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どこでも誰にでもウケる漫才をするには? 寄席。正直芸人になる前はあんまり馴染みがなかった言葉だった。東京でいえば新宿のルミネtheよしもと、大阪でいえばNGK(なんばグランド花月)、他にも地方の大ホールとかでやっているデカお笑いライブ。ファミリーとか老カップルとか、お笑い初めての人に向けて開催しているセミナー。初心者講習。 「お笑い詳しくない人」に向けてやるもの、としてわりと賞レース用の競技漫才と切り離されてるイメージはあって、なんなら「競技漫才上がった人がやるもん」みたいな風潮はある。実際その要素はあるんだけども。その「寄席」に出演するにはテレビで売れるか賞レースでいいところまで行く必要があるので、競技漫才がある程度できるようになったところで寄席の漫才にも挑戦する、といった状態にはなっているから。 でもよく考えたらおかしいんだよな。本来「お笑い好きを笑わせる複雑な漫才」より先に「初見を笑
もはや年末の風物詩となった「M-1グランプリ」(ABCテレビ・テレビ朝日系)。今年は史上最多となる1万330組がエントリーした。そんな同大会で2008年、見事チャンピオンに輝いた漫才コンビNON STYLEのボケ担当・石田明さん(44歳)。 コンビで舞台に立つだけでなく、バラエティ番組への出演、NSC(吉本総合芸能学院)の講師も務めたりしている。さらに10月にはM-1や漫才に対する自身の考えをまとめた著書『答え合わせ』(マガジンハウス新書)も出版した。 「漫才に関する本は絶対に出すつもりはなかった」と語る石田さんが今回、出版に至った経緯や現在の活動などについて話を聞いた。 ――お笑いファンにはたまらない一冊でしたが、もともと漫才分析本を出すことには反対だったとか? 石田明(以下、石田):漫才分析自体は岡村(隆史)さんとナイナイさんのラジオでやってたんですが、それを活字にはしたくなかったんで
女性芸人が参加対象のお笑いの賞レース『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』(日本テレビ系)の決勝戦が12月10日に開催され、にぼしいわし(香空にぼし、伽説いわし)が優勝に輝いた。 『THE W』はAブロック、Bブロック、Cブロックの各ブロックを勝ち上がった3組によって最終決戦が争われるシステム。にぼしいわしは、有名ブランド「シャネル」でおばんざいが売られているというシチュエーションの漫才でAブロックを制すると、最終決戦ではアイドルとトイレの大の関連について香空にぼし、伽説いわしが意見をぶつけ合う漫才を披露。対戦相手の紺野ぶるま、忠犬立ハチ高を下して8代目女王に就いた。 今回が4度目の決勝進出となった、にぼしいわし。優勝決定後「事務所に入らずフリーでやっていて」とコメントしていたように、二人は芸能事務所に所属せずに自分たちで活動を進めるフリー芸人だ。ちなみにフリーとは、事務所無所属だ
配信プラットフォームが活況を呈し、テレビの観られ方が大幅に変わりつつある今、番組のつくり方にもこれまでとは違う潮流が勃興しています。その変化の中で女性ディレクター/プロデューサーは、どのような矜持を持って自分が面白いと思うものを生み出しているのか。その仕事論やテレビ愛を聞く連載です。 今回は『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』『with MUSIC』『おしゃれクリップ』 などに携わり、入社6年目にして『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』のプロデューサーに就任した片岡明日香さんにお話を伺いました。(前後篇の前篇/後篇を読む) 「女性として見る気が起きない」「じゃあ、やってみろ」 ――今年の『THE W』のプロデューサーに就任されました。片岡さんは入社6年目とのことですが、『THE W』にはいつから携わられているのでしょう。 2021年からなので、4回目ですね。ずっとディレクター
飯塚 「漫才工房」メンバーからはひつじねいりとママタルトが行ったね。 ──ひつじねいりは準決勝初進出です。 井口 準々決勝終わってから結果が出るまでの間にライブで会ったので、「いくらウケたとしても受かるとは限らないからな!」とは言っておきました。ウケても落ちるのが準々決勝なので。でも、ひつじねいりに対して「おおー!」みたいな気持ちはないですね。 飯塚 実力者だからね。 井口 「初なんだ」くらいの感覚でした。タイタン勢が落ちちゃったっていうほうが印象的です。 ──いつ準決勝に行ってもおかしくなかった? 井口 よく考えたらそんなこともないか。 ──どっちですか? 井口 わかんなくなってきてるんですよね。僕らが最近ライブにあんまり出ていないので、今、誰がどんな感じかわかんなくて。まあひつじねいりも3回戦で落ちている年もあったから、そう考えたらよかったんでしょうけど。 飯塚 前回この連載で「今年の
いしだ・あきら/1980年2月20日生まれ。大阪府大阪市出身。 中学時代に出会った井上裕介と2000年5月にコンビ結成。神戸・三宮でのストリート漫才で人気を博し、baseよしもとのオーディションに合格してプロデビュー。 2006年「第35回上方お笑い大賞」最優秀新人賞受賞、「第21回NHK新人演芸大賞」演芸部門大賞受賞、2007年、NHK「爆笑オンエアバトル」9代目チャンピオン、2008年「M-1グランプリ2008」優勝など、数々のタイトルを獲得。 2012年、2013年、2年連続で「THE MANZAI」決勝進出。「M-1グランプリ2015」では決勝の審査員を、「M-1グランプリ2023」では敗者復活戦の審査員を務めた。 2021年から、NSC(吉本総合芸能学院)の講師を務め、年間1200人以上に授業を行っている。 ゲストの芸人とともにお酒を飲みながら漫才論や芸人論などを語るYouTub
松本「女のコメディアンが天下を取ることは、絶対にありえない」 一昔前までは、お笑いは男の仕事だと相場が決まっていた。女性の芸人も存在しないわけではなかったが、圧倒的な少数派であり、その地位も低かった。 松本人志は、1994年に出版された『遺書』(朝日新聞社)の中で「女はコメディアンには向いていない」「女のコメディアンが天下を取ることは、今後も絶対にありえない」と書いている。 その理由として述べられているのは、芸人は笑いのために恥も外聞もなく自分をさらけ出さなければいけないものなのに、女性は身も心も素っ裸になることができないから、ということだ。 プロの見解として一理あると言えなくもないが、今の時代から見るとあからさまに差別的なニュアンスが含まれている。 女性芸人の歴史は、この種の偏見との戦いの歴史でもあった。 冠番組を持つほど成功した女性は、山田邦子と上沼恵美子だけ 近年、女性芸人を取り巻く
なぜM-1で「歌ネタ」は評価されにくいのか 漫才のネタに優劣はない。これは当然ですが、ことM-1という大会に限っていえば、たしかに評価されにくいネタはあります。 その筆頭は「歌ネタ」です。 理由はシンプルで、歌ネタは笑いのポイントを作りやすいからです。 誰もが知っている歌を取り上げて、それをちょっと変えたり、いじったりする。お客さんは元ネタを知っているわけだから、「ちょっとおかしいポイント」、つまり「どこで笑えばいいのか」がわかりやすい。 こんなふうに笑いのとり方がわかりやすいので、たとえ会場ではウケても、「今、一番、面白い漫才師」を決める大会で歌ネタに高得点をつけるのは、笑いのプロとして躊躇するところでしょう。 漫才がどんどん多様化するなかで、こういう見方も、今後は変わっていくかもしれません。ただ現状では、「M-1らしさ」の点で、あまり評価が高くないということやと思います。
漫才というおもちゃで遊び抜いた令和ロマン 2023年のM-1で優勝した令和ロマンには、あらゆる点で驚かされました。トップバッターで優勝したのは、2001年、第1回M-1の中川家以来、22年ぶりでした。何より、結成6年目で初めて立ったM-1決勝という大舞台で、漫才というおもちゃであれだけ遊び抜いたのが、すごかった。 寄席ならともかく、はっきりと点数をつけられる賞レースでは、通常、ボケの量を調整しながら戦います。 1つウケた。2つウケた。もうツッコミは終わっているけど、もっとボケたい。3つまでは行けるか。4つはやりすぎだから、3つまでやって止めておこう――わずか4分ですが、ギリギリの調節をしながらネタを作っているんです。 でも、2023年のM-1決勝での令和ロマンは、こうした抑制や調整をいっさいしていないように見えました。
令和ロマン・髙比良くるま 『M-1グランプリ2023』王者・令和ロマンの髙比良くるまが『漫才過剰考察』という本を出す。取材前にゲラを受け取り、一読して、クラクラしてしまった。文字通り、漫才が過剰に考察されている。年末の国民的行事となった『M-1』が今現在どんな状態にあり、昨年、自分たちがなぜ“優勝してしまった”のか。『M-1』に勝つ漫才と、寄席との関係性。お笑いそのものを東西のみならず、南北に分類した特色の違い。まさに縦横無尽、論の波に飲まれ、最後にはお笑いの波打ち際に放り出された。そういう読書体験だった。 そのくるまに、話を聞きに行った。ここまで漫才について過剰に分析と考察を張り巡らせた本を書いて、また今年その『M-1』に出るのだという。現場で受け取った実本の帯には、霜降り明星・粗品の言葉として「お笑いの悪魔に魂売ったんやな」と記されていた。 ──非常に興味深く拝読したんですが、口を挟め
飯塚 コントの内容で? 井口 「泣きそう……」って言ってた。みんな無視はしてたけど(笑)。でもまあその感じもわかるというか。エモーショナルな部分もあるから。 飯塚 25歳とかではできないネタ。ちっちゃいけど、ラブレターズってちゃんと歳を重ねて、おじさんなんだよね。その感じがちゃんと出てた。 溜口 そうですね(笑)。年相応のネタができてよかったです。でも、それによって、いい人っていうイメージがつくのがちょっと苦しいなと思って。本当に性格がよくて、ハートフルで、しかも事務所はASH&D。絶対この人たち信用できるじゃん!みたいな。 井口 速攻またエロ番組とかに出て、大暴れしたほうがいいよ。 塚本 すでに控えてる。セクシー女優さんとユニットコントの仕事が(笑)。 溜口 本来ああいうネタばっかりじゃないからね。 井口 1回ふるいにかけて、ファンを減らしていかないと。僕らの場合は「あんなネタをやるなん
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飯塚 えびしゃとはまだ関わってない? 井口 まったく会ったことないので、今調査中ですね。すぐその場で「えびしゃってどんな奴?」というLINEを送って、探ってます。大会に関してちょっと思ったのは、「ツギクル」とか「THE SECOND」とか、タイトル自体がコンセプトになっている大会はそれに当てはまる芸人に票が入りやすいのかなという気がしました。特に「ツギクル」は出場資格が広いから、もしネコニスズとえびしゃが同じくらいウケたらえびしゃに票を入れたくなるだろうなと。 飯塚 「ツギクル」は地上波プライムタイムでレギュラー番組を持ってない芸人が出られる大会だから、キュウ、ファイヤーサンダー、ママタルトとかも出られるけど、自主退学というか。事務所の判断(※)で次の人に枠を渡してるところはあるかもね。 ※編集部注:「ツギクル芸人グランプリ」は地上波プライムタイムのテレビ番組レギュラーを持っていないことに
大学お笑い出身者で、現在も芸人として活動しながら、テレビディレクターとして働くふたつぎ。QJWebではこれまで「大学お笑い」に関する多くの記事を制作してきた。かもめんたる・岩崎う大や令和ロマンなど、大学お笑い出身者たちの声を直接聞き、ふたつぎもいくつかの記事の制作に関わりながら「大学お笑い」の歴史と今について考えてきた。 そんなふたつぎはここ数年、「大学お笑い」という言葉がメディアで消費される様子に違和感を覚えている。本記事ではそんな違和感の正体と、メディアの人間だからこそ抱くジレンマ、そして「大学お笑い」の現在について紐解いていく。 そもそも「大学お笑い」とはなんなのか ここ数年、テレビやYouTubeで「大学お笑い」という言葉を多く見るようになった。私が大学のお笑いサークルに所属していた6年前は、メディアであまり見かける言葉ではなく、お笑いサークルに所属する学生たちとその卒業生だけが使
2000年から2005年までレギュラー放送され、出演者や視聴者に深く愛された『内村プロデュース』(テレビ朝日)、通称『内P』が、2008年3月の単発SP以来、久々の“復活”を果たすことが発表された。今秋、テレビ朝日で放送されるという。 『内P』は、出演者のほとんどが芸人の、いわゆる「芸人番組」。彼らがロケ中、様々なシチュエーションで大喜利や即興コントを披露し、内村が「10ポイントッ!」などと採点していく番組だった。 この復活に際し、内村光良はこうコメントしている。 内村「だいぶ時間が経って、主人公たちが年を取っちゃってからやる映画の続編ってあるじゃないですか。今回の「復活SP」もそういう感じです。年を取っても若いもんに負けまいとするおじさんたちの生き様を見てほしいですね。私を含め、みんなの刀がどれだけ錆びているのか、もしくは今もまだ錆びていないのか……。とにもかくにも愉快な仲間と再会できる
お笑いコンビ「よゐこ」としてシュールなコントで地位を確立し、テレビゲームへの愛情から現在のゲーム実況動画隆盛の源流を作ったと言われる有野晋哉さん(52)。所属する松竹芸能からの退所が相次いでもいますが、その中で思うこと。そして「やらないわけにはいかない」と語る使命とは。 恩送り 松竹芸能の若手がなかなか賞レースで結果を出せない。そんなこともあって、去年の春に、東京で若手のネタ見せライブを始めたんです。 すぐに結果が出るものではないでしょうけど、自分が何か動いてプラスがあるんだったら。そう思って会社と話をしてスタートさせました。 そんな中で、大阪の松竹芸能の女性タレント・田口万莉から「大阪の女性タレントでも、そんなイベントをやってくださいよ」と言われまして。自分が知っている女性タレントさんに必要なこと。そんなことを伝えるイベントを7月13日に大阪でやることにもなりました。 ふわっとした話では
飯塚 話題には出した? 井口 一応シークレットシューズの件も言ったりしたんですけど、カットされるし。 飯塚 それはもう、ラブレターズのせいだ(笑)。 井口 今回すごく感じたのは、観覧のお客さんからの共感の得られなさ。「アメトーーク!」は何回か出させてもらっていますけど、女性のお客さんが多いから「わかる~」とか「そうなんだ」みたいな、普通はそういう反応なんですよ。でも今回は、こっちが「ひどいよ!」とか言っても、「そりゃそうだろ!」という空気が漂ってましたね(笑)。それが独特でした。 飯塚 つまり、やっぱり風当たりが強いってことだよね。背の低い人に対して。 井口 少なくとも「そんなひどいことあるんだ、かわいそう~」のムードではなかったです(笑)。でもよかったです、こんなライブでやっていたようなことを「アメトーーク!」でやれて。 飯塚 リーダーのポジションは初? 井口 初めてです。この回の直前に
お笑いコンビのチョコレートプラネットが、米国のオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」で「TT兄弟」を披露して、会場を爆笑の渦に巻き込んだようです。 オーディションの様子は、YouTubeにも公開され「TT兄弟」がXのトレンドいりをするなど、日本でも大きな話題になっています。 実際に動画を見て頂ければ、2人のパフォーマンスが徐々に会場中を巻き込んでいくのが良く分かるはずです。 参考:チョコプラ、米オーディション番組で『TT兄弟』大ウケ 辛口の審査員も「死にそう!」最後は客も立ち上がり「T」ポーズ オーディション番組の「ゴット・タレント」というと、昨年「とにかく明るい安村」さんが、イギリス版の「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出演し、大爆笑をかっさらったのが印象に残っている方も多いと思います。 実は、今回の「アメリカズ・ゴット・タレント」には安村さんも出演しており、見事に予選通過を
ちくま選書より『東京漫才全史』(税込み2310円)が発売されました。 東京漫才の誕生から令和に至るまでの100年間を記しております。買って下さい。 (画像をクリックするとAmazonへ飛びます) 『東京漫才師大系』ご購入の方は こちらをクリックしてください。 いらっしゃいませ。こんばんは。 ここは昭和の東京漫才を中心に、様々な芸能史を書き殴ったサイトです。 東京漫才及び東京の近代芸能に関する資料や情報をまとめて紹介しています。 散逸した資料の行方、芸人の行方も追っています。 何かご存知の方、ご協力のほどを何卒お願い致します。 東京漫才師の経歴や動向をまとめた 東京漫才を彩った人々 東京漫才の元祖・東喜代駒の一生に迫る 東喜代駒ノート 漫才と仲が良かった色物たちを紹介する 色物芸人のすべて(仮) 漫才を中心とした演芸書籍を紹介する 演芸書籍類従 東京漫才のレコードや放送記録をまとめる 東京漫
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