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JPH0571431A - 内燃エンジンの蒸発燃料制御装置 - Google Patents

内燃エンジンの蒸発燃料制御装置

Info

Publication number
JPH0571431A
JPH0571431A JP3080725A JP8072591A JPH0571431A JP H0571431 A JPH0571431 A JP H0571431A JP 3080725 A JP3080725 A JP 3080725A JP 8072591 A JP8072591 A JP 8072591A JP H0571431 A JPH0571431 A JP H0571431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
purge
flow rate
fuel
air
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3080725A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Hosoda
文男 細田
Masayuki Habaguchi
正幸 幅口
Toru Tochisawa
透 栃沢
Shinji Uchiyama
真志 内山
Kazuhito Kakimoto
一仁 柿元
Ryoji Abe
良治 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP3080725A priority Critical patent/JPH0571431A/ja
Publication of JPH0571431A publication Critical patent/JPH0571431A/ja
Priority to US08/090,244 priority patent/US5329909A/en
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/003Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir
    • F02D41/0045Estimating, calculating or determining the purging rate, amount, flow or concentration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/003Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir
    • F02D41/0032Controlling the purging of the canister as a function of the engine operating conditions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料蒸気排出防止能力を充分に発揮させつ
つ、パージによる空燃比の変動を抑制することを可能に
した内燃エンジンの蒸発燃料制御装置を提供する。 【構成】 パージ通路17に質量流量計20を設け、エ
ンジン運転状態に応じた目標パージ流量を設定する目標
パージ流量設定手段5と、目標パージ流量と質量流量計
の計測パージ流量とを比較してパージ制御弁16の開度
を制御するパージ制御手段5とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料蒸気排出抑止装置
を有した内燃エンジンの蒸発燃料制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より燃料タンク内で燃料から発生す
る燃料蒸気が大気中に放出されるのを防止するようにし
た燃料蒸気排出抑止装置が広く用いられている。この装
置では燃料蒸気がキャニスタで一時貯えられ、この貯え
られた蒸発燃料がエンジンの吸気系へ供給される。この
蒸発燃料の吸気系への供給(パージ)により、エンジン
へ供給される混合気は一瞬リッチ化するものの、パージ
量が少なければ空燃比フィードバック制御によって混合
気の空燃比は早急に所望制御目標値に戻り空燃比の変動
はほとんどない。
【0003】しかしながらパージ量が多い場合には空燃
比の変動が発生する。例えば燃料タンクへ供給した直後
は燃料蒸気が多量に発生する可能性があり、こうした給
油直後のパージによる空燃比の変動を防ぐたためめに、
給油直後のエンジン始動時から車速が所定値に達するま
で、及びその後車速が該所定値を超えている状態の積算
時間が所定時間に達するまでの間、パージ量を低減させ
るようにしたパージ流量制御装置が知られている(例え
ば特開昭63−111277号公報)。
【0004】また、パージをあらかじめ、空燃比変動の
ほとんど生じない程度の少ない量で行ない、このパージ
による空燃比フィードバック制御におけるフィードバッ
ク補正係数の変動量を検出し、パージ量を大きくしたと
きの前記補正係数を上記変動量に基づいて予測し、実際
のパージ量を大きくするのと同期してこの予測値をフィ
ードバック補正係数として使用して供給燃料量の減少を
行ない、パージ量が多くとも空燃比の変動を抑えるよう
にした空燃比制御装置が知られている(例えば特開昭6
2−131962号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のうち前者の装置においては、パージ流量を制御
するに当り実際のパージ量を検出することをしないため
に正確な空燃比制御を行なうことができないことがあ
る。即ち、給油前の燃料タンク内の燃料残量の大小によ
って給油による燃料蒸発ガス量は異なり、従って給油後
のパージ量は一定しない。そのためこの装置では給油後
の予想パージ量を比較的小さい値に設定した場合に大量
のパージが行なわれれば空燃比の変動は避けられず、一
方比較的大きい値に設定した場合に小流量のパージが行
なわれれば空燃比の変動は避けられるが、燃料蒸発燃料
制御装置の処理能力を充分に発揮できないことになる。
【0006】また、上記従来技術のうち後者の装置にお
いては、実際のパージ量を直接検出しているのではな
く、空燃比フィードバック補正係数の変動によってパー
ジ量を推定しているものであり、且つ少ないパージ量の
時の該係数変動から多いパージ量による該係数の変動を
予測する手法であるため、該係数の変動の予測が正確で
なく、パージに伴う空燃比の正確な制御は不可能であっ
た。
【0007】従って、上記前者および後者の装置におい
ては、空燃比が変動することにより、排ガス特性が悪化
し、出力トルクが変動するという問題点があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、燃料蒸気排出防止能力を充分に発揮させつつ、パー
ジによる空燃比の変動を抑制することを可能にした内燃
エンジンの蒸発燃料制御装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、燃料タンクから発生する燃料蒸発ガスを吸
着するキャニスタとエンジン吸気系との間に設けられて
前記燃料蒸発ガスをパージさせるパージ通路と、該パー
ジ通路を介してエンジン吸気系に供給される前記燃料蒸
発ガスの流量を制御するパージ制御弁とを有する内燃エ
ンジンの蒸発燃料制御装置において、前記パージ通路に
質量流量計を設け、前記エンジンの運転状態に応じた目
標パージ流量を設定する目標パージ流量設定手段と、前
記目標パージ流量と前記質量流量計の計測パージ流量と
を比較して前記パージ制御弁の開度を制御するパージ制
御手段とを有するようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明による内燃エンジンの蒸発燃料制御装置
においては、パージ管に質量流量計を設け、エンジン運
転状態に応じた目標パージ流量を設定し、この目標パー
ジ流量と質量流量計の出力値とを比較してパージ制御弁
の開度を制御する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基いて
詳述する。
【0012】図1は本発明による内燃エンジンの蒸発燃
料制御装置の一実施例を含む燃料供給制御装置の全体の
構成図であり、符号1は例えば4気筒の内燃エンジンを
示し、エンジン1の吸気管2の途中にはスロットルボデ
ィ3が設けられ、その内部にはスロットル弁301が配
されている。スロットル弁301にはスロットル弁開度
(θTH)センサ4が連結されており、当該スロットル
弁301の開度に応じた301の開度に応じた電気信号
を出力して電子コントロールユニット(以下「ECU」
という)5に供給する。このECUは、目標パージ流量
設定手段と、パージ制御手段とを有する。
【0013】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
301との間で且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し
上流側に各気筒毎に設けられており、各燃料噴射弁6は
燃料ポンプ7を介して燃料タンク8に接続されていると
共にECU5に電気的に接続されて当該ECU5からの
信号により燃料噴射弁6の開弁時間が制御される。
【0014】スロットル弁301の直ぐ下流には管9を
介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ10が設けられ
ており、この絶対圧センサ10により電気信号に変換さ
れた絶対圧信号は前記ECU5に供給される。
【0015】エンジン回転数(NE)センサ11はエン
ジン1の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取
付けられ、エンジン1のクランク軸の180度回転毎に所
定のクランク角度位置で信号パルス(以下「TDC信号
パルス」という)を出力し、このTDC信号パルスはE
CU5に供給される。
【0016】排気ガス濃度検出器としてのO2センサ1
2はエンジン1の排気管13に装着されており、排気ガ
ス中の酸素濃度を検出してその検出値に応じた信号を出
力しECU5に供給する。
【0017】密閉された燃料タンク8の上部とスロット
ルボディ3下流の吸気管2との間には燃料蒸発ガス排出
抑止装置を構成する2ウェイバルブ14、吸着剤151
を内蔵するキャニスタ15、弁を駆動するソレノイドを
有したリニア制御弁(EACV)であるパージ制御弁1
6が設けられている。パージ制御弁16のソレノイドは
ECU5に接続され、パージ制御弁16はECU5から
の信号に応じて制御されて開弁量(開度)をリニアに変
化させる。この燃料蒸発ガス排出抑止装置によれば、燃
料タンク8内で発生した燃料蒸発ガス(燃料蒸気、ベー
パ)は、所定の設定圧に達すると、2ウェイバルブ14
の正圧バルブを押し開き、キャニスタ15に流入し、キ
ャニスタ15内の吸着剤151によって吸着され貯蔵さ
れる。一方、ECU5からの制御信号でソレノイドが付
勢されていない時にはパージ制御弁16は閉弁している
が、ソレノイドが制御信号に応じて付勢されると、その
付勢量に応じた開弁量だけパージ制御弁16が開弁さ
れ、キャニスタ15に一時貯えられていた蒸発燃料は、
吸気管2内の負圧により、キャニスタ15に設けられた
外気取込口152から吸入された外気と共にパージ制御
弁16を経て吸気管2へ吸引され、気筒へ送られる。ま
た外気などで燃料タンク8が冷却されて燃料タンク内の
負圧が増すと、2ウェイバルブ14の負圧バルブが開弁
し、キャニスタ15に一時貯えられていた蒸発燃料は燃
料タンク8へ戻される。このようにして燃料タンク8内
に発生した燃料蒸発ガスが大気中に放出されることを抑
止している。更に、キャニスタ15とパージ制御弁16
との間のパージ管(パージ通路)17に質量流量計20
(例えば熱線式流量計)が配設され、質量流量計20の
出力信号はECU5に供給される。
【0018】ECU5は、各種センサからの入力信号の
波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナ
ログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有す
る入力回路、後述の補正係数VQKO2及びEACV値
算出プログラム等を実行する中央処理回路(以下「CP
U」という)、CPUで実行される各種演算プログラ
ム、後述のTiマップ及び演算結果等を記憶する記憶手
段、前記燃料噴射弁6、パージ制御弁16に駆動信号を
供給する出力回路等から構成される。
【0019】CPUは上述の各種センサからのエンジン
運転パラメータ信号に基づいて、排ガス中の酸素濃度に
応じたフィードバック制御運転領域やオープンループ制
御運転領域等の種々のエンジン運転状態を判別するとと
もに、エンジン運転状態に応じ、次式(1)に基づき、
前記TDC信号パルスに同期して燃料噴射弁6の燃料噴
射時間Toutを演算する。
【0020】
【数1】 Tout=Ti×KO2×VQKO2+K1+K2…(1) ここに、Tiは燃料噴射弁6の燃料噴射時間Toutの
基準値であり、エンジン回転数NEと吸気管内絶対圧P
BAに応じて設定されたTiマップから読み出される。
【0021】KO2は空燃比フィードバック補正係数で
あってフィードバック制御時、O2センサ12により検
出される排気ガス中の酸素濃度に応じて設定され、更に
フィードバック制御を行なわない複数のオープンループ
制御運転領域では各運転領域に応じて設定される係数で
ある。
【0022】VQKO2はベーパ流量補正係数であって
パージが実行されている時に検出されたパージ流量に応
じて設定される値である。
【0023】K1及びK2は夫々各種エンジン運転パラ
メータ値に応じて演算される他の補正係数及び補正変数
であり、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン
加速特性等の諸特性の最適化が図られるような所定値に
設定される。
【0024】CPUは上述のようにして求めた燃料噴射
時間Toutに基づいて燃料噴射弁6を開弁させる駆動
信号を出力回路を介して燃料噴射弁6に供給する。
【0025】パージ管17内を流れる空気ベーパ合算流
量(蒸発混合気流量)Q1は、燃料タンク8から来てキ
ャニスタ15に吸着されていた燃料蒸気(ベーパ)によ
るベーパ流量VQとキャニスタ15の外気取込口152
から吸入された空気による空気流量Q2との合算流量で
ある。なお空気ベーパ合算流量Q1には、燃料タンク8
から直接、キャニスタ15で吸着されることなくパージ
管17を通過するベーパも含まれるが、これは高濃度燃
料蒸気であるためベーパ流量VQに含ませて扱うことに
する。
【0026】次に、実パージ流量(実蒸発混合気流量)
Q1(l/min)及びベーパ濃度β(蒸発混合気中のベ
ーパの濃度)と質量流量計20の計測パージ流量QH
(l/min)の関係を図3を用いて説明する。図3にお
いて、横軸は計測パージ流量(流量計20の表示量)Q
Hを示し、縦軸は実パージ流量Q1を示す。また、SA
はベーパ濃度0%すなわち純粋空気におけるQ1/QH
の特性線、SBはベーパ濃度20%、SCはベーパ濃度
50%、SDはベーパ濃度100%すなわち空気濃度0
%におけるQ1/QHの特性線をそれぞれ示す。ベーパ
濃度0%においては、質量流量計20の表示する計測パ
ージ流量QHがそのまま実パージ流量Q1となる。例え
ばQH=35l/minのときQ1=35l/minである。ベ
ーパ濃度100%においては、質量流量計20の表示す
る計測パージ流量QHはそのまま実パージ流量Q1を示
さず、例えばQH=35l/minのときQ1=8l/1m
inとなる。すなわち、ベーパ濃度が高くなると計測パー
ジ流量は実パージ流量よりも大きくなる。
【0027】本発明は、このように被測定ガスの密度
(ベーパ濃度)の変化(増加)に応じて出力特性(表示
量)が大きく変化(増加)する質量流量計の特性を利用
するものである。
【0028】前述した混合気流量Q1は次式(2)で表
わすことができる。
【0029】Q1=QH/KH (2) ここで、KHは上述した質量流量計20の出力特性に基
づいて実験的に得られた、混合気中のベーパ濃度βによ
り定まる流量係数であり、図4に示すように、該濃度β
の増加に伴ない増加する。例えば、計測パージ流量QH
が35(l/min)のとき、KH=1(β=0%のとき
の値)であれば、Q1=35(l/min)であり、KH
=4.45(β=100%のときの値)であれば、Q1
=7.87(l/min)である。すなわち、上述したよ
うに、濃度βが大きな値の混合気の場合には質量流量計
20の計測パージ流量QHは実パージ流量Q1よりも大
きな値となる。しかし、見方を変えれば、式(2)はQ
H=Q1×KHとなるので、計測パージ流量QHは濃度
βに応じた重み係数を実際パージ流量Q1に掛けた流量
を示していることになる。従って、この計測パージ流量
QHの値に基づいてパージ制御弁17を制御すれば、濃
度βが高いときは混合気流量Q1が少なくなり、濃度β
が低いときは混合気流量Q1が多くなるように制御でき
ることとなり、エンジン吸気系における混合気の空燃比
を一定に保つことができる。
【0030】この制御方法を実行するプログラムを図2
のフローチャートで示す。本プログラムはECU5のC
PUで実行される。
【0031】まず、ステップS1では、次式(3)によ
ってエンジン1に吸入される空気量QENGを算出す
る。
【0032】 QENG=Tout×NE×CEQ…(3) ここに、Toutは式(1)によって算出される燃料噴
射時間、CEQは吸入空気量に換算するための定数であ
る。
【0033】ステップS2では、目標パージ流量率PK
QHを、検出したエンジン回転数NE及び吸気管内絶対
圧PBAに応じてPKQHマップから検索する。PKQ
Hマップは、エンジン吸入空気流量QENGに対する目
標パージ流量比率が複数の所定エンジン回転数NE及び
吸気管内絶対圧PBAに対応して設定されたマップであ
る。
【0034】ステップS3では、前記エンジン吸入空気
流量QENG及び目標パージ流量比率PKQHを次式
(4)に適用して、目標パージ流量KQHを算出する。
【0035】KQH=QENG×PKQH…(4) ステップS4では、質量流量計20で計測パージ流量Q
Hが計測され、ECU5は該計測されたQHの値を取り
込む。
【0036】ステップS5では、計測パージ流量QHが
目標パージ流量KQH以上か否かを判別する。
【0037】ステップS5でQH≧KQHと判別された
ときは、パージ制御弁16の開弁量に相当する制御量E
ACV値を現在値より所定値Cだけ減少させ(ステップ
S6)、本プログラムを終了する。
【0038】ステップS5でQH<KQHと判別された
ときは、パージ制御弁16の制御量EACV値を現在値
より所定値Cだけ増加させ(ステップS7)、本プログ
ラムを終了する。
【0039】以上のように、計測パージ流量QHに応じ
てパージ制御弁16の開弁量を制御する(ステップS
6、S7)ことにより、エンジン吸気系における混合気
の空燃比をエンジンの運転状態に応じた所定値に保つこ
とができ、もって燃料蒸気排出抑制能力を確保すると共
にパージ時の空燃比の変動を防止することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、燃料タン
クから発生する燃料蒸発ガスを吸着するキャニスタとエ
ンジン吸気系との間に設けられて前記燃料蒸発ガスをパ
ージさせるパージ通路と、該パージ通路を介してエンジ
ン吸気系に供給される前記燃料蒸発ガスの流量を制御す
るパージ制御弁とを有する内燃エンジンの蒸発燃料制御
装置において、前記パージ通路に質量流量計を設け、前
記エンジンの運転状態に応じた目標パージ流量を設定す
る目標パージ流量設定手段と、前記目標パージ流量と前
記質量流量計の計測パージ流量とを比較して前記パージ
制御弁の開度を制御するパージ制御手段とを有すること
により、パージ通路を介して吸気系に供給される空気と
燃料蒸発ガスとの混合割合、即ち燃料蒸発ガス濃度(ベ
ーパ濃度)が増加するときは質量流量計の出力特性は計
測パージ流量が実際パージ流量よりも増加するように変
化するので、計測パージ流量がエンジン運転状態に応じ
た目標パージ流量と等しくなるようにパージ制御弁を制
御すれば、ベーパ濃度が高くなったときは実際の混合気
流量が少なくなり、逆にベーパ濃度が低くなったときは
実際の混合気流量が多くなるように制御することができ
る。これにより、実際の混合気流量がベーパ濃度に反比
例するようにパージ制御弁を制御して、エンジン吸気系
における燃料混合気の空燃比をエンジン運転状態に応じ
た所定値に保つようにすることができ、もって燃料蒸気
抑制能力を確保すると共にパージによる空燃比の変動を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を含む内燃エンジンの燃料供
給制御装置全体の構成図である。
【図2】図1の実施例の動作を実行させるプログラムを
示すフローチャートである。
【図3】計測パージ流量と実パージ流量との関係をベー
パ濃度をパラメータとして示すグラフである。
【図4】ベーパ濃度βと流量係数KHとの関係を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 内燃エンジン 2 吸気管 5 電子コントロールユニット(ECU)(目標パー
ジ流量設定手段、パージ制御手段) 8 燃料タンク 9 端末 15 キャニスタ 16 パージ制御弁 17 パージ管(パージ通路) 19 圧力計 20 質量流量計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 真志 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 柿元 一仁 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 阿部 良治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクから発生する燃料蒸発ガスを
    吸着するキャニスタとエンジン吸気系との間に設けられ
    て前記燃料蒸発ガスをパージさせるパージ通路と、該パ
    ージ通路を介してエンジン吸気系に供給される前記燃料
    蒸発ガスの流量を制御するパージ制御弁とを有する内燃
    エンジンの蒸発燃料制御装置において、前記パージ通路
    に質量流量計を設け、前記エンジンの運転状態に応じた
    目標パージ流量を設定する目標パージ流量設定手段と、
    前記目標パージ流量と前記質量流量計の計測パージ流量
    とを比較して前記パージ制御弁の開度を制御するパージ
    制御手段とを有することを特徴とする内燃エンジンの蒸
    発燃料制御装置。
JP3080725A 1991-03-19 1991-03-19 内燃エンジンの蒸発燃料制御装置 Pending JPH0571431A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3080725A JPH0571431A (ja) 1991-03-19 1991-03-19 内燃エンジンの蒸発燃料制御装置
US08/090,244 US5329909A (en) 1991-03-19 1993-07-07 Evaporative fuel-purging control system for internal combustion engines

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3080725A JPH0571431A (ja) 1991-03-19 1991-03-19 内燃エンジンの蒸発燃料制御装置

Publications (1)

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JPH0571431A true JPH0571431A (ja) 1993-03-23

Family

ID=13726343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3080725A Pending JPH0571431A (ja) 1991-03-19 1991-03-19 内燃エンジンの蒸発燃料制御装置

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JP (1) JPH0571431A (ja)

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