かつて栄華を極めていた日本電機メーカー各社に暗い話題があふれ返っている昨今、中でも世界的なブランド力でトップクラスだったソニーには、特にネガティブな情報が多いように思える。 独創性のあるマシンとしてコアなファンが多かったパソコンブランド「VAIO」を擁するPC事業部が、昨年売却されてしまったことも記憶に新しいところだが、そのほかにも「BRAVIA」を擁するテレビ事業部を分社化して注目を集めていた。 そして今年に入ってからは、ポータブルオーディオプレーヤーのパイオニアとして世界中を席巻してきた「WALKMAN(ウォークマン)」を擁するビデオ&サウンド事業部も、今年10月をめどに分社化することを発表。 パソコン事業の売却はさておき、テレビ事業やビデオ&サウンド事業はあくまで各事業を自立化させるための分社化であり、利益重視や収益確保を優先した経営判断だということはわかる。しかし、それにしても世界