世界最大の潜水艦の野望 アメリカ本土空襲 戦果は別として、世界では耳を疑うような奇想天外な発想から生まれた兵器、艦艇、戦車などがたくさん存在します。 氷山空母(構想はイギリス)しかり、列車砲(最大のものを持っていたのはドイツ)しかり、まるでSFの世界が現実に現れたかのようなものですが、これら含め、歴史上には数多くのとんでも兵器の構想があったのです。 さて、日本では戦争中の構想の一つとして、「アメリカ本土を空襲する」というものがありました。 日本は昭和17年/1942年4月に「ドーリットル空襲」があり、その後、特に戦争終盤では本土空襲がたびたび行われました。 しかし「ドーリットル空襲」以前の2月に、日本は【伊17】がアメリカのカリフォルニア州の石油精油所を砲撃しており、その時のアメリカの混乱ぶりから、アメリカへの本土空襲がいかに重要であるかを日本は痛感していました。 また「ドーリットル空襲」