大鳳の船体、および機関は翔鶴型航空母艦をほぼ踏まえているが[29]、飛行甲板に装甲を張ったため、重心上昇を防ぎ復原力を確保するため艦内甲板は1層減らされており、艦内の容積は翔鶴型より小さくなっている[30]。全長は翔鶴型とほぼ同じ長さだが、海面から飛行甲板までの高さは公試状態12.4m、満載状態で12m程度で飛龍型に似た低いものであった[30][31]。格納庫は従来の日本の正規空母同様、上下二層である。開口部がほとんどなかったので、格納庫で敵弾の爆発があったさいには翔鶴型同様、爆風によって舷側鋼板が外れ、そのまま爆風を逃がすという設計としたが[32]、翔鶴型同様、実戦では機能しなかった[33]艦首のバルバス・バウ(造波抵抗を減らすための球状艦首)も翔鶴型に準じた前方に突出してないものであった[34]。 機関室は、高度3000mからの800kg爆弾と距離1200m〜20000mでの6インチ砲