キャンペーン変数使用時に キーワード レポートに表示される (not set) について
2010年2月1日月曜日
2010 年 2 月 1 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
キャンペーン変数を使用して、Overture (現 Yahoo! Japan リスティング広告) などのキーワード広告をトラッキングなさっているお客様からよく下記のようなお問い合わせを頂戴します。
質問:
「Overture のキーワードに (not set) が含まれるのは何故ですか?コンバージョンも記録されているので、できればキーワードを特定したいのですが可能でしょうか。」
回答:
「キャンペーン変数でトラッキングしている広告のキーワードに (not set) が表示されるセッションは『参照元が検索エンジンの検索結果ページ以外の訪問』や『リダイレクト等で参照元の情報を取得できなかった訪問』のようにキーワード情報を持たないセッションとお考えください。」というのが、一般的な回答になります。(Overture のトラッキングの詳細につきましてはこちらの記事をご覧ください)
今回は前者の『参照元が検索エンジンの検索結果以外のページだった場合』について、もう少し踏み込んで解説をしてみたいと思います。
[クリックすると画像が大きくなります]
* (not set) が表示される原因
検索エンジンの検索結果以外のページに表示された広告がクリックされた場合、Google Analytics はキーワードの情報を取得できないため、キーワードは (not set) と記録されます。
しかし [参照元 / メディア] には、キャンペーン変数の utm_source と utm_medium の情報が採用されるので、結果として [Overture / cpc] のキーワード レポートに (not set) が記録されます。
このように広告がクリックされたページを検索結果ページとして扱わないケースは、大別すると下記の 2 つになります。
A) 広告がクリックされたページが ga.js または urchin.js で検索エンジンとして定義されていない
Google Analytics は JavaScript ファイル(ga.js または urchin.js)で定義した検索エンジン以外は参照サイトとして扱います。(この仕様の詳細につきましてはこちらのブログ記事をご覧ください)
例えば Yahoo! Japan リスティング広告の提携パートナーの中には、この JavaScript ファイル で検索エンジンとして定義されていないサイトがあります。これらのサイトの検索結果ページで広告がクリックされた場合、キーワードの情報は無視されるので、キーワード レポートには (not set) が表示されます。
B) 広告がクリックされたページが検索結果ページではない
Yahoo! Japan リスティング広告には、ユーザーの検索キーワードにマッチした広告を表示するタイプと、ユーザーが閲覧しているページの内容にマッチした広告を表示するタイプがあります。
後者は、Yahoo!カテゴリなどに表示される広告で、そもそもユーザーの検索キーワードが存在しません。そのためこのタイプの広告がクリックされた場合、キーワードは (not set) と記録されます。
* (not set) の解決方法
上記の (A) の場合、トラッキングコードをカスタマイズして、Yahoo! Japan リスティング広告の提携パートナーサイトを検索エンジンとして定義することで、正しいキーワードを記録することができます(このカスタマイズの詳細につきましてはこちらのヘルプ記事をご覧ください)。
(B) の場合はそもそもキーワードの情報がないため (not set) を解消することはできませんが、検索結果以外の(ページの内容にマッチした)広告からの流入と考えていただくことができます。
尚、上記の方法でも過去のデータを修正することはできないので、ご注意ください。
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
キャンペーン変数を使用して、Overture (現 Yahoo! Japan リスティング広告) などのキーワード広告をトラッキングなさっているお客様からよく下記のようなお問い合わせを頂戴します。
質問:
「Overture のキーワードに (not set) が含まれるのは何故ですか?コンバージョンも記録されているので、できればキーワードを特定したいのですが可能でしょうか。」
回答:
「キャンペーン変数でトラッキングしている広告のキーワードに (not set) が表示されるセッションは『参照元が検索エンジンの検索結果ページ以外の訪問』や『リダイレクト等で参照元の情報を取得できなかった訪問』のようにキーワード情報を持たないセッションとお考えください。」というのが、一般的な回答になります。(Overture のトラッキングの詳細につきましてはこちらの記事をご覧ください)
今回は前者の『参照元が検索エンジンの検索結果以外のページだった場合』について、もう少し踏み込んで解説をしてみたいと思います。
[クリックすると画像が大きくなります]
* (not set) が表示される原因
検索エンジンの検索結果以外のページに表示された広告がクリックされた場合、Google Analytics はキーワードの情報を取得できないため、キーワードは (not set) と記録されます。
しかし [参照元 / メディア] には、キャンペーン変数の utm_source と utm_medium の情報が採用されるので、結果として [Overture / cpc] のキーワード レポートに (not set) が記録されます。
このように広告がクリックされたページを検索結果ページとして扱わないケースは、大別すると下記の 2 つになります。
A) 広告がクリックされたページが ga.js または urchin.js で検索エンジンとして定義されていない
Google Analytics は JavaScript ファイル(ga.js または urchin.js)で定義した検索エンジン以外は参照サイトとして扱います。(この仕様の詳細につきましてはこちらのブログ記事をご覧ください)
例えば Yahoo! Japan リスティング広告の提携パートナーの中には、この JavaScript ファイル で検索エンジンとして定義されていないサイトがあります。これらのサイトの検索結果ページで広告がクリックされた場合、キーワードの情報は無視されるので、キーワード レポートには (not set) が表示されます。
B) 広告がクリックされたページが検索結果ページではない
Yahoo! Japan リスティング広告には、ユーザーの検索キーワードにマッチした広告を表示するタイプと、ユーザーが閲覧しているページの内容にマッチした広告を表示するタイプがあります。
後者は、Yahoo!カテゴリなどに表示される広告で、そもそもユーザーの検索キーワードが存在しません。そのためこのタイプの広告がクリックされた場合、キーワードは (not set) と記録されます。
* (not set) の解決方法
上記の (A) の場合、トラッキングコードをカスタマイズして、Yahoo! Japan リスティング広告の提携パートナーサイトを検索エンジンとして定義することで、正しいキーワードを記録することができます(このカスタマイズの詳細につきましてはこちらのヘルプ記事をご覧ください)。
(B) の場合はそもそもキーワードの情報がないため (not set) を解消することはできませんが、検索結果以外の(ページの内容にマッチした)広告からの流入と考えていただくことができます。
尚、上記の方法でも過去のデータを修正することはできないので、ご注意ください。