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この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Marketer questions answered: Econsultancy and Google on how to better use dataを元に構成しております。


Stefan Tornquist 氏(Econsultancy)および Casey Carey(Google)との Q&A

データ中心のマーケティング戦略を推進するにはどうすればよいでしょうか?どのチームがそうしたデータにアクセスすべきでしょうか?データを有効に活用するには、どのようなトレーニングが必要でしょうか?

11 月 15 日、Google と Econsultancy が開催したウェブセミナーでは、マーケティング担当者からこうした質問が寄せられました。このウェブセミナーでは、先頃、データを活用して業界トップを維持する方法を明らかにするため、700 人のマーケティング リーダーを対象に実施した共同調査を取り上げ、Casey Carey(Google のプラットフォーム マーケティング責任者) と Stefan Tornquist 氏(Econsultancy のリサーチ担当副社長)が調査結果を紹介するとともに、いくつかの重要なポイントを明らかにしました。

今後のマーケティングに欠かせないスキルやトレーニングから、データに基づく意思決定の実践方法まで、内容は多岐に渡ります。このセミナーを通じて、多くの企業が業績向上を目指してデータと分析に注目していることがわかりました。

講演後、ウェブセミナー参加者が Casey と Stefan 氏へさまざまな質問をしました。ここでは、その中で特に印象的だった回答をご紹介します。詳しい内容をお知りになりたい場合は、データを活用して顧客満足度を高める 7 つの方法の動画をご覧ください。ウェブセミナー全編とその後の質疑応答が収められています。


1. マルチタッチまたはデータドリブン アトリビューションを手掛けるにあたり、マーケティング チームが最初にやるべきことは何でしょうか?


Casey: 第一に、アトリビューションは決して簡単ではありません。アトリビューション プロジェクトを手掛ける場合、まずやるべきことはデータの整理です。すべてのキャンペーン、考えられる顧客タッチポイント、コンバージョン イベントを関連付け、チャネル、プレースメント、サイトなどを体系的に分類してください。

次に、アトリビューション モデルへの移行がもたらす組織的、文化的な影響を考慮する必要があります。多くの企業ではチャネルごとに部署が分かれています。すべてのチャネルの成果を把握し、最適な組み合わせを見つけるには、これらの壁を取り払わなけばなりません。そのためには経営陣の賛同が不可欠ですし、すべてのチームが必要な変化を前向きに受け入れる必要があります。

2. 「アナリストではないし、これは自分の仕事ではない」と考えているマーケティング スタッフの意識を変え、データをもっと活用してもらうには、どのようなトレーニングが効果的でしょうか?


Stefan: 多くの企業がトレーニングを費用のかかる「技術的な訓練」または「福利厚生」と捉えています。しかし、マーケティングの高度化と専門化が進むにつれ、統計学や分析手法の基礎、思考方法、さらには財務やビジネスに関する知識まで、多方面にわたる継続的なトレーニング プログラムが必要になってきました。テクノロジーそのものについてのトレーニングも欠かせません。

当社の調査によると、適切なトレーニングを受けたマーケティング担当者は技能が向上し、組織での在籍期間が長くなり、昇進の機会も増えることがわかっています。

データ活用のトレーニングについて詳しくは、How to make everyone on your team a data-savvy marketer(データに精通したマーケティング担当者を育てる方法)をご覧ください。


3. こうした変革を主導し、関係者の賛同を得るには、どのようなスキルが必要でしょうか?


Stefan: 「マーケティングおよび分析」と「業績」には密接なつながりがあります。データドリブン マーケティングへの移行を目指すリーダーは、自分の会社の主要目標と問題点を理解すると同時に、理解しているという事実を周囲に示す必要があります。抽象的な分析原理を実際の成果やビジネス KPI に関連付け、データとインサイトのギャップを埋める能力も求められます。実用的なインサイトはいずれもデータに基づいており、ビジネス促進につながる真の答えがデータの中にあることを示すスキルも欠かせません。


4. 適切なリソースを入手し、成功へ向けて組織的に変わろうとしている企業に対して、ベンダーやコンサルタントはどのような支援をしていますか?


Casey: 多くの場合、ベンダーが商品やサービスを販売する時に目標としているのは、そのテクノロジーがお客様のリソースや組織構造に与える影響を最小限に抑えることです。テクノロジー ソリューションを購入するときは、全社的なプロセスや戦略の一環として捉え、その支援をベンダーに依頼してください。

私は見込み顧客と話をする際に、「このソリューションは当社の組織構造にどのような影響を与えますか」、「これを成功させるには、何人のスタッフ、どのようなスキルが必要でしょうか」、「他に検討すべきサービスはありますか」といった質問を受けるのをいつも楽しみにしています。話しをすることで、こうした見込み顧客がソリューション投資のビジネス価値に気づいてくれると確信できるからです。


5. 重要なトレンドや変化を KPI に確実に反映させるため、データや分析の観点からどのような対策を講じていますか?


Stefan: バランスが大切です。当社が提供するインサイトは、メール マーケティングの成果を改善するための部分的な調整などにとどまりません。データ分析とクリエイティブの両面から検討し、「 5 年後、お客様がどのような行動を取っていた場合に現在のビジネスモデルは時代遅れになるのか」など、より大局的に考察する必要があります。

Casey: 周囲の状況に広く目を向け、あらゆる事態に備えることが重要です。KPI の実現と最適化にばかり注目しがちですが、それだけでは大勢を見失ってしまいます。

6. 「変化」に関して言えば、用語にこだわる企業も多いかと思います。従来の「マーケティング」という用語は、今日のマーケティングの実体を言い表していないのではないでしょうか?


Stefan: おそらく、現代のマーケティングは「マーケティング」の範疇に収まらないでしょう。当社では「デジタル マーケティング」と言っていますが、それでも古臭い感じは拭いきれません。今日のマーケティングは「デジタル」が当たり前ですから。

とはいえ、私たちが変えようとしているのは呼び方ではありません。まずは、こうした「用語ありき」の考え方を変えることです。たしかに、「マーケティング主導の変革」といった新しい用語を用いることで、他の関係者の認識がある程度変わるのは事実です。しかし、肝心なのは、顧客との関係を担うのがマーケティングであり、顧客に関する知識を深めていくのがマーケティングであるという事実です。そういった意味で、変化の中心であることに変わりはありません。

データを活用してマーケティング組織全体を改善する方法については、マーケティング担当者向けハンドブックをご覧ください。総合的なデータ戦略の立案方法を詳しくご紹介しています。



投稿者: Matt Earp(Google アナリティクス チーム、コンテンツ マーケティング ストラテジスト)

この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Get the most out of Data Studio Community Connectorsを元に構成しております。

データスタジオ コミュニティ コネクタを使用すると、インターネット アクセスが可能なデータソースにデータスタジオから直接接続できます。誰でもコミュニティ コネクタを独自に作成して公開できます。そしてそれらのコネクタは誰でも自由に使用できます。


ギャラリーの新しいコミュニティ コネクタをお試しください


DataWorxDigital InspirationG4interactiveKevpediaMarketing MinerMarketLyticsMitoPower My AnalyticsReportGardenSupermetrics などのデベロッパー様により、データスタジオ コミュニティ コネクタ ギャラリーに新しいコミュニティ コネクタが追加され、より多くの外部ソースのデータにアクセスできるようになりました。データスタジオは、高度なレポート機能と分析機能を備えた無料サービスです。現在、ギャラリーには、さまざまなデータにアクセスできるコミュニティ コネクタが 50 以上用意されています。

SalesforceTwitterFacebook Marketing のコミュニティ コネクタも無料でお使いいただけます。ぜひご活用ください。


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データスタジオ コミュニティ コネクタ ギャラリーでは、複数のコネクタが同じデータソースに接続する場合もあれば、1 つのコネクタが複数のデータソースに接続する場合もあります。お客様が必要なコネクタをすぐに見つけられるように、データソースを検索したり、公開されているコネクタを確認したりできるデータソース ページを追加いたしました。このページのコネクタ一覧には、データスタジオのネイティブ コネクタに加え、検証済みのコネクタやオープンソース コミュニティのコネクタも表示されます。データソース ページで目的のコネクタのリンクをクリックすると、そのコネクタをすぐにお使いいただけます。


必要なデータソースをお知らせください


目的のデータソースに接続できるコネクタがない場合は、こちらのフォームからお知らせください。このフォームを通じて、どのようなデータソースが必要かをデベロッパー様に知らせることができます。デベロッパー様からも、開発中のコミュニティ コネクタをお知らせいただいております。Google では、これらの情報をもとにデータソース ページを更新しています。


お客様の使用事例をお聞かせください



コミュニティ コネクタを使って魅力的なレポートを作成したら、多くのユーザーに知ってもらいましょう。コネクタの独創的な使用方法や活用のアイデアをこちらに投稿していただくか、メール(community-connector-feedback@google.com)でお知らせください。


投稿者: Minhaz Kazi(データスタジオ Developer Relations チーム)

この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Google Analytics for Firebase: New Look and New Featuresを元に構成しております。

アプリの測定に Firebase 向け Google アナリティクスをご利用の方は、Google アナリティクスとの統一感が増した新しい管理画面を本日よりご利用いただけます。

今回 Firebase 向け Google アナリティクスで導入された新たな要素は、先日 Google アナリティクスで実施された変更の一部を踏襲するものです。両方をご利用の方にとっては、今回のアップデートで従来以上にシームレスな使用感が実現しているはずです。また、Firebase 向け Google アナリティクスのダッシュボードには新しいレポートやカードが追加され、さらに便利でタイムリーなものになっています。


リアルタイムなデータ


従来よりもリアルタイム性の高い情報が、Firebase 向け Google アナリティクス全体にわたって表示されるようになりました。これによって、アプリで現在どんなことが起きているのか、さらに正確に把握することができます。

Firebase 向け Google アナリティクスの新しいダッシュボードには、Google アナリティクスのホーム画面と同様に、リアルタイムな情報がカードで表示され、過去 30 分間のアクティブ ユーザー数について詳しい情報を確認できます。また、アプリで記録された主なコンバージョン イベントも表示されます。表示するコンバージョンは自由に設定できるため、チームにとって最も重要なイベントを選んで発生状況をトラッキングすることが可能です。

 Firebase 向け Google アナリティクスの新しいダッシュボード

Firebase 向け Google アナリティクスには、Firebase Crash Reporting と Firebase Crashlytics からのデータをもとに、アプリの安定性を表示するカードが追加されています。このカードには、アプリがクラッシュしていないユーザーの割合が表示されるため、アプリの安定性をすばやく読み取ることができます。


最新リリース


最新リリース レポートには、アプリのバージョンの導入率や安定性が、リリースから数時間以内に表示されます。

レポートにはアプリのバージョンで情報をフィルタできるリアルタイム カードも含まれ、最新バージョンを導入しているユーザーや、過去 30 分間にクラッシュしたバージョンを確認できます。また、ユーザーのエンゲージメントのレベルも測定可能です。


優れた解析機能はそのまま


Google アナリティクスとの統一感が増した新しい管理画面でも従来と変わらないのは、Android / iOS アプリ中心の、優れたレポートと分析能力です。チームでは現在もさらなる改良や機能追加に取り組んでおり、今後も順次情報を公開していく予定です。

新しい外観や新機能を、お手持ちの Firebase プロジェクトでぜひお試しください。まだお持ちでない方は、お申し込みをお待ちしております。


投稿者: Sukriti Singa(Google アナリティクス担当プロダクト マネージャー)