入力されるポンプ・モータ一体型のコンパクトなHST(静油圧式無段変速装置)15を介して正逆転変速することができるようになっている。更に詳しくは、HST15は、その入力軸16に固設したプーリ17と、エンジン13のクランク軸14に固設したプーリ18とに巻き掛けられたVベルト19を介して動力の伝達がなされると共に、当該HST15の出力軸21の先端に冷却ファン12を取り付けている。
また、冷却ファン12は、図示しないラジエータ11の支持部材に一体的に取り付けたファンシュラウド22によって覆われている。そして、ラジエータ11の前面には、冷却ファン12によって強制的にラジエータ11に吸い込まれようとする藁屑等の塵埃や虫等のダストを捕捉して、当該ラジエータ11の目詰まりを防止する金網またはパンチングメタル等からなる防塵網23を設けている。
また、HST15は、図示しない油圧ポンプと油圧モータとを一体形成すると共に両者の間に閉回路を形成したコンパクトな自給式のHSTであって、当該HST15には、図3及び図4に示すように、油圧ポンプの斜板制御用の電動モータ24が付設してあり、この電動モータ24の出力ギヤ25に歯合するセクタギヤ26を介して、油圧ポンプのトラニオン軸27を所望方向且つ所定量回転させることによって、冷却ファン12の正逆転及びその変速(回転数の変更)制御を可能にしている。尚、図中符号28は、油圧ポンプのトラニオン軸27の回転方向と回転角を検出するポテンショメータであり、該ポテンショメータ28は、セクタギヤ26の非ギヤ側に設けたピン29に外接する検出アーム31を備えている。
ところで、既述した冷却ファン12の正逆転及びその変速制御は、エンジン13の始動時、または図1に示す作業機クラッチレバー32が切り操作されて作業機クラッチが切り状態にある時、冷却ファン12を所定の回転数で正転させる一方、作業機クラッチレバー32が入り操作されて作業機クラッチが入り状態になった場合は、冷却ファン12を所定の回転数且つ所定時間(例えば約4分)正転させた後、冷却ファン12を所定の回転数且つ所定時間(例えば約5秒)逆転させるといった間欠的な制御を実行し、この冷却ファン12の逆転により防塵網23に付着する藁屑等の塵埃や虫等のダストを吹き飛ばそうとするものである。
以上説明したように、ラジエータ11の下流側に、冷却ファン12とエンジン13を車体に対して横置きに搭載したサクション式のエンジン冷却構造を有するコンバイン1において、前記冷却ファン12を、エンジン13のクランク軸14から直接動力が入力されるポンプ・モータ一体型のコンパクトなHST15を介して伝動するように構成したので、このポンプ・モータ一体型のHST15はコンパクトなことから、限られたスペースしかないコンバイン1であってもサクション式のエンジン冷却構造を簡潔に形成することができる。また冷却ファン12を、エンジン13の回転数に同期させることなく任意の回転数で正回転させることによりラジエータ11の効率的な冷却性能を確保すると共に、ラジエータ11の上流側にある防塵網23に付着するワラ屑などの塵埃を除去する際は、その付着状態に応じて所定の間欠タイミングで冷却ファンを任意の回転数で逆回転させることが可能であり、それによって防塵網23に付着する塵埃を確実に吹き飛ばすことができる。
そして、ポンプ・モータ一体型のHST15が油圧ポンプと油圧モータとの間に閉回路を形成したコンパクトな自給式であることから、不要な油圧配管を無くしてラジエータとエンジンとの間の限られた狭いスペースに当該HSTを配設することができる。
尚、上述したサクション式のエンジン冷却構造によれば、エンジン13の回転数に同期させることなく冷却ファン12の回転数を任意に設定することができるので、コンバイン1が操縦部7の上方を覆うキャビンにエアコンを装備している場合、例えば、外気温の低い時は、冷却ファン12の回転数を通常より低くすることによって、ヒータ用の循環水の水温上昇を早めることが可能であり、それによりキャビン内の温度調節を短時間で行なえるようなる。
コンバインの側面図。 サクション式のエンジン冷却構造を示す一部を省略した正面図。 ポンプ・モータ一体型のHSTの斜視図。 図3におけるA矢視図。
符号の説明
11 ラジエータ
12 冷却ファン
13 エンジン
14 クランク軸
15 ポンプ・モータ一体型のHST

Claims (2)

  1. ラジエータ(11)の下流側に、冷却ファン(12)とエンジン(13)を車体に対して横置きに搭載したサクション式のエンジン冷却構造を有するコンバインにおいて、前記冷却ファン(12)を、エンジン(13)のクランク軸(14)から直接動力が入力されるポンプ・モータ一体型のHST(15)を介して伝動するように構成したことを特徴とするコンバイン。
  2. HST(15)が油圧ポンプと油圧モータとの間に閉回路を形成した自給式である請求項1に記載のコンバイン。
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