JP4890692B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、前処理部を変速可能に駆動する前処理部HSTと前処理部トランスミッションを備えたコンバインの前処理部駆動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行機台に前処理部と脱穀部を前後方向に設け、他側に操縦部及びエンジン並びに籾処理部等を配置したコンバインで、走行装置を走行用の油圧伝動装置(走行部HST)で変速可能に駆動すると共に、前処理部を前処理用の油圧伝動装置(前処理部HST)で変速可能に駆動することは、特公昭59─30372号公報で示されるように既に知られている。
上記公報で示される駆動構造は、走行部HSTのHST斜板角を変更して走行速度調節操作を司る斜板角調節レバー(主変速レバー)と、前処理部HSTのHST斜板角を変更して前処理部速度調節操作を司る斜板角調節レバーとを、リンク機構によって互いに連結することにより、前処理速度と走行速度を連動させて刈取脱穀作業を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然し、上記公報のような構成の、走行部HSTと前処理部HSTをコンバインに設置するに当たり、前処理部HSTを前処理部と脱穀部の間に形成されるスペース(空間部)を利用して設置しようとするとき、斜板角調節レバーをリンク機構で連結した前処理部HSTは設置位置の制約を受け、前処理部HST周囲のメンテナンス作業用のスペースを狭小にすると共に、前処理部HST並びにリンク機構に対する、前処理部との接触防止構造や上方から落下する藁屑類の防止構造が煩雑になる等の欠点がある。
また、前処理部HSTの清掃及び調整や分解修理等のメンテナンス作業を行いたい場合に、該前処理部HSTの側方に充分なメンテナンス用のスペースを確保できないので、この部のメンテナンス作業を困難にする等の課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明によるコンバインの前処理部駆動構造は、第1に、走行装置1aを有する走行機台10の前側に前処理部11を設けると共に、該前処理部11の後方で走行機台10の左右一側に脱穀部3を設け、左右他側に操縦部13及びエンジン14を配置し、エンジン14からの動力で走行装置1a及び前処理部11並びに脱穀部3を駆動するように構成し、走行装置1aを変速駆動する走行部HST4と前処理部11を変速駆動する前処理部HST20を設けたコンバインにおいて、前記前処理部HST20と該前処理部HST20で変速した動力を前処理部11側に出力する前処理部トランスミッション2aを、前処理部11と脱穀部3間に形成される空間部H内のエンジン14側に配設し、前処理部トランスミッション2aのエンジン14側に前処理部HST20を取付固定して前処理部HST20からの変速動力を前処理部トランスミッション2aのエンジン14側より入力すると共に、前処理部トランスミッション2aのエンジン14側に前処理部11へ駆動出力する前処理駆動軸25を設け、前処理部HST20のトラニオン軸53を作動せしめるトラニオン軸駆動機構5を、前処理部HST20の前側に設置したことを特徴としている。
【0005】
第2に、トラニオン軸駆動機構5を、トラニオンモータ6に設けたピニオンギヤ63に制御ギヤ65を噛合させて、該制御ギヤ65によってトラニオン軸53を作動させるように構成し、トラニオン軸駆動機構5を前処理部トランスミッション2a側に取付けた状態で、制御ギヤ65をトラニオン軸53に嵌挿して取付支持することを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1において符号1は、図3で示す伝動系統中に本発明に係わる前処理部駆動構造としての、前処理駆動装置2を備えたコンバインであり、このコンバイン1は従来のものと同様な配置構造を以て、クローラー式の走行装置1aを備えた走行機台10に、前処理部11と脱穀部3とを前後方向に設け、前処理部11の後方で他側には操縦部13とエンジン14,グレンタンク15を載置した構成とし、該エンジン14は操縦部13の運転座席13aの下方で、エンジン出力軸14aを前処理部11と脱穀部3との間に形成される空間部H側に向けて載置している。
【0007】
図3で示すように、このコンバイン1の伝動系統は、エンジン14のエンジン出力軸14aから、走行部伝動系及び脱穀部伝動系,前処理部伝動系並びに籾処理部動系を分岐伝動するに、エンジン出力軸14aに走行駆動プーリ40を設けて、走行部伝動系としての走行用の油圧伝動装置である、走行部HST4のHST入力軸41をベルト伝動し、該走行部HST4から走行トランスミッション42を介して、走行装置1aを走行変速操作可能に駆動するようにしている。
【0008】
また、エンジン出力軸14aに設けた作業機プーリ30から、脱穀部伝動系と前処理部伝動系とからなる作業機伝動系を、脱穀部3の送風ファン軸31をカウンター軸に兼用しその入力プーリ32にベルト伝動するようにし、これとは別系統の籾処理部伝動系を、エンジン出力軸14aに設けた籾処理部プーリ15aから、グレンタンク15をベルト伝動によって単独操作可能に伝動している。
そして、上記脱穀部伝動系は、送風ファン31aを有する送風ファン軸31から、従来のものと同様な伝動構造によって、扱胴33,揺動選別部33a,排藁チェーン34等からなる脱穀選別部を駆動するようにしている。
【0009】
一方、前処理部伝動系は、送風ファン軸31に設けた前処理部プーリ35から、図5,図6で後述するトラニオン軸駆動機構5を備えた前処理部HST20の、冷却ファン付き入力プーリ22を介し、HST入力軸21をベルト伝動し、前処理部HST20の出力軸23に設けた変速駆動ギヤ24から、前処理部トランスミッション2a内に構成された減速ギヤ機構2bを介し、その下手側の前処理駆動軸25から出力プーリ26によって、前処理部11の入力軸29aをベルト伝動すると共に、フィードチェン駆動軸27から軸端に取着した出力スプロケット28によって、脱穀部3の扱室に沿設したフィードチェン29を駆動するように構成している。
【0010】
尚、前記各伝動系のベルト伝動部にはベルトテンションクラッチ方式等のクラッチ機構を設け、各クラッチ機構を操縦部13側に設置した走行クラッチペダル41L,脱穀部レバー3L,前処理部レバー11L,籾処理部レバー15Lと連繋せしめて、それぞれ伝動断切操作可能に構成している。
4Lは走行部HST4のHST斜板角を変更して前後進及び走行速度調節操作を司る主変速レバーである。
【0011】
また上記伝動系統において、走行部HST4を有する走行トランスミッション42の、変速伝動経路の図示しない伝動下手側の走行伝動軸には走行回転センサ4Sを設け、機体の実質的な走行速度を走行伝動軸の回転数によって検出するようにしている。
また前処理部HST20を有する前処理部トランスミッション2aの前処理駆動軸25の軸端に前処理回転センサ2Sを設け、これにより前処理部11の実質的な穀稈刈取速度並びに穀稈搬送速度等の前処理速度を、前処理駆動軸25の回転数によって検出するようにしている。
【0012】
そして、上記走行回転センサ4S及び前処理回転センサ2Sは、制御装置である図示しないマイコンユニットに検出信号を入力するように接続されており、マイコンユニットでプログラム設定された制御によって、図5,図6で示す前処理速度制御手段としての、前記トラニオン軸53を駆動せしめるトラニオン軸駆動機構5は、トラニオンモータ6を正逆回転駆動せしめ、そのピニオンギヤ63と噛合させている制御ギヤ65が、前処理部HST20のトラニオン軸53を正逆回転駆動することによりHST斜板角を調整し、前処理速度を前記主変速レバー4Lで設定される機体の走行速度にシンクロ(追従)して変化せしめ、走行速度に対応した刈取作業を行って、刈取った穀稈を適正な搬送速度で穀稈搬送体12からフィードチェン29を介し脱穀部3に供給し、脱穀部3において穀稈詰まりや扱残し等を防止した脱穀作業を能率よく円滑に行うようにしている。
【0013】
そして、上記のような通常の刈取脱穀作業(コンバイン作業)時において、この実施形態における前処理速度制御手段は、走行変速(車速)が増速されることに伴い、所定の高速域までは前処理速度も比例的に増加せしめ、それ以上の車速の増速域では前処理速度を所定の最高速度から増速させないで、速度維持するようにしている。
また機体が刈取脱穀作業中に後進操作されたり、枕刈り穀稈を手扱脱穀したりする際には、例えば後進脱穀(非刈取脱穀)作業状態であることをマイコンユニットに検知指示する任意な指示手段によって、車速と前処理速度を関連させることなく、前処理部11を所定の低速域の定速回転による駆動を行って、穀稈を緩やかに脱穀部3に送給し脱穀するようにしている。
【0014】
また、前処理部トランスミッション2aは、前記脱穀部3の前側に形成される空間部H内で、脱穀前壁36に近接した位置の奥側において、走行機台10から立設した支持フレーム10aに立姿姿勢で取付支持し、図2〜図5で示すように前処理部トランスミッション2aの上部側面に、前処理部HST20を横向き姿勢で着脱可能に取付固定していると共に、他側面にトラニオン軸駆動機構5を取付固定するための取付部材51を取付固定している。
そして、前記トラニオン軸駆動機構5は、その平板状の機台50の一側を前記取付部材51の前側で、取付ネジ52によって着脱可能に取付固定していると共に、他側を前処理部HST20から前側に向けて突出しているトラニオン軸53に、安定よく着脱可能に支持する構成にしている。
【0015】
このトラニオン軸駆動機構5及びその取付構造について図4〜図6を参照し説明すると、トラニオン軸駆動機構5は、トラニオンモータ6を板状の機台50の前側に形成したモータ台50aに着脱可能に取付固定し、トラニオンモータ6から後述するマイコンユニットの制御指令によって正逆回転するモータ軸60を、トラニオン軸53と略平行状に前処理部HST20側に向けて設出させ、該モータ軸60をメタル部61で軸支したピニオン軸62の端部に係脱可能に係合連結せしめ、上記ピニオン軸62の他端に形成しているピニオンギヤ63を、機台50の他側に回動可能に軸支した扇状の制御ギヤ(セクタギヤ)65と噛合させている。
また上記制御ギヤ65は、そのギヤ軸66の一側を機台50に設けたメタル部67に軸支し、他側をトラニオン軸53に係脱可能に嵌挿した状態で、両者を取付ネジ68によって締め付け固定している。
【0016】
この構成によりトラニオン軸駆動機構5は、機台50が前処理部トランスミッション2aの取付部材51側とトラニオン軸53間で形成される、長い支持距離(スパン)を有して取着されるので、前処理部トランスミッション2aと前処理部HST20とに跨がって安定よく取付支持され、またスパン内で機台50の前後側に、トラニオンモータ6及びピニオンギヤ63と制御ギヤ65をまとまりよく設置するようにしている。
これにより、トラニオン軸駆動機構5を小型化させながら、前処理部HST20と前処理部HST20の前側に横向きに近接させ、また上記三者を前側壁36の前側にコンパクトに纏めて近接設置することができ、上記三者を空間部H内で前方及び側方のメンテナンススペースを充分に確保するようにしている。
【0017】
尚、制御ギヤ65は、板状体の中途部にギヤ支軸66を中心とする円弧状のガイド溝55を穿設し、該ガイド溝55内に機台50側から突設したガイドピン56を挿通し、これにより扇状の制御ギヤ65の回動を円滑に行わせるようにしている。
また図示例の取付部材6は、その一側に中空状の取付枠体57を一体的に延設しており、該取付枠体57内に制御ギヤ65及びピニオンギヤ63を入れた状態で、平板状の機台50の他側を取付ネジ52によっても取付支持することにより、トラニオン軸駆動機構5を、取付部材51に安定よく着脱可能に取付固定し、また取付ネジ52,52及び機台50を介し、前側に向けて簡単に取り外すことができるようにしている。
また前処理部HST20は、前側壁36側から延設した支持杆10bによっても補強支持している。
【0018】
以上のように構成したコンバイン1は、エンジン14から各クラッチ機構を介し走行部伝動系,前処理部伝動系,脱穀部伝動系,籾処理部伝動系を駆動して刈取脱穀作業を行う。またこのとき、コンバイン1の車速は主変速レバー4Lの操作によって走行部HST4で設定され、前処理部11の前処理速度は、走行部HST4によって設定される車速に対応し、前処理速度制御手段及びそのトラニオン軸駆動機構5がトラニオンモータ6を正逆回転させ、ピニオンギヤ63,制御ギヤ65を介しトラニオン軸53を作動させて斜板角を変更することにより、前処理部HST20を増減速駆動させ、車速に対する適正な前処理速度に同調させて追従設定することができ、植立穀稈の押し倒しや引き抜き等を防止した刈取作業を能率よく円滑に行うと共に、刈取り穀稈を脱穀部3に整然と供給して穀稈詰まりや扱残し等を防止した脱穀作業を良好に行う。
【0019】
またこのような刈取脱穀作業を行うコンバイン1は、前処理部11を変速可能に駆動する前処理部HST20と前処理部トランスミッション2aを、前処理部11と脱穀部3間に形成される空間部H内で、脱穀部3の前側壁36側に近接させて配設すると共に、前処理部HST20のトラニオン軸53を作動せしめるトラニオン軸駆動機構5を、前処理部HST20の前側に近接設置しているので、上記三者からなる前処理駆動装置2の構成を、脱穀部3の前側壁36の前側に纏まりよくコンパクトに設置することができる。
【0020】
また、前処理駆動装置2の前側及びフィードチェン29寄りの側方に広いメンテナンス用のスペースを確保でき、この部の清掃やトラニオン軸駆動機構5或いは前処理部HST20を取り外して、調整や修理を行いたい場合に、該トラニオン軸駆動機構5並びに前処理部HST20を空間部Hを介して簡単に取外すことができると共に、メンテナンス作業後の組付け作業も容易に行うことができる。
さらに、上記のように構成した前処理駆動装置2は、藁屑類の落下を伴う穀稈搬送体12の直下から離間させて設置することもできるから、藁屑類の滞積を回避し煩雑な清掃等を省力化することができる。
【0021】
そして、トラニオン軸駆動機構5を、トラニオンモータ6に設けたピニオンギヤ63に制御ギヤ65を噛合させて、該制御ギヤ65によってトラニオン軸53を作動させるように構成し、トラニオン軸駆動機構5を前処理部トランスミッション2a側に取付けた状態で、制御ギヤ65をトラニオン軸53に嵌挿して取付支持するようにした前処理駆動装置2は、トラニオン軸駆動機構5の機台の一側を前処理部トランスミッション2a側で取付固定し、その他側の制御ギヤ65を取付部材に兼用しトラニオン軸53に取付支持させるので、トラニオン軸駆動機構5の取付け及び取り外し構造を簡単にすることができると共に、トラニオン軸駆動機構5の両側を、前処理部トランスミッション2aと前処理部HST20間で、長いスパンを以て安定よく取付ることができる等の特徴がある。
【0022】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
走行装置を有する走行機台の前側に前処理部を設けると共に、該前処理部の後方で走行機台の左右一側に脱穀部を設け、左右他側に操縦部及びエンジンを配置し、エンジンからの動力で走行装置及び前処理部並びに脱穀部を駆動するように構成し、走行装置を変速駆動する走行部HSTと前処理部を変速駆動する前処理部HSTを設けたコンバインにおいて、前記前処理部HSTと該前処理部HSTで変速した動力を前処理部側に出力する前処理部トランスミッションを、前処理部と脱穀部間に形成される空間部内のエンジン側に配設し、前処理部トランスミッションのエンジン側に前処理部HSTを取付固定して前処理部HSTからの変速動力を前処理部トランスミッションのエンジン側より入力すると共に、前処理部トランスミッションのエンジン側に前処理部へ駆動出力する前処理駆動軸を設け、前処理部HSTのトラニオン軸を作動せしめるトラニオン軸駆動機構を、前処理部HSTの前側に設置したことにより、脱穀部の前側壁の前側に前処理部HSTと前処理部トランスミッション及びトラニオン軸駆動機構をコンパクト纏めて設置することができると共に、広いメンテナンスペースを確保することができ、トラニオン軸駆動機構等のメンテナンス作業を簡単に行うことができる。
【0023】
また、トラニオン軸駆動機構を、トラニオンモータに設けたピニオンギヤに制御ギヤを噛合させて、該制御ギヤによってトラニオン軸を作動させるように構成し、トラニオン軸駆動機構を前処理部トランスミッション側に取付けた状態で、制御ギヤをトラニオン軸に嵌挿して取付支持するようにしたことにより、トラニオン軸駆動機構をトランスミッションと前処理部HSTによって、簡潔で廉価な構成によって安定よく取付支持することができると共に、トラニオン軸駆動機構の着脱を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる前処理部駆動構造を備えたコンバインの要部を示す平面図。
【図2】図1の要部の構成を示す側面図。
【図3】図1のコンバインの伝動系統を示す平面図。
【図4】前処理駆動装置の正面図。
【図5】前処理駆動装置の平面図。
【図6】トラニオン軸駆動機構の構成を示す背面図。
【符号の説明】
1 コンバイン
2 前処理駆動装置
2a 前処理部トランスミッション
3 脱穀部
4 走行部HST
5 トラニオン軸駆動機構
6 トラニオンモータ
10 走行機台
11 前処理部
13 操縦部
14 エンジン
20 前処理部HST
36 前側壁
50 機台
51 取付部材
53 トラニオン軸
63 ピニオンギヤ
65 制御ギヤ
H 空間部
Claims (2)
- 走行装置(1a)を有する走行機台(10)の前側に前処理部(11)を設けると共に、該前処理部(11)の後方で走行機台(10)の左右一側に脱穀部(3)を設け、左右他側に操縦部(13)及びエンジン(14)を配置し、エンジン(14)からの動力で走行装置(1a)及び前処理部(11)並びに脱穀部(3)を駆動するように構成し、走行装置(1a)を変速駆動する走行部HST(4)と前処理部(11)を変速駆動する前処理部HST(20)を設けたコンバインにおいて、前記前処理部HST(20)と該前処理部HST(20)で変速した動力を前処理部(11)側に出力する前処理部トランスミッション(2a)を、前処理部(11)と脱穀部(3)間に形成される空間部(H)内のエンジン(14)側に配設し、前処理部トランスミッション(2a)のエンジン(14)側に前処理部HST(20)を取付固定して前処理部HST(20)からの変速動力を前処理部トランスミッション(2a)のエンジン(14)側より入力すると共に、前処理部トランスミッション(2a)のエンジン(14)側に前処理部(11)へ駆動出力する前処理駆動軸(25)を設け、前処理部HST(20)のトラニオン軸(53)を作動せしめるトラニオン軸駆動機構(5)を、前処理部HST(20)の前側に設置したことを特徴とするコンバイン。
- トラニオン軸駆動機構(5)を、トラニオンモータ(6)に設けたピニオンギヤ(63)に制御ギヤ(65)を噛合させて、該制御ギヤ(65)によってトラニオン軸(53)を作動させるように構成し、トラニオン軸駆動機構(5)を前処理部トランスミッション(2a)側に取付けた状態で、制御ギヤ(65)をトラニオン軸(53)に嵌挿して取付支持する請求項1記載のコンバイン。
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