Alloy でクリプキの可能世界意味論をエンコードしてみた記録。 論理学をきちんと勉強した訳じゃないので、もし誤りがあったら是非教えてください。 可能世界意味論と云うのは、偉大な論理学者ソール・クリプキが、なんと高校生の頃に思い付いた様相論理の意味論です。 様相論理って云うのは、通常の命題論理に、「□P (必然的に P)」とか「◇P (Pであることが可能)」と云う二つの記号を付け加えて出来る論理体系です。要は可能性を扱う論理学ですね! ひとくちに様相論理と云っても色々種類があるそうで、「必然的にP なんだったらどう考えてもPだろうよ」「必然的にPであるためにはまずPが可能じゃないといけないんじゃね?」「必然から可能が必然だよな*1!」とかみんな色々な法則を提唱してるんだとか。みんながみんなオレオレ様相論理を作るので、それぞれが一体どういう関係にあるのか?とか、本当にそれで大丈夫なの?とか、