大阪府の吉村知事は8日、新型コロナウイルス「オミクロン株」の感染拡大による医療提供体制のひっ迫を受けて、「医療非常事態宣言」を発出すると記者団に述べました。 大阪府では、新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者数が連日1万人を超えるなど、感染拡大が続き、2月7日時点の軽症・中等症病床の使用率が103.5%と、第6波で初めて100%を超えました。 吉村知事は8日、感染拡大が継続していて、医療提供体制がひっ迫していることから、「医療非常事態宣言」を発出すると述べました。 また、重症者の数も連日増加し、2月7日時点で136人となっていて、このうちの約7割が70歳以上の高齢者だということです。 新型コロナは軽症・中等症でも他の基礎疾患などの理由で重症病床での治療が必要な患者も含めた、実質の重症病床の使用率は2月7日時点で25.7%となっていて、大阪府は7日、医療機関に対して、重症病床の確保計画の