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JPH0518326A - 内燃エンジンの蒸発燃料制御装置 - Google Patents

内燃エンジンの蒸発燃料制御装置

Info

Publication number
JPH0518326A
JPH0518326A JP3190969A JP19096991A JPH0518326A JP H0518326 A JPH0518326 A JP H0518326A JP 3190969 A JP3190969 A JP 3190969A JP 19096991 A JP19096991 A JP 19096991A JP H0518326 A JPH0518326 A JP H0518326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
fuel
fuel vapor
passage
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3190969A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Hosoda
文男 細田
Masayuki Habaguchi
正幸 幅口
Yukito Fujimoto
幸人 藤本
Shoichi Kitamoto
昌一 北本
Hideo Moriwaki
英雄 森脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP3190969A priority Critical patent/JPH0518326A/ja
Publication of JPH0518326A publication Critical patent/JPH0518326A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料タンクから蒸発してエンジン吸気系へ供
給される実際の燃料蒸気を含む蒸発混合気の燃料蒸気濃
度及び/又は体積流量を正確に測定すると共にこれらの
測定結果に基づいて空燃比を正確に制御する。 【構成】 キャニスタ15とスロットルボディ3とを接
続するパージ管17の途中に、エアクリーナ19を介し
て大気に連通する大気通路18が接続されている。パー
ジ管17及び大気通路18の途中には、それぞれ第1及
び第2の質量流量計22,23が装着されている。これ
らの流量計22,23の出力値に基づいて、パージ管1
7を介してエンジン吸気系に供給される混合気中の燃料
蒸気の濃度及び/又は体積流量が算出される。この算出
結果を用いて、パージ制御弁16の開度及び燃料噴射弁
6の開弁時間が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料蒸気排出抑止装置
のパージ通路から内燃エンジンの吸気系へ供給される燃
料蒸気流量を検出し、その検出結果に基づいてエンジン
に供給する燃料量を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃料タンク内で燃料から発生
する燃料蒸気が大気中に放出されるのを防止するように
した燃料蒸気排出抑止装置が広く用いられている。この
装置では燃料蒸気がキャニスタで一時貯えられ、この貯
えられた蒸発燃料が内燃エンジンの吸気系へ供給され
る。この蒸発燃料の吸気系への供給(パージ)により、
エンジンへ供給される混合気は一瞬リッチ化するもの
の、パージ燃料蒸気量が少なければ空燃比フィードバッ
ク制御によって混合気の空燃比は早急に所望制御目標値
に戻り空燃比の変動はほとんどない。
【0003】しかしながらパージ燃料蒸気量が多い場合
には空燃比の変動が発生する。例えば燃料タンクへ給油
した直後は燃料蒸気が多量に発生する可能性があり、こ
うした給油直後のパージによる空燃比の変動を防ぐため
に、給油直後のエンジン始動時から車速が所定値に達す
るまで、及びその後車速が該所定値を超えている状態の
積算時間が所定時間に達するまでの間、パージ燃料蒸気
量を低減させるようにしたパージ流量制御装置が知られ
ている(例えば特開昭63−111277号公報)。
【0004】また、パージをあらかじめ、空燃比変動の
ほとんど生じない程度の少ない量で行ない、このパージ
による空燃比フィードバック制御におけるフィードバッ
ク補正係数の変動量を検出し、パージ燃料蒸気量を大き
くしたときの前記補正係数を前記変動量に基づいて予測
し、実際のパージ燃料蒸気量を大きくするのと同期して
この予測値をフィードバック補正係数として使用して供
給燃料量の減少を行ない、パージ燃料蒸気量が多くとも
空燃比の変動を抑えるようにした空燃比制御装置が知ら
れている(例えば特開昭62−131962号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のうち前者の装置においては、パージ流量を制御
するに当り実際のパージ燃料蒸気量を検出することをし
ないために正確な空燃比制御を行なうことができないこ
とがある。即ち、給油前の燃料タンク内の燃料残量の大
小によって給油による燃料蒸気量は異なり、従って給油
後のパージ燃料蒸気量は一定しない。そのためこの装置
では給油後の予想パージ燃料蒸気量を比較的小さい値に
設定した場合に大流量のパージが行なわれれば空燃比の
変動は避けられず、一方比較的大きい値に設定した場合
に小流量のパージが行なわれれば空燃比の変動は避けら
れるが、燃料蒸気排出抑止装置の処理能力を充分に発揮
できないことになる。
【0006】また、上記従来技術のうち後者の装置にお
いては、実際のパージ燃料蒸気量を直接検出しているの
ではなく、空燃比フィードバック補正係数の変動によっ
てパージ燃料蒸気量を推定しているものであり、且つ少
ないパージ燃料蒸気量の時の該係数変動から多いパージ
燃料蒸気量による該係数の変動を予測する手法であるた
め、該係数の変動予測値が正確でないことがあり、パー
ジに伴う空燃比の正確な制御は不可能であった。
【0007】従って、上記前者及び後者の装置において
は、空燃比が変動することにより、排ガス特性が悪化
し、出力トルクが変動するという問題があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、燃料タンクから蒸発してエンジン吸気系へ供給され
る実際の燃料蒸気の濃度及び/又は該燃料蒸気の体積流
量を正確に検出することができる検出装置、及び該検出
した濃度又は体積流量に基づいて空燃比を正確に制御す
ることが可能な蒸発燃料制御装置及び空燃比制御装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、燃料タンクから発生する燃料蒸気を吸着す
るキャニスタとエンジン吸気系との間に設けられて前記
燃料蒸気を含む混合気をパージさせるパージ通路と、該
パージ通路を介してエンジン吸気系に供給される燃料蒸
気の流量を制御するパージ制御弁とを有する内燃エンジ
ンに吸入される前記燃料蒸気の流量を検出する燃料蒸気
流量検出装置において、前記パージ通路と大気とを連通
する大気通路と、前記パージ通路を流れる混合気の流量
を検出する第1の質量流量計と、前記大気通路を流れる
大気の流量を検出する第2の質量流量計と、前記第1及
び第2の質量流量計の出力値に基づいて実燃料蒸気流量
を算出する実燃料蒸気流量算出手段とを設けたことを特
徴とする燃料蒸気流量検出装置を提供するものである。
【0010】また、上記燃料蒸気流量検出装置におい
て、前記実燃料蒸気流量算出手段に代えて、前記第1及
び第2の質量流量計の出力値に基づいて前記混合気中の
燃料蒸気濃度を算出する濃度算出手段を設けることによ
り、燃料蒸気濃度検出装置を提供するものである。
【0011】本発明は更に上記燃料蒸気流量検出装置に
おいて、前記エンジンの運転状態に応じた目標燃料蒸気
流量を設定する目標燃料蒸気流量設定手段と、該設定し
た目標燃料蒸気流量と前記実燃料蒸気流量とを比較し、
該比較結果に応じて前記パージ制御弁の開度を制御する
パージ制御手段とを設けることにより、内燃エンジンの
蒸発燃料制御装置を提供するものである。
【0012】更に、上記燃料蒸気流量検出装置におい
て、前記実燃料蒸気流量に応じて前記エンジンに供給す
る基本燃料量を補正する補正手段を設けることにより、
内燃エンジンの空燃比制御装置を提供するものである。
【0013】更に、上記燃料蒸気流量検出装置、燃料蒸
気濃度検出装置、蒸発燃料制御装置及び空燃比制御装置
のそれぞれにおいて、前記第1の質量流量計を前記パー
ジ通路の、前記大気通路との接続部の上流側に装着し、
前記第2の質量流量計を前記パージ通路の、前記接続部
の下流側に装着するようにしたものである。
【0014】
【作用】第1及び第2の質量流量計の出力値とに基づい
て実燃料蒸気流量又は燃料蒸気濃度が算出される。
【0015】エンジン運転状態に応じて設定される目標
燃料蒸気流量と前記実燃料蒸気流量とが比較され、この
比較結果に応じてパージ制御弁の開度が制御される。
【0016】前記実燃料蒸気流量に応じてエンジンに供
給する基本燃料量が補正される。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて詳
述する。
【0018】図1は本発明の第1の実施例に係る内燃エ
ンジン及びその燃料供給制御装置の全体の構成図であ
り、符号1は例えば4気筒の内燃エンジンを示し、エン
ジン1の吸気管2の途中にはスロットルボディ3が設け
られ、その内部にはスロットル弁301が配されてい
る。スロットル弁301にはスロットル弁開度(θTH)
センサ4が連結されており、当該スロットル弁301の
開度に応じた電気信号を出力して電子コントロールユニ
ット(以下「ECU」という)5に供給する。このEC
U5は、実燃料蒸気流量算出手段、目標燃料蒸気流量設
定手段、パージ制御手段、補正手段及び濃度算出手段を
構成する。
【0019】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
301との間で且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し
上流側に各気筒毎に設けられており、各燃料噴射弁6は
燃料ポンプ7を介して燃料タンク8に接続されていると
共にECU5に電気的に接続されて当該ECU5からの
信号により燃料噴射弁6の開弁時間が制御される。
【0020】スロットル弁301の直ぐ下流には管9を
介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ10が設けられ
ており、この絶対圧センサ10により電気信号に変換さ
れた絶対圧信号は前記ECU5に供給される。
【0021】エンジン回転数(NE)センサ11はエン
ジン1の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取
り付けられ、エンジン1のクランク軸の180度回転毎に
所定のクランク角度位置で信号パルス(以下「TDC信
号パルス」という)を出力し、このTDC信号パルスは
ECU5に供給される。
【0022】排気ガス濃度検出器としてのO2センサ1
2はエンジン1の排気管13に装着されており、排気ガ
ス中の酸素濃度を検出し、その濃度に応じた信号を出力
しECU5に供給する。
【0023】密閉された燃料タンク8の上部とスロット
ルボディ3との間には燃料蒸気排出抑止装置を構成する
2ウェイバルブ14、吸着剤151を内蔵するキャニス
タ15、弁を駆動するソレノイドを有したリニア制御弁
(EPCV)であるパージ制御弁16が設けられてい
る。パージ制御弁16のソレノイドはECU5に接続さ
れ、パージ制御弁16はECU5からの信号に応じて制
御されて開弁量をリニアに変化させる。この燃料蒸気排
出抑止装置によれば、燃料タンク8内で発生した燃料蒸
気(燃料ベーパ)は、所定の設定圧に達すると2ウェイ
バルブ14の正圧バルブを押し開き、キャニスタ15に
流入し、キャニスタ15内の吸着剤151によって吸着
され貯蔵される。パージ制御弁16はECU5からの制
御信号でそのソレノイドが付勢されていない時には閉弁
しているが、該ソレノイドが制御信号に応じて付勢され
ると、その付勢量に応じた開弁量だけパージ制御弁16
が開弁され、キャニスタ15に一時貯えられていた蒸発
燃料は、吸気管2内の負圧により、キャニスタ15に設
けられた外気取込口152から吸入された外気と共にパ
ージ制御弁16を経て吸気管2へ吸引され、各気筒へ送
られる。また外気などで燃料タンク8が冷却されて燃料
タンク内の負圧が増すと、2ウェイバルブ14の負圧バ
ルブが開弁し、キャニスタ15に一時貯えられていた蒸
発燃料は燃料タンク8へ戻される。このようにして燃料
タンク8内に発生した燃料蒸気が大気に放出されること
を抑止している。
【0024】キャニスタ15とパージ制御弁16との間
のパージ管(パージ通路)17には、エアクリーナ19
を介して大気に連通する大気通路18が接続されてお
り、パージ管17の、大気通路18との接続部17bの
上流側(キャニスタ15側)には、オリフィス17aが
設けられている。オリフィス17aとキャニスタ15と
の間には、熱線式流量計(第1の質量流量計)22が設
けられ、パージ管17内を流れる燃料蒸気を含む混合気
の流量に応じた出力信号をECU5へ供給する。この熱
線式流量計22は、電流を通して加熱した白金線を気流
にさらすと、その白金線は熱を奪われて温度が下がり、
その電気抵抗が減少することを利用するものである。ま
た、大気通路18にはオリフィス18aが設けられ、オ
リフィス18aの上流側(エアクリーナ19側)に熱線
式流量計(第2の質量流量計)23が設けられている。
なお、オリフィス17aと18aの流路断面積は同一と
なるように構成されており、キャニスタ15からパージ
管17へ流出する混合気が空気100%のときには、第
1及び第2の流量計の出力値は略等しくなる。
【0025】ECU5は、各種センサからの入力信号の
波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナ
ログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有す
る入力回路、後述の補正係数KO2及びEPCV値算出
プログラム等を実行する中央処理回路(以下「CPU」
という)、CPUで実行される各種演算プログラム、後
述のTiマップ及び演算結果等を記憶する記憶手段、前
記燃料噴射弁6、パージ制御弁16に駆動信号を供給す
る出力回路等から構成される。
【0026】CPUは上述の各種センサからのエンジン
運転パラメータ信号に基づいて、排ガス中の酸素濃度に
応じたフィードバック制御運転領域やオープンループ制
御運転領域等の種々のエンジン運転状態を判別するとと
もに、エンジン運転状態に応じ、次式(1)に基づき、
前記TDC信号パルスに同期して燃料噴射弁6の燃料噴
射時間Toutを演算する。
【0027】Tout=Ti×KO2×K1+K2…
(1) ここに、Tiは燃料噴射弁6の燃料噴射時間Toutの
基準値(基本燃料量)であり、エンジン回転数NEと吸
気管内絶対圧PBAに応じて設定されたTiマップから
読み出される。
【0028】KO2は空燃比フィードバック補正係数で
あって、フィードバック制御時O2センサ12により検
出される排気ガス中の酸素濃度に応じて設定され、更に
フィードバック制御を行なわない複数のオープンループ
制御運転領域では各運転領域に応じて設定される係数で
ある。
【0029】K1及びK2は夫々各種エンジン運転パラ
メータ信号に応じて演算される他の補正係数及び補正変
数であり、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジ
ン加速特性等の諸特性の最適化が図られるような所定値
に設定される。
【0030】CPUは上述のようにして求めた燃料噴射
時間Toutに基づいて燃料噴射弁6を開弁させる駆動
信号を出力回路を介して燃料噴射弁6に供給する。
【0031】次に、図2及び図3を参照して、パージ管
17のPCポート17cを介してスロットルボディ3へ
供給される燃料蒸気の流量(実燃料蒸気流量、以下「ベ
ーパ流量」という)VQを算出する手法を説明する。
【0032】図2は、前記第1及び第2の流量計の表示
値QHa,QHbの比QHa/QHbと、オリフィス1
7aを通過する混合気中の燃料蒸気濃度(以下「ベーパ
濃度」という)βとの関係を示す図であり、比QHa/
QHbとベーパ濃度βとは一定の関係を有する。これ
は、流れる気体の分子量(ベーパ濃度が高いほど、気体
の平均的な分子量が増加する)が大きくなると、質量流
量計の表示値が一定の割合で増加するからである。本実
施例では、第2の流量計23は空気のみの流量を計測す
るので、その表示値QHbはベーパ濃度βに依存せず、
常に実際の空気流量を表示する。一方、第1の流量計2
2は燃料蒸気を含む混合気の流量(以下「パージ流量」
という)QPを計測するので、その表示値QHaはベー
パ濃度βに応じて一定の割合で増加する。その結果、両
者の比QHa/QHbとβとの関係が図2に示すように
なるのである。なお、図2の関係は、前述したようにオ
リフィス17a及び18aの流路断面積は等しいことを
前提としており、また、燃料蒸気の分子量は、64とし
た場合を示している。
【0033】従って、流量計表示値の比QHa/QHb
と図2の関係を利用することにより、ベーパ濃度βが求
まる。また本実施例では、オリフィス17aを通過する
混合気の流量、即ちパージ流量QPは、QHb値と等し
いので、ベーパ流量VQは、VQ=QP×β=QHb×
βとして算出することができる。
【0034】図3は、上述した手法により算出したVQ
値とQHa値及びQHb値との関係を示す図であり、同
図においてβ一定の直線上に2l,4l,…と示したも
のがVQ値である。図3の関係をマップとして予め設定
しておくことにより、QHa値及びQHb値から直ちに
VQ値を求めることができる。
【0035】なお、パージ管17の接続部17bの下流
側を流れる混合気全体の流量(以下「全体流量」とい
う)TQは、QHb値の略2倍となる。
【0036】図4は、上述した手法によりベーパ流量V
Q、パージ流量QP及びベーパ濃度βを算出するプログ
ラムのフローチャートである。
【0037】ステップS1では、第1及び第2の流量計
の表示値QHa,QHbに応じてVQマップを検索し、
補間演算を行うことにより、ベーパ流量VQを算出す
る。VQマップは、図3の関係を1つのマップとしたも
のであり、例えば図5に示すように、第1の流量計22
の所定出力値QHa0〜15及び第2の流量計23の所
定出力値QHb0〜15に対応してベーパ流量VQ
(0,0)〜(15,15)が設定されたものである。
【0038】ステップS2ではパージ流量QP=QHb
として算出し、ステップS3ではベーパ濃度β=VQ/
QPとして算出して、本プログラムを終了する。
【0039】なお、エンジンの吸気系に供給される混合
気の(接続部17bより下流側における)ベーパ濃度
β′(=VQ/TQ)は、β/2となる。全体流量TQ
は、QHb値の略2倍に等しいからである。
【0040】図6は、ベーパ流量補正係数VQKO2
びEPVC値の算出プログラムのフローチャートを示
し、本プログラムはECU5のCPUにおいて実行され
る。ここで、ベーパ流量補正係数VQKO2は、ベーパ
流量VQに応じて空燃比補正係数KO2を修正するもの
であり、EPVC値はパージ制御弁16の開度(開口面
積率VS)を制御するための制御パラメータ値である。
EPCV値が大きくなるほど、パージ制御弁の開度が大
きくなり、ベーパ流量VQが増加する。
【0041】図6のステップS11では、次式(2)に
よってエンジン1に吸入される空気量QENGを算出す
る。
【0042】 QENG=Tout×NE×CEQ …(2) ここに、Toutは前記式(1)によって算出される燃
料噴射時間、CEQは吸入空気量に換算するための定数
である。
【0043】ステップS12では、目標ベーパ流量比率
KQPOBJを、検出したエンジン回転数NE及び吸気
管内絶対圧PBAに応じてKQPOBJマップを検索す
る。KQPOBJマップは、エンジン吸入空気量QEN
Gに対する目標ベーパ流量比率が複数の所定エンジン回
転数NE及び吸気管内絶対圧PBAに対応して設定され
たマップである。
【0044】ステップS13では、前記エンジン吸入空
気量QENG及び目標ベーパ流量比率KQPOBJを次
式(3)に適用して、目標ベーパ流量QPOBJを算出す
る。
【0045】 QPOBJ=QENG×KQPOBJ …(3) この目標ベーパ流量QPOBJはエンジン水温TWで適
宜補正してもよい。
【0046】ステップS14では、VQKO2値の前回
算出値を変数AVQKO2に一時的に記憶する。これは
後述するステップS17で前回算出値を使用するためで
ある。ステップS15では、図4のプログラムによって
算出されたベーパ流量VQ〔l/min〕を、次式(4)
によって液体状態のガソリン重量相当量GVQ(g/mi
n)に変換する。
【0047】
【数1】 KVQはベーパ流量VQ(l/min)に含まれるガソ
リンベーパ流量(l/min)の割合を示す係数であ
り、1/1.69である。VMOLは1モル体積値であり、
0℃時の22.4l/MOL値で代表する。ガソリンベーパ分
子量は約64である。
【0048】ステップS16では、かくして得られたガ
ソリン重量相当量GVQ(g/min)を用いて次式
(5)に基づきベーパ流量補正係数VQKO2を算出す
る。
【0049】
【数2】 基本噴射重量は燃料噴射時間の基準値Tiを燃料重量
(g)に換算した値である。
【0050】かくして得られたベーパ流量補正係数VQ
KO2は、パージ制御弁16が閉弁しているパージカッ
ト時には1.0であり、パージ制御弁16が開弁して、パ
ージが実行されると1.0以下の値となる。
【0051】ステップS17では次式(6)により、空
燃比補正係数KO2を修正する。
【0052】 KO2=KO2×VQKO2/AVQKO2 …(6) このようにして修正されたKO2値を用いて前記式
(1)に基づき燃料噴射時間Toutが算出され、燃料
噴射弁6から、パージ量の大小に起因する空燃比の変動
を抑制するようにした燃料量がエンジン1に供給され
る。
【0053】更にステップS18において、ベーパ流量
VQが前記ステップS3で算出した目標ベーパ流量QP
OBJ以上であるか否かを判別する。
【0054】ステップS18の答が否定(NO)、即ち
算出されたベーパ流量VQが目標ベーパ流量QPOBJ
より小さいならば、ベーパ量を増加させて燃料蒸気排出
抑制能力を増大せしめるためにパージ制御弁16の開弁
量に相当する制御量EPCV値を現在値より値Cだけ増
加させ(ステップS19)、本プログラムを終了する。
値CはEPCV値の更新定数である。一方ステップS1
8の答が肯定(YES)、即ち算出されたベーパ流量V
Qが目標ベーパ流量QPOBJ以上であるならば、フィ
ードバック制御の応答性の悪化を防止するためにベーパ
量を減少させてパージ制御弁16の制御量EPCV値を
現在値より値Cだけ減少させ(ステップS20)、本プ
ログラムを終了する。
【0055】以上のように実際のベーパ流量VQを検出
し、それに応じて燃料噴射量を補正して(ステップS1
7)、パージに起因する空燃比の変動を防止するととも
に、検出ベーパ流量に応じてパージ制御弁16の開弁量
を制御して(ステッS19,S20)空燃比補正係数K
2の平均値が値1.0から大幅にずれることを防止してい
る。これにより、空燃比制御がオープンループモードか
らフィードバックモードに移行時に空燃比補正係数KO
2の初期値として用いる前記平均値が値1.0から大幅にず
れていた場合に発生するフィードバック制御の応答性の
悪化を防止できる。
【0056】図7は、本発明の第2の実施例を示す図で
あり、本実施例では、第2の質量流量計23を、大気通
路18ではなく、パージ管17の接続部17bの下流側
に装着し、第1の質量流量計22をオリフィス17aと
接続部17bとの間に装着している。これ以外の点は、
前記第1の実施例と同一である。
【0057】本実施例においては、第1及び第2の流量
計の表示値の比QHb/QHaとベーパ濃度βとの関係
は、図8に示すようになる。この関係を利用して、まず
ベーパ濃度βを求めることができる。
【0058】また、QHa値と、ベーパ濃度VQとは次
式(7)のような関係があり、これを用いてVQ値を算
出することができる。 VQ=QHa×β/KH …(7)
【0059】ここでKHは、第1及び第2の流量計の流
量表示変化率、即ち実際の流量値に対する表示値の比率
であり、ベーパ濃度βと図9に示すような関係を有す
る。この関係は、第1の実施例における比QHa/QH
bとベーパ濃度βとの関係と同じである。第1の実施例
では、QHb値はベーパ濃度β=0%の流量値、即ち実
際の流量値を表わしており、かつオリフィス17aと1
8aの流路断面積が等しいからである。
【0060】図10は上述のようにして算出したVQ値
とQHa値及びQHb値との関係を示す図であり、同図
においてβ一定の直線上に2l,4l…と示したものが
VQ値である。従って、本実施例では、この関係をVQ
マップとして設定しておき、QHa値及びQHb値から
直ちにVQ値を求めるようにしている。
【0061】なお、パージ流量QPはVQ/βとして算
出でき、全体流量TQは(QHb−QHa)の略2倍に
等しくなる。従ってパージ管17の接続部17bの下流
側におけるベーパ濃度β′は、次式(8)のようにな
る。 β′=VQ/TQ=VQ/2(QHb−QHa) …(8)
【0062】図11は、本発明の第3の実施例を示す図
であり、本実施例では、第1の質量流量計22を、パー
ジ管17の接続部17bの上流側ではなく下流側に装着
し、第2の質量流量計23をオリフィス18aと接続部
17bとの間に装着している。これ以外の点は、前記第
1の実施例と同一である。
【0063】本実施例においては、第1及び第2の流量
計の表示値の比QHa/QHbとベーパ濃度βとの関係
は、図12に示すようになり、これからベーパ濃度βを
求めることができる。
【0064】また、本実施例では前記第1の実施例と同
様に、パージ流量QPは、QHb値と等しいので、ベー
パ流量VQ=QP×β=QHb×βとして算出すること
ができる。また、全体流量TQはQHb値の略2倍に等
しくなり、接続部7bの下流側におけるベーパ濃度β′
は、β/2となる。
【0065】図13は、上述のようにして算出したVQ
値とQHa値及びQHb値との関係を示す図であり、同
図においてβ一定の直線上に2l,4l…と示したもの
がVQ値である。従って、本実施例ではこの関係をVQ
マップとして設定しておき、QHa値及びQHb値から
直ちにVQ値を求めるようにしている。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、パ
ージ通路から吸気管に供給される燃料蒸気流量を正確に
求めることができるので、燃料混合気の空燃比の制御、
パージ制御弁の制御を正確に行うことができ、パージ流
量の大小に拘らず均一な空燃比の混合気を内燃エンジン
に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る内燃エンジン及び
その制御装置を示す全体構成図である。
【図2】質量流量計の表示値の比と燃料蒸気濃度(β)
との関係を示す図である。
【図3】質量流量計の表示値(QHa,QHb)と燃料
蒸気流量との関係を示す図である。
【図4】燃料蒸気流量(VQ)、パージ流量(QP)及
び燃料蒸気濃度(β)を算出するプログラムのフローチ
ャートである。
【図5】燃料蒸気流量(VQ)算出用のマップを示す図
である。
【図6】燃料蒸気流量(VQ)に応じたパージ制御弁開
度及び燃料供給量の制御を行うプログラムのフローチャ
ートである。
【図7】本発明の第2の実施例の全体構成図である。
【図8】質量流量計の表示値の比と燃料蒸気濃度(β)
との関係を示す図である。
【図9】燃料蒸気濃度(β)と流量表示値変化率(K
H)との関係を示す図である。
【図10】質量流量計の表示値(QHa,QHb)と燃
料蒸気流量との関係を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施例の全体構成図である。
【図12】質量流量計の表示値の比と燃料蒸気濃度
(β)との関係を示す図である。
【図13】質量流量計の表示値(QHa,QHb)と燃
料蒸気流量との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 内燃エンジン 2 吸気管 4 スロットル弁開度センサ 5 電子コントロールユニット(ECU) 6 燃料噴射弁 8 燃料タンク 10 吸気管内絶対圧センサ 15 キャニスタ 16 パージ制御弁 17 パージ管 17a オリフィス 18 大気通路 18a オリフィス 22 熱線式流量計 23 熱線式流量計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北本 昌一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 森脇 英雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクから発生する燃料蒸気を吸着
    するキャニスタとエンジン吸気系との間に設けられて前
    記燃料蒸気を含む混合気をパージさせるパージ通路と、
    該パージ通路を介してエンジン吸気系に供給される燃料
    蒸気の流量を制御するパージ制御弁とを有する内燃エン
    ジンの蒸発燃料制御装置において、前記パージ通路と大
    気とを連通する大気通路と、前記パージ通路を流れる混
    合気の流量を検出する第1の質量流量計と、前記大気通
    路を流れる大気の流量を検出する第2の質量流量計と、
    前記第1及び第2の質量流量計の出力値に基づいて実燃
    料蒸気流量を算出する実燃料蒸気流量算出手段と、前記
    エンジンの運転状態に応じた目標燃料蒸気流量を設定す
    る目標燃料蒸気流量設定手段と、該設定した目標燃料蒸
    気流量と前記実燃料蒸気流量とを比較し、該比較結果に
    応じて前記パージ制御弁の開度を制御するパージ制御手
    段とを設けたことを特徴とする内燃エンジンの蒸発燃料
    制御装置。
  2. 【請求項2】 燃料タンクから発生する燃料蒸気を吸着
    するキャニスタとエンジン吸気系との間に設けられて前
    記燃料蒸気を含む混合気をパージさせるパージ通路と、
    該パージ通路を介してエンジン吸気系に供給される燃料
    蒸気の流量を制御するパージ制御弁とを有する内燃エン
    ジンの空燃比制御装置において、前記パージ通路と大気
    とを連通する大気通路と、前記パージ通路を流れる混合
    気の流量を検出する第1の質量流量計と、前記大気通路
    を流れる大気の流量を検出する第2の質量流量計と、前
    記第1及び第2の質量流量計の出力値に基づいて実燃料
    蒸気流量を算出する実燃料蒸気流量算出手段と、該算出
    した実燃料蒸気流量に応じて前記エンジンに供給する基
    本燃料量を補正する補正手段とを有することを特徴とす
    る内燃エンジンの空燃比制御装置。
  3. 【請求項3】 燃料タンクから発生する燃料蒸気を吸着
    するキャニスタとエンジン吸気系との間に設けられて前
    記燃料蒸気を含む混合気をパージさせるパージ通路と、
    該パージ通路を介してエンジン吸気系に供給される燃料
    蒸気の流量を制御するパージ制御弁とを有する内燃エン
    ジンに吸入される前記燃料蒸気の流量を検出する燃料蒸
    気流量検出装置において、前記パージ通路と大気とを連
    通する大気通路と、前記パージ通路を流れる混合気の流
    量を検出する第1の質量流量計と、前記大気通路を流れ
    る大気の流量を検出する第2の質量流量計と、前記第1
    及び第2の質量流量計の出力値に基づいて実燃料蒸気流
    量を算出する実燃料蒸気流量算出手段とを設けたことを
    特徴とする燃料蒸気流量検出装置。
  4. 【請求項4】 燃料タンクから発生する燃料蒸気を吸着
    するキャニスタとエンジン吸気系との間に設けられて前
    記燃料蒸気を含む混合気をパージさせるパージ通路と、
    該パージ通路を介してエンジン吸気系に供給される燃料
    蒸気の流量を制御するパージ制御弁とを有する内燃エン
    ジンに吸入される前記混合気中の燃料蒸気濃度を検出す
    る燃料蒸気濃度検出装置において、前記パージ通路と大
    気とを連通する大気通路と、前記パージ通路を流れる混
    合気の流量を検出する第1の質量流量計と、前記大気通
    路を流れる大気の流量を検出する第2の質量流量計と、
    前記第1及び第2の質量流量計の出力値に基づいて前記
    混合気中の燃料蒸気濃度を算出する濃度算出手段とを設
    けたことを特徴とする燃料蒸気濃度検出装置。
  5. 【請求項5】 燃料タンクから発生する燃料蒸気を吸着
    するキャニスタとエンジン吸気系との間に設けられて前
    記燃料蒸気を含む混合気をパージさせるパージ通路と、
    該パージ通路を介してエンジン吸気系に供給される燃料
    蒸気の流量を制御するパージ制御弁とを有する内燃エン
    ジンの蒸発燃料制御装置において、前記パージ通路と大
    気とを連通する大気通路と、前記パージ通路の、前記大
    気通路との接続部の上流側に装着され、該パージ通路を
    流れる混合気の流量を検出する第1の質量流量計と、前
    記パージ通路の、前記接続部の下流側に装着され、該パ
    ージ通路を流れる混合気の流量を検出する第2の質量流
    量計と、前記第1及び第2の質量流量計の出力値に基づ
    いて実燃料蒸気流量を算出する実燃料蒸気流量算出手段
    と、前記エンジンの運転状態に応じた目標燃料蒸気流量
    を設定する目標燃料蒸気流量設定手段と、該設定した目
    標燃料蒸気流量と前記実燃料蒸気流量とを比較し、該比
    較結果に応じて前記パージ制御弁の開度を制御するパー
    ジ制御手段とを設けたことを特徴とする内燃エンジンの
    蒸発燃料制御装置。
  6. 【請求項6】 燃料タンクから発生する燃料蒸気を吸着
    するキャニスタとエンジン吸気系との間に設けられて前
    記燃料蒸気を含む混合気をパージさせるパージ通路と、
    該パージ通路を介してエンジン吸気系に供給される燃料
    蒸気の流量を制御するパージ制御弁とを有する内燃エン
    ジンの空燃比制御装置において、前記パージ通路と大気
    とを連通する大気通路と、前記パージ通路の、前記大気
    通路との接続部の上流側に装着され、該パージ通路を流
    れる混合気の流量を検出する第1の質量流量計と、前記
    パージ通路の、前記接続部の下流側に装着され、該パー
    ジ通路を流れる混合気の流量を検出する第2の質量流量
    計と、前記第1及び第2の質量流量計の出力値に基づい
    て実燃料蒸気流量を算出する実燃料蒸気流量算出手段
    と、該算出した実燃料蒸気流量に応じて前記エンジンに
    供給する基本燃料量を補正する補正手段とを有すること
    を特徴とする内燃エンジンの空燃比制御装置。
  7. 【請求項7】 燃料タンクから発生する燃料蒸気を吸着
    するキャニスタとエンジン吸気系との間に設けられて前
    記燃料蒸気を含む混合気をパージさせるパージ通路と、
    該パージ通路を介してエンジン吸気系に供給される燃料
    蒸気の流量を制御するパージ制御弁とを有する内燃エン
    ジンに吸入される前記燃料蒸気の流量を検出する燃料蒸
    気流量検出装置において、前記パージ通路と大気とを連
    通する大気通路と、前記パージ通路の、前記大気通路と
    の接続部の上流側に装着され、該パージ通路を流れる混
    合気の流量を検出する第1の質量流量計と、前記パージ
    通路の、前記接続部の下流側に装着され、該パージ通路
    を流れる混合気の流量を検出する第2の質量流量計と、
    前記第1及び第2の質量流量計の出力値に基づいて実燃
    料蒸気流量を算出する実燃料蒸気流量算出手段とを設け
    たことを特徴とする燃料蒸気流量検出装置。
  8. 【請求項8】 燃料タンクから発生する燃料蒸気を吸着
    するキャニスタとエンジン吸気系との間に設けられて前
    記燃料蒸気を含む混合気をパージさせるパージ通路と、
    該パージ通路を介してエンジン吸気系に供給される燃料
    蒸気の流量を制御するパージ制御弁とを有する内燃エン
    ジンに吸入される前記混合気中の燃料蒸気濃度を検出す
    る燃料蒸気濃度検出装置において、前記パージ通路と大
    気とを連通する大気通路と、前記パージ通路の、前記大
    気通路との接続部の上流側に装着され、該パージ通路を
    流れる混合気の流量を検出する第1の質量流量計と、前
    記パージ通路の、前記接続部の下流側に装着され、該パ
    ージ通路を流れる混合気の流量を検出する第2の質量流
    量計と、前記第1及び第2の質量流量計の出力値に基づ
    いて前記混合気中の燃料蒸気濃度を算出する濃度算出手
    段とを設けたことを特徴とする燃料蒸気濃度検出装置。
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