■ 書籍情報 【ブルマーの謎: 〈女子の身体〉と戦後日本】(#2739) 山本 雄二 価格: ¥2,160 (税込) 青弓社(2016/12/8) 本書は、「学校には奇妙な力学もはたらいて」おり、「いったん導入されて定着したものに対しては、その効用が疑問視されようが、あるいはそもそも何のために導入されたのかが忘れされれ、もはや誰も説明できない状況になろうが、そのまま継続される傾向がある」として、「なぜ、どのようにして学校に取り入れられたのかわからない、なのに、存続だけはされ、もはやどうして継続しているのか誰もわからないといった現象を取り上げ、その全体像を詳細に検討することで、学校を舞台として民主化と戦前的心情の交錯とねじれの諸相と、学校的力学を支えるエネルギーの源泉を明らかにすること」を目的としたものです。 第1章「ブルマーの謎と来歴」では、「1960年代の半ば頃から、中学校を中心に、伸縮