衆院選で乱立ぎみの新党。くっついたかと思うと離れ、また別のところとくっつく流動的な動きが続く。有権者からは「多くて覚えられない」との声も漏れる。比例代表では党名の書き方によって、投票したはずの党とは別の党の票になることもあり注意が必要だ。 民主党を離党した小沢一郎氏(70)らが立ち上げた「国民の生活が第一」。略称は「生活」だ。7月の結成からまだ日が浅く、関係者は気をもんでいる。有権者が「国民」と書くと、国民新党の票になるためだ。 小沢氏の地元・岩手の生活県連幹部は「地元とはいえ、まだ『生活』が定着していない。『国民』と書いてしまう人もいるかもしれない」と懸念する。生活陣営の関係者は「知らなかった。地道に『生活』という名前を対面で訴えていくしかない」と戸惑った様子だった。 岩手県陸前高田市の男性(76)は「ずっと小沢さんを応援しているが、党がいろいろ変わるので覚えられない。さすがに民主と間違