この記事は、弊社公式ブログ記事「Data Studio is now generally available」を元に構成しております。
Google が無料で提供しているデータ視覚化、レポートツールの
データポータルのベータテスト期間が終了し、一般公開しました。今回の移行は、お客様がデータからインサイトを得て共有し、ビジネスの成果を高められるようにサポートする、Google の継続的な取り組みを示すものです。
データポータルは、Google Cloud と密に連携した Google マーケティング プラットフォーム製品のひとつで、Google アナリティクス、Google 広告、ディスプレイ&ビデオ 360、検索広告 360、YouTube アナリティクス、Google スプレッドシート、Google BigQuery のほか、Google 内外の
500 種類ものソースのデータに簡単にアクセスして可視化し、インタラクティブなデータ分析を行えるツールです。データポータルを使うと、組織内の誰もが簡単に
インサイトを共有できます。さらに、共有に留まらず、相手が世界中のどこにいても
シームレスにリアルタイムで共同作業をすることもできます。
2016 年にベータ版の提供を開始して以降、Google はデータポータルの安定性を改善し、多くの重要な機能を追加してきました。データポータルを使って自社のデータを質の高いストーリーに生まれ変わらせ、ビジネスの鍵となるインサイトを抽出した例は数多くあります。
AirAsia Group は、チーム間でのクロスプラットフォームのレポート作成や共同作業にデータポータルを活用しています。「データポータルは、AirAsia の組織全体でデータを円滑にやり取りするのに役立っています」と、AirAsia でチーフ データ オフィサーを務める Nikunj Shanti 氏は言います。「データの民主化は弊社内部で今後の効率化を図るうえで重要な要素です。データポータルと BigQuery のデータソースの統合によって、スタッフ全員が単一のビューを利用できます。過去 12 か月間の急速な進化により、既存のサービスから移行して、単一のプラットフォームでデータ ダッシュボードや手軽な可視化レポートを利用できるようになりました。」
一般公開に関する今回の発表は、ベータ版ユーザーからのフィードバックに基づく
さまざまなサービス更新に続くものです。最近では、エクスプローラ、データ統合機能、レポート ギャラリーを使って可視化データのテスト、組み合わせ、共有方法を充実させた
さまざまな新機能を発表しました。
エクスプローラを使ってデータをテストする
Google は継続してコミュニティのサポートに努め、お客様のさまざまなデータソースにアクセスできる
コミュニティ コネクタや、カスタム レポートを作成してソリューションを簡単に共有できる
カスタム レポート テンプレートなどの機能を開発してきました。こうした機能によってエコシステムは成長を遂げ、データポータルはより多くのユーザーにとってさらに役立つツールになりました。
デジタルでの分析・レポート作成ツールを提供する Supermetrics は、コミュニティ コネクタを利用してレポート作成に関するクライアントのニーズに応え、大きな成功を収めました。Supermetrics の創業者兼 CEO の Mikael Thuneberg 氏はこう語ります。「データポータルのコミュニティ コネクタを作成することで、世界中のお客様に、あらゆるマーケティング チャネルでレポート作成を行うための優れたソリューションを提供することができました。大手企業を含む世界各国の数千の企業が、短期間のうちにクロスプラットフォームのマーケティング レポート作成用にデータポータルを選択した事実が、それを証明しています。」
データポータルの使命は、さまざまな方がデータからインサイトを得て共有できるようにすることです。それはたとえば、効果の高い広告チャネルの情報を抽出するマーケターから、パフォーマンス指標をトラッキングするビジネス アナリストといった方々にまでご活用いただけます。これからも、Google コミュニティのメンバーであるユーザーとコラボレーターの皆様とともに、この使命の実現に向けた取り組みを続けてまいります。Google はプラットフォームの安定性と高度な機能に力を注ぐことで、お客様にとって最も重要な、ビジネスの成長に専念していただける環境を今後も提供できるように尽力いたします。
投稿トピック:
データポータル