_ GNU十周年 とうとう年始になってしまった。 私にとっては年度の変わり目は7月1日(フランスに到着した日)なので、 大した意味はないんだが、 実は別の意味で記念すべき年になったかもしれない。 GNU に積極的に関わるようになってから、とうとう十年経ってしまったのだ。 そこで、少しばかり振り返ってみたいと思う。 自分がもともとGNUに関わるようになったのは、 自由とかより技術的な側面が非常に強かった。 Hurd の開発に参加したときの話はどっかに書いたことがある気がするので、 あえてもう一度繰り返すことはしないけれど、 そこでGNUプロジェクトに着目したのは主に二つの理由があったように思う。 一つは、実際にすごく恩恵に与っていたからこそ知っていたこと。 GNUのツールは GNU Emacs や GCC もそうだが、 全般的にSunOSの標準ツールより、ずっと強力で使いやすかった。 こんな