家に帰るとリビングのテーブルの上、ノートPCの横には見慣れないマイクがあった。 そのマイクに向けて、妻が喘ぎ声を上げていた。 俺を見て妻は口を閉じ、ネットで見つけたバイト、と言った。 喘ぎ声を収録し、それを相手に渡すバイトらしい。 けっこういい金額がもらえるんだよ?と妻は笑った。 その日から妻は、リビングで喘ぎ声を上げ続ける。 あんあんあん、と。 あなたの熱いち〇ぽを、私のま〇こに入れて、と。 口に出すのも憚られるような台詞を、妻は恥ずかし気もなく口にする。 妻はリビングでその作業を続ける。 俺の存在など気にせず、まるで俺といった存在が存在していないかのように。 俺はソファに座り、スマホを弄りながらも妻の喘ぎ声が自然と耳に入る。 俺は喘ぎ声に全く無頓着で、すべて無視しているように振舞うが、それでも俺の陰茎が反応する。 膝に寝転んでいた猫はそれに気づくと飛び退き、軽蔑するような眼差しを俺に向