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※『世界』2024年10月号収録の記事を特別公開します。 はじめに 2021年2月、旭川市立中学校2年生(当時)であった廣瀬爽彩(さあや)さんが、厳冬の最中にもかかわらず軽装のまま家を出て近所の公園で凍死し、およそ1ヵ月後に遺体で発見されるという痛ましい事件が起きた。彼女の置かれた状況から、自殺であったと推定されている。何よりもまず、廣瀬爽彩さんのご冥福を心よりお祈りしたい。 この事件を受けて、市教委の第三者委員会によるいじめ重大事態の調査がなされ、2022年9月、調査報告書が提出された。しかしこの報告書では、いじめと自殺との因果関係は「不明」とされていた。今津寛介市長は、遺族が調査報告書の内容に不満を抱いており、再調査を強く求めていることを踏まえ、あらたに旭川市いじめ問題再調査委員会(以下「同委員会」)を設置した。同委員会は教育評論家の尾木直樹氏を委員長として、弁護士、心理学者、精神科医
事務カリー(大掃除垢) @zimkalee 2年ほど前に購読した「自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術」はためになる一冊だった。経験則から言って、きつい訓練に弱音を吐く隊員は訓練を乗り切る可能性か高く、愚痴一つこぼさない隊員は途中で急に折れるそうだ。読後以来、仕事の愚痴や弱音は吐くようにして、心を整理している。 2016-09-22 14:19:04 事務カリー(大掃除垢) @zimkalee @zimkalee 「大人(または男)は弱音を吐くな」という社会的なマナーは実はメンタルヘルスに悪いのだと気付かされた。弱音を吐くと自分の気持ちが軽くなるし、周囲にもシグナルを送れる。弱音を許さない社会は人をどんどん潰していってしまうのだな。 2016-09-22 14:21:48
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■おじさんのズレたしなめる 著者は『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)で、惨めな弱者に成り果てたと思われていた現代の若者が、実は過去40年で最も生活満足度が高い若者でもあったというデータを紹介して話題となった。本人が弱冠20代ということもあって、当事者性のある若者論の語り手として人気がある。 本書で古市は、そんな「若者」の立場から、日本の「おじさん」のズレ方を目の細かいヤスリのような皮肉でたしなめる。「クールジャパン推進会議」やスマホ家電のズレ具合に突っ込みまくる章などは実に痛快だ。溜飲(りゅういん)を下げたい若い世代と他人事のように説教されたい「おじさん」世代のニーズに、本書はみごとに答えている。 「社会学者としては掘り下げが甘い」「ズレた原因の解明がない」「朝井リョウへの謎のこだわりがうざい」などの不満もあろうが、エッセイ集として読めば新鮮な視点も多い。女子力の高い文体は親しみやすく
渡邉大輔です。 来る4月28日(日)に幕張メッセにて開催される「超文学フリマin ニコニコ超会議2」にて、いくつかの媒体に原稿やインタビューを寄稿させて戴きましたので、お知らせいたします。 超文学フリマの公式サイトはこちら⇒超文学フリマ (2013/4/28) | 文学フリマ ■ まず、文芸批評家・小説家の坂上秋成さんが責任編集を務めるミニコミ誌(総合批評誌)『BLACK PAST』臨時増刊『ヱヴァンゲリヲンのすべて』に、30枚ほどの『ヱヴァQ』論(というか、まあ『エ/ヱヴァ』論)を寄稿しました。 ・論考「『ヱヴァQ』のふたつの顔――映像・映画史的『エ/ヱヴァ』試論」(『ヱヴァンゲリヲンのすべて』、BLACK PAST) 雑誌紹介サイトはこちら⇒http://blapas.jp/ 雑誌の目次はこちら。さすが平均2000部を売り上げるという破格のミニコミ誌だけあって超豪華です! ■インタビュ
タイトルに魅かれて読む。ウーム。期待していただけに拍子抜け。 まず「ヤンキー」についての定義が不明瞭だと思う。冒頭にこうある。「ヤンキーといっても、不良でもなければ、暴力、犯罪とも関係ない。地元を愛し、仲間と絆を愛する新保守層のことだ」 さらにこう続く。「彼らは極めて温和で調和を好む。小・中学校の友人をずっと大事にし、遠出をよしとしない。そのまま同級生と結婚、地元にしっかりと根をおろし、家族が何より大事な人生。活動範囲が狭く、世間体も無視できない。長い経済停滞期を生きてきただけに、上昇志向が薄く、現状を維持できれば十分だ」 オイラは思う。ヤンキーと言えば、一般的には不良度の高い青少年を指すのではないか? 本特集の定義でヤンキーを語るなら、地方在住のオイラの周りにいる人のほとんどがヤンキーになる。要するに、ここでいうヤンキーとは、地元思考の強い、ヤンキー的感性を持つ保守層の総称らしい。「新保
週刊 東洋経済 2013年 3/2号 [雑誌] 出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2013/02/25メディア: 雑誌 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る週刊東洋経済3月2日号に『面白い本』から、著者本人がさらに10点を選び出すという趣旨の記事が掲載されました。どーんと豪華に見開き2ページ。この号の第1特集は「2030年 あなたの仕事がなくなる」だが、第2特集の「ヤンキー消費をつかまえろ」が秀逸。 斎藤環氏によれば金融緩和策もヤンキー的なアゲアゲのノリをうまくとらえている政策ということになる。言い得て妙。維新の会は「少年チャンピオン」で、自民党は「少年ジャンプ」だというのだが、こちらはさっぱり判らないw
ヤンキー特集! - 「熱風」11月号(スタジオジブリ発行) 11月10日に発行されたスタジオジブリの小冊子「熱風」第10巻第11号で、「ヤンキー」についての特集がされた。それによるとAKB48ヒットにも、ヤンキーが関係しているという。 スタジオジブリ最新特撮短編『巨神兵東京に現わる 劇場版』場面写真 同誌の中で、ヤンキー文化研究者である難波功士氏は、オタク文化研究者である濱野智史氏と対談した際、濱野氏が「AKB48ファンのある部分はヤンキー」「AKB48ブレイクの要因の一つには、適度にヤンキー・フレイバーをまぶし、ヤンキー・キャラのメンバーを擁した点があげられる」と語っていたことを紹介。「これまでオタクとヤンキーは『水と油』と思われてきたが、すでに両者はかなりの融合を遂げているようだ」と分析している。 ADVERTISEMENT また、「世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析」の著者・
原発依存の精神構造―日本人はなぜ原子力が「好き」なのか 作者: 斎藤環出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (8件) を見る なるほど。精神科医が「東日本大震災」や「原発事故」を読み解くと、こういう話になってくるのか。 本書は、著者が2011年9月から翌年5月にかけて『新潮』に連載した文章をまとめた一冊。書籍化にあたりほとんど手を入れていないとのことだが、そのわりには内容が相互に連関し、そして一貫している。もちろん細かく比べればいろいろ齟齬や揺れは出てくるのかもしれないが、大筋においてはほとんど「ブレて」いない。 著者の基本的なスタンスは「脱原発」である。その言明も、理由も、本書の中には書かれている。しかし、それとはちょっと別の次元で、著者はいろいろと言いたいことがあるようだ。その内容について、今回は本書の展
立木康介編著『精神分析の名著』 フロイトから土居健郎まで16人の精神医学者による21冊の著作を通して、精神分析がいかに誕生し、発展し、再構築されていったかを紹介している。このなかにはM・クラインやE・エリクソン、アンナ・フロイトさらにラカン、ビオンまで含まれている。フロイトが『夢解釈』を発刊してから100年たつが、フロイトを発展させるとともに、それえの反論、時代変容による新解釈までたどれて、便利な本である。現代社会では「ひきこもり」や「キャラ付け」や「新型うつ病」などの境界領域の症状が増えているから、ぜひ読みたい本である。 「週刊 医学界新聞」(2012年10月15日付け)では、「変容する社会とパーソナリティ障害のかたち」という対談を、精神医学者の牛島定信氏と斎藤環氏が行っている。「パーソナリティ障害」とは、うまく対人関係を築けない障害をもつ精神構造をもつことをいう。このなかで牛島氏がカー
斎藤環先生の「ヤンキー文化」ツィート - Togetter 『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』(角川書店、2012)で、ヤンキー文化論(という名の日本人論)の最前線に躍り出た感のある斎藤環。以下は、特に印象に残った斎藤先生のtweet。 ●地方の学校社会では、ぼーっと生きているといつの間にかヤンキー文化に染まってしまう。もしそれを避けたければ「趣味」と「知性」で武装するしかないのかも。ちゃんと武装してないと「維新の会」が迎えに来るぞ。 ●どうやらやっぱりヤンキーには「良いヤンキー」と「悪いヤンキー」がある模様。僕はコレと似てはいるけど別の軸として非行歴バリバリの「ハードヤンキー」と、なんとなくバッドセンスの「ソフトヤンキー」の区分を提唱したい。後者の代表がマロン湖。異論は認めない。*1 ●ソフトヤンキーは日本の心。ってか日本の無意識。だって「頑張れ!」って「気合いだ!」ってこと
原発依存の精神構造―日本人はなぜ原子力が「好き」なのか 作者: 斎藤環出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (8件) を見る 「3・11」批評の中では、出色の作品。まず、著者の放射能危機に対する態度の変更(要するに、放射線に係わる疫学調査の結果を受け入れたということなのだが)が、率直に表明されていることが、誠実性を担保した。本書の焦点は、反原発も親原発も、「原子力の享楽」にとり憑かれているということの指摘と、これを克服するための方途が探られていることで、思想的な倫理性が類書と比べて一歩抜きん出ている。だが、思索の内容が、凡庸な他書の轍をまだ踏んでいるのだ。放射能による健康リスクは、喫煙や肥満、食生活などによる健康リスクと、それらが数値化されているかぎり、区別されるべきことではない。ところが、放射能では、被曝に
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