アメリカの一部メディアは、シリアで化学兵器の使用が疑われる攻撃で多数の死傷者が出たことへの対抗措置として、アメリカのトランプ政権がアサド政権の関連施設に対し巡航ミサイルによる攻撃を実施したと伝えました。
【カイロ=大内清】トランプ米大統領がサウジアラビアのサルマン国王との電話会談で、イラン核合意の存続を容認する姿勢を示したのは、選挙戦中に示唆していた合意の白紙撤回に踏み切った場合、国際的な孤立を深めるリスクがあると判断したためとみられる。 核合意は米欧やロシア、中国も署名している多国間合意で、すでに経済制裁の解除に伴うイランと各国の経済交流も活発化しているだけに、米国が合意から単独で抜けることに大きな意味はないと指摘されていた。トランプ氏が模索するロシアとの関係改善に悪影響を及ぼす可能性もある。 一方、米国の重要同盟国であるサウジは、イランに核開発の余地を残しているとして、核合意には懐疑的な立場をとってきた。電話会談で両首脳が、「合意の厳格な履行」が重要だとしたのは、イランの核開発に対する監視の目を強めるべきだとの意思表示にほかならない。 またトランプ氏が、シリアとイエメンでの難民保護を名
アメリカのトランプ大統領は、中東で同盟関係にあるサウジアラビアのサルマン国王と電話で会談し、内戦が続くシリアに難民が避難できる「安全地帯」を設ける考えを示し、協力を求めました。 ホワイトハウスによりますと、このうち、サウジアラビアのサルマン国王との会談では、イスラム過激派によるテロへの対策で協力を強化することで一致したということです。 そのうえで、トランプ大統領は、内戦が続くシリアとイエメンの国内に難民が避難できる「安全地帯」を設けることに協力を求め、サルマン国王も支持する考えを示したとしています。 シリアに「安全地帯」を設けるという案について、オバマ前大統領は実現は困難だとしていましたが、トランプ大統領は繰り返し意欲を示す一方で、アメリカ軍がどのような役割を担うのかなど、具体的な方法については明らかにしていません。 さらに、両首脳は、サウジアラビアと対立するイランについて、核開発や中東を
ところが今、にわかに関係を改善。 シリアの停戦をアメリカ抜きで実現させ、和平協議の再開に向けた調整も進めています。 ロシアとトルコの思惑、そして、シリア内戦への影響は? 現地からの報告です。 田中 「アレッポ陥落で、新たな段階へと進みつつあるシリア情勢。 今、そのカギを握るとも言われているのが、トルコとロシアの関係です。」 佐藤 「シリアでは、アサド政権、反政府勢力、過激派組織IS=イスラミックステート、それにクルド人勢力なども入り乱れて、内戦が続いています。 このうち、アサド政権をロシアが、反政府勢力をアメリカなどが支援し、いわば大国の代理戦争の場ともなってきました。 NATO加盟国でもあるトルコはアメリカとともに反政府勢力の側に立ち、ロシアとは対立する関係にありました。
トランプ大統領による、7か国(イラン、イラク、シリア、イエメン、リビア、ソマリア、スーダン)からの90日間限定の入国禁止措置大統領令で大混乱が起きている。あまりに異常な権力濫用であることは、米司法省サリー・イェイツ長官代理が大統領令に従わないよう同省に通知したことでもわかる。 なぜこのような事態になったのかだが、1つには単純に公約を実現したということだ。これが一番目の解になる。続く疑問は、これを実行すれば混乱するのがわかりきったなかでなぜやったかだ。1つにはトランプ大統領がバカだからというのがその一番目の解になる。トランプ自身はテロリストを準備させないためだととか言っているが、単純な話、国家機構を新政権が掌握できていなかったためだろう。ただし、企業経営の場合、大組織を掌握しきれない新トップがあえて強権を振るってリストラをすることがあるが、そうした手法を真似たのかもしれない。 いずれにせよ、
(CNN) ドイツで開かれているミュンヘン安全保障会議で、ロシアのメドベージェフ首相は6日、欧米諸国との関係について「冷戦時代に後戻りしたといえるかもしれない」との見方を示した。 メドベージェフ首相は演説の中で、北大西洋条約機構(NATO)の対ロシア政策は「相変わらず非友好的かつ不透明」で、「新たな冷戦」を思わせる状況だと批判。「我が国はほぼ連日、NATOや欧州全体、あるいは米国に対する最大の脅威のひとつとして名指しされている」と不快感を示した。 欧米からみた関係悪化の原因は、ロシアによるウクライナでのクリミア半島併合や東部親ロシア派支援、そしてシリアへの軍事介入にある。シリア介入をめぐっては対テロ戦を主張するロシアに対し、欧米側は「アサド政権支援が主な目的ではないか」と非難する声が出ている。 一方、NATO欧州連合軍のブリードラブ最高司令官はミュンヘンでのCNNとのインタビューで、「NA
内戦が続くシリアで、クルド人勢力がロシア軍の空爆に支援されて事実上の支配地域を拡大しようとしているとして、トルコのダウトオール首相は強硬姿勢で臨む考えを示しました。 これについて、トルコのダウトオール首相は13日、記者会見で、砲撃はクルド人勢力がトルコ領内に攻撃を仕掛けてきたことへの報復だと説明しました。さらにクルド人勢力は、ロシア軍の空爆に支援されながらトルコの国境周辺の都市アザーズに対しても攻撃を始めたとして、ダウトオール首相は「この地域の民族構図を変えようとする動きだ。クルド人勢力のすべての動きに対して対策を取る」と述べ、強硬姿勢で臨む考えを示しました。 シリアのクルド人勢力について、トルコは国内でテロを繰り返す武装組織と同じテロ組織としているのに対し、ロシアだけでなくアメリカも、両者に直接の関係はないとして軍事支援を続けています。 トルコは、シリアのクルド人勢力が実質的な支配地域を
(CNN) アフガニスタン駐留米軍は18日までに、アフガン南部カンダハル州で米軍とアフガン地上軍が大規模な合同軍事作戦を実施し、国際テロ組織アルカイダの訓練拠点を壊滅させたと発表した。 作戦は今月7日から11日まで続き、多数の戦闘員を殺害した。両国の合同軍事作戦としては過去最大規模の1つとしている。重火器類、爆弾の材料や諜報(ちょうほう)データを押収したとの情報もある。 米軍によると、作戦遂行に伴い精密誘導による空爆を計63回決行。アフガン地上軍は2カ所で複数回の戦闘を行った。標的となった同州ショラバク地区の2カ所は、広さ約2.6平方キロと約77.7平方キロの軍事訓練キャンプ。 アフガンの反政府武装勢力タリバーンは1994年の組織結成直後、カンダハル市を攻略し、同国南部に勢力圏を築いた。タリバーンの最高指導者だったオマール師は97年、アルカイダの最高指導者だったオサマ・ビンラディン容疑者と
ワシントン(CNN) 米政府当局者は26日までに、シリアへの軍事介入を強めるロシアの複数の戦闘機がシリアへ飛来する際、飛行位置を知らせる装置「トランスポンダー」を切断していたことを明らかにした。探知を逃れる措置とみている。 シリアへ向かう際、戦闘機がトランスポンダーを作動させていた輸送機の至近距離を飛行する事態を米衛星がとらえていたという。 米政府当局者は先に、ロシアがシリアのラタキア市周辺で無人機の飛行を開始したことも明らかにしていた。ただ、同市近辺では過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の活動が確認されておらず、米政府はロシアによるシリアでの軍事活動の増強の真意を測りかねている。 ただ、ロシアはシリアの同盟国であり、ISIS掃討でアサド政権支援を軍事面からてこ入れしている可能性もある。 米国もISIS撲滅の軍事力を行使しているが、同時にアサド大統領の退陣も求めている。
ワシントン(CNN) シリアで過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討のため米軍が訓練した反体制派の穏健派武装勢力が米国率いる有志連合国から提供された武器弾薬などを国際テロ組織アルカイダ系の過激派に引き渡していたことが27日までにわかった。 複数の米政府当局者が明らかにした。過激派「ヌスラ戦線」の支配地で安全な通過を期すためトラックや武器弾薬類を差し出していたという。その量は、有志連合国の供与分の約25%に相当するという。 ヌスラ戦線の要求に応じたものなのかなどはわかっていない。 米軍などが訓練し、シリアの戦線に投入している穏健派武装勢力は「新シリア軍」と呼ばれる。中東地域を管轄する米中央軍の報道担当者は「引き渡しが事実なら、訓練や武器弾薬類など供与の指針に反する」と指摘した。 中央軍は当初、譲渡の事実を否定。ヌスラ戦線は先週、ツイッター上に有志連合が配給していたライフル銃の
ワシントン(CNN) ロシアがシリアで軍事介入を強めている問題で米情報機関当局が、シリアのアサド政権は長く続かないと判断し、その後の権力移行での影響力確保を狙う意図があるとの見方を強めていることが27日までにわかった。 オバマ米政権内でロシアによるシリアでの軍備増強の動機についての結論は出ていない。ただ、米国防総省や米軍も情報機関当局の分析を共有しているという。複数の米政府高官は先に、ロシアがシリアへ航空機、戦車やミサイルなどを派遣しているとの事実を明らかにしていた。 米情報機関当局は、アサド政権は今後数カ月は持つと予測。ただ、重要な支配地域の喪失などもあり同大統領の権力構造は今年に入り相当な程度弱体化したという。軍内の士気低下も進んでいる。 米政府高官はCNNの取材に、アサド政権崩壊に備え新たな権力掌握に動きそうな人物の特定作業などを進めていることを明らかにした。しかし、反体制派を含め権
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