TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、アメリカのオバマ大統領は「この協定がなければ、価値観を共有しない中国のような競争相手が世界経済のルールを作ってしまう」と訴え、議会に対し、TPPの発効に向けて合意内容を承認するよう呼びかけました。 一方でオバマ大統領は、「この協定がなければ、価値観を共有しない中国のような競争相手が世界経済のルールを作ってしまう。彼らはわれわれの市場に売り続けるが、われわれには市場を閉鎖し続ける」と訴えました。そして、「TPPでわれわれがルールを作る。アメリカが21世紀をリードする」と述べてTPPの発効が必要だと強調し、議会に対して合意内容を承認するよう呼びかけました。 TPPの大筋合意を巡っては、クリントン前国務長官が「現時点では支持できない」と表明するなど反発も出ていて、アメリカでは、TPPの発効に向けて議会の承認が得られるかが今後の焦点となります。