米カリフォルニア州では、男女の賃金格差によって、女性が年間推定で870億ドルの損失を被っていることが研究で示されている。そんななか、カリフォルニア州政府は2022年1月27日、その驚くべき損失額を減らすための第一歩として、「California Equal Pay Pledge(カリフォルニア州同一賃金誓約)」に署名した。 これは、カリフォルニア州のファーストパートナー(知事夫人:2019年の知事就任時にファーストレディという呼び名を使わないと表明している)であるジェニファー・シーベル・ニューサム(Jennifer Siebel Newsom)が、男女の賃金格差是正に向けて着手した取り組みだ。知事のギャビン・ニューサムも同日、同州初となる最高平等責任者のポストを新設し、州政府職員の雇用に平等の視点を取り入れて、賃金平等の達成を推進すると発表した。 男女の賃金格差を州別に見ると、カリフォルニ