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2011 年 8 月 30 日
Posted by 大内 範行 Google アナリティクス ソリューション・コンサルタント

セブン銀行は、セブンイレブンやイトーヨーカドーをはじめ全国に展開する ATM で有名です。そのセブン銀行は、今年 3 月から個人の海外向け送金サービスを開始しました。海外への送金はセブン銀行 ATM とネットから原則 24 時間 365 日可能で、受け取る側はウエスタンユニオン社との提携で約 200 カ国 40 万カ所以上で受け取れるというサービスです。

この新サービス訴求のため、サービス案内から申し込み受付までサポートするグローバルなウェブサイトを英語、スペイン語、中国語(簡体語、繁体語)など 10 の言語で、展開しています。セブン銀行は、より便利でより身近なサービスを徹底する上で、ウェブ上でも、何よりもお客様本位であることを大事にしています。

[ セブン銀行海外送金サイト ]




















多言語に対応する Google アナリティクスは、セブン銀行が展開するサービスに対応する上で、不可欠なアクセス解析ツールです。
言語、文化が異なるターゲットに対し、どんな訴求メッセージが訴えるのか、わかりやすいユーザーインターフェースは何か? Google  アナリティクスのデータをもとに改善への取り組みを行なっています。

多言語対応だけではありません。
セブン銀行が活用する Google アナリティクスの機能は、カスタム変数と、Google ウェブサイト オプティマイザーです。

カスタム変数は、ユーザーがどの言語でアクセスしたか、判別できるよう言語ごとに、全てのページに設定しています。レポート上で、各言語ごとのユーザー行動の状況を、一目で確認することができます。
訪問数やユーザー数、滞在時間や直帰率などの基本指標、流入の経路、そして、サービスに申し込む人の目標達成状況です。

当初はグローバルに、同じイメージ、同じメッセージでサービス展開をはじめました。しかし、実際の申し込み状況は、各言語で大きな違いが見えてきました。
アクセス状況が見えるに従い、特に、目標達成の割合は、各言語で大きな差があります。やはり言語ごとに、その国に、その文化に適したメッセージが必要です。
次のステップは、Google ウェブサイト オプティマイザーを使った A / B テストの実施です。
アクセスデータを取得し、その違いを一目で把握できるように設定し、その状況を共有し、仮説を立てていきます。その仮説が正しいか、テストをして検証していく。PDCA サイクルの始まりです。

まだ改善への取り組みは継続していますが、各言語ごとにフォーカスした取り組みは、高い成果を見せ始めています。

[ カスタム変数 ]
・カスタム変数について Google アナリティクスの公式ブログの記事です。
http://analytics-ja.blogspot.com/2010/01/custom-variables-overview.html

・カスタム変数のより詳しい設定方法は code.google.com をご覧ください。
http://code.google.com/intl/ja/apis/analytics/docs/tracking/gaTrackingCustomVariables.html

[ Google アナリティクス認定パートナー]
より有効な Google アナリティクスの導入や活用を行っていただくため、Google アナリティクスでウェブビジネスをサポートする「認定パートナー制度」があります。
日本でも、認定パートナーが新たに 3 社が決まり、全部で 6 社になりました。
セブン銀行をサポートするパートナーは、新たにパートナーに加わった NRI ネットコム株式会社です。
パートナー制度についてはこちらをご覧ください。

2011 年 8 月 29 日
Posted by 大内 範行 Google アナリティクス ソリューション・コンサルタント

どの広告が効果があったのか?目標を達成したユーザーはどんな経路でコンバージョンしたのか?今回ご紹介するマルチチャネルで、これまでの分析から一歩進んだ風景をご提供します。

今までの Google アナリティクスや効果検証ツールは、コンバージョンに直接関わったトラフィックを中心に効果測定が行われてきました。広告の場合、コンバージョン前、最後にクリックした広告を、効果があったものとして記録する仕組みです。でも、その購入の決断をする前に、検討期間があったはずです。ユーザーは、もっと検索をして、調べて、比較しているはず。コンバージョンをアシストした別の効果があるのではないか? そんな疑問は誰しも考えたことがあるでしょう。

もし、封印が解かれて、隠されていたユーザーの本当の姿が、見えるようになれば?きっと私たちは、もっとユーザーに近づき、ウェブビジネスを改善できるはずです。

その封印を解く答えとして、Google アナリティクスはすべての皆様に、新機能「マルチチャネル」をご提供いたします。広告だけでなく、ソーシャルメディア、オーガニック検索、バナー広告、そういった様々なチャネルがコンバージョンに関わっています。マルチチャネルを活用すれば、今までとまったく違うユーザー行動の風景をご覧いただけます。

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このマルチチャネルは、しばらくパイロットベータとして試験的に提供してきました。その中で、ベータ参加者からは今まで見えなかったユーザーの行動への理解が深まった、というフィードバックをいただきました。ファッションブランドのヒューゴ・ボス(HOUGO BOSS) も、隠されていた貢献度を発見し、マーケティング戦略の改善に役だてることができたと言っています。

「ユーザーがいったいどうやってブランドやサイトを見い出すのか、その理解が深まることはとても重要だし、そのことでもっといい決断ができるようになる。3 回コンバージョンすれば、そのうちの 2 回は複数の接点が関わっているんだ」

ヒューゴ・ボスの E コマース/ CRM ディレクターのパトリック ベレシェイム( Patrick Berresheim )は言います。「これでアシストの貢献度の価値を測れるようになった。これは今までは隠れて見ることができなかったんだ。最後のクリックの価値しか見えなかったからね」

マルチチャネルは、新しいバージョンの Google アナリティクスから利用できます。画面上部、「コンバージョン」のタグから「マルチチャネル」を選んでください。ただし、サイトの目標または e コマース機能を設定していないと利用できません。

まだ目標を設定していないサイトは、ぜひ、この機会に目標設定に取り組んでください。AdWords をご利用であれば、Google アナリティクスと連携しましょう。より詳細な広告のパフォーマンスを検証できます。現在のデータは、2011 年今年の 7 月からのものに限定されています。その後、データの拡張を予定しています。2011 年 1 月からの情報を利用できるようになるでしょう ( 9月2日より2011年1月のデータが既に反省されています)。










基本の 5 つのレポートで、目標からさかのぼって 30 日間のユーザーの行動をご提供します。一番わかりやすいのは、「コンバージョン経路」のレポートです。レポート上のセグメントを変更することで「キーワード(または参照元 / メディア)パス」を選べば、検索のキーワードも確認できます。セグメントやカスタムチャネルなど、独自のチャネルも定義できます。たとえば、ブランド名やサイト名を含んだ検索キーワード群を「Brand Keywords」として設定できます。












以下のビデオは英語ですが、マルチチャネルやアシストの考え方と必要性について、比較的わかりやすくまとめています。皆様のチームメンバーやお客様に説明するときは、このビデオのようにバスケットやサッカー、野球、自転車レースなどスポーツのアシスト効果を使って説明するとわかりやすいかもしれません。くれぐれも、サッカーの話で盛り上がり過ぎないように。



こちらも英語ですが、教育ビデオ(Webinar)も実施予定です。英語版の公式ブログにご案内があります。

新しいバージョンの Google アナリティクスには、今後も新たな機能をどんどん追加していきます。マルチチャネルも、皆さんのフィードバックを受けて、改善されていきます。ぜひ、今後とも Google アナリティクスのさらなる進化にご注目ください。

Update : 2011/09/05

すでに今年 2011 年 1 月からのコンバージョンのデータが反映されています。日本時間の9月2日に更新されました。

2011 年 8 月 24 日
Posted by 大内 範行 Google アナリティクス ソリューション・コンサルタント

今年に入り、Android や iPhone などスマートフォンのトラフィックの増加が、各サイトで目立って来たようです。関連のお問い合わせも多くいただくようになりました。

スマートフォンの計測は、特別なトラッキングコードの設定は必要ありません。今でも、あなたの Google アナリティクスで「モバイル」というメニューから、スマートフォンのアクセス状況がつかめます。この「モバイル」のアクセスデータを見て、スマートフォン対応のサイト制作や広告展開、アプリの作成に取り組むお客様も増えています。

*モバイルメニュー サマリー
早速、レポートメニューの「モバイル」をクリックしてみましょう。サマリーの画面を円グラフ表示に切り替えることで、あなたのサイト全体のスマートフォン比率がわかります。昨年までは、数%というサイトがほとんどでしたが、 1 − 2 割を超えるサイトが日本でも増えてきました。ぜひ、最近一ヶ月のデータをご覧ください。

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*モバイルメニュー デバイス
モバイルメニューから「デバイス」を選び、セグメントから「OS」を選択してみましょう。ここで Android 、iPhone 、iPad などの比率がわかります。iPhone のアクセスが多いサイト、 Android の比率の方が多いサイト、とサイトによって表情はさまざまです。あなたのサイトではいかがでしょうか? 「その他」のセグメントからは、画面の解像度も確認できます。






















*モバイルデバイスの表示
スマートフォンの種類も増えてきました。あなたのサイトにアクセスしている携帯端末がどんな機種か、実際に画像で確認することができます。端末名の横にあるカメラマークをクリックしてみましょう。もちろん、日本の携帯端末も確認できます。
























*モバイル アプリの計測 Android SDK と iPhone SDK
最近「スマートフォンのアプリを Google アナリティクスで計測できますか?」という質問が増えてきました。答えはイエスです。Google アナリティクスは、スマートフォン計測用の開発キット 「 Google Analytics SDK for Android / iOS 」 を用意しています。

このSDKを活用することで、アプリの画面表示、ボタンクリックなどの動作を、Google アナリティクスに記録することができます。アプリの動作にあわせて、ページビューを割り当てたり、イベントを割り当てることができます。カスタム変数も活用できます。

このモバイルSDKに、最近、2つの新機能が加わりました。一つは、e コマース機能。モバイルアプリ上のショッピングや資料請求、ビジネスに関連する成果や売上を、金額で Google アナリティクスにレポートすることもできます。

もう一つは、アプリのダウンロードの計測や広告からの誘導に使えるキャンペーン機能です。この機能を使えば、Andoroid マーケットのダウンロード数だけでなく、AdMobなどからアプリに誘導した広告の参照元をSDKで簡単に取得し、成果を計測できます。

SDKについて、詳しくはこちらをご覧ください。
- Google Analytics SDK for Android ( 英語 )
- Google Analytics SDK for iOS ( 英語 )

新しいバージョンの Google アナリティクスには、今後も新たな機能をどんどん追加していきます。それと同時に、小さな改善も行われていきます。ぜひ、今後とも Google アナリティクスのさらなる進化にご注目ください。


新しいバージョンの Google アナリティクスには、今後も新たな機能をどんどん追加していきます。それと同時に、小さな改善も行われていきます。ぜひ、今後とも Google アナリティクスのさらなる進化にご注目ください。

2011 年 8 月 18 日
Posted by 大内 範行 Google アナリティクス ソリューション・コンサルタント

Google アナリティクスはユーザーのフィードバックを受けて、以前のバージョンで使いにくかった部分の改良も含め、よりわかりやすい改善を進めています。

*モーショングラフ
新しい日本語バージョンでは、モーショングラフの機能が追加されています。この機能は以前英語版でのみ使用できる機能でした。今回日本版でも利用できるようになりました。コンテンツやトラフィックのレポート画面、折れ線グラフ右上部にある「グラフモード」のプルダウンから選択できます。

現在ベータバージョンで公開されている「検索エンジン最適化」でも、このモーショングラフが利用できます。オーガニック検索の順位や表示回数、クリック率などをキーワード別に直感的に把握できます。

図はその1例です。この例では、縦軸にオーガニック検索のクリック率、横軸に表示回数を、対数(log) で取っています。さらに円の大きさは平均順位に連動しています。こういった情報が、オーガニック検索の最適化に有用な情報になるでしょう。

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*キーワードクラウド
新しいバージョンにはキーワードクラウドというグラフも加わり、サイト訪問のキーワードを直感的につかむことができます。

折れ線グラフの下、レポート欄の右にある「表示」というプルダウンから選択できます。期間を三ヶ月や半年など長めに取って、「表示する行数」も 100 行ぐらいに設定した上で、キーワードクラウドを表示すると、より迫力を持ってキーワードが迫ってきます。このキーワードクラウドは、現在トラフィックレポートでご利用いただけます。「検索エンジン最適化」や「すべての参照元」でも使えます。






















*地域「Japan」の県別表示
以前のバージョンでは、地域のメニューで、国「Japan」を選ぶと、県名と都市名、たとえば「Kanagawa」と「Chiyoda」、「Shibuya」がごちゃごちゃに混ざり合って並んでしまいました。単純に県名の一覧が見たい、という素直な要望にに答えられませんでした(カスタムレポートの作成が必要でした)。

新しいバージョンでは、「Japan」を選ぶと、日本の県名がアクセス順に並びます。






















*時間別グラフの表示が変わっています
以前のバージョンでも時間別グラフの表示はありました。しかし、特定の日時のアクセス、例えば、1月12日木曜日の11時のアクセスがどれだけか、はわかりませんでした。

新しいバージョンでは、時間別のアクセスを時系列に見ることができます。期間を特定の1日にして、その日の時間の傾向を見ることで、時間帯別の訪問数と直帰率の関係も見えてきます。












*ランディングページの参照元
次のトピックはグラフのお話ではなく、レポートの改善点です。以前のバージョンの「閲覧開始ページ」から参照元を見るステップで、迷った方も多くいたようです。原因は、閲覧開始ページの参照元を選んだ次の画面が、「上位のページ」に遷移していたからです。このページに直接訪問した参照元や検索キーワードが表示されることを期待したのに、他のページ経由でたどり着いた訪問者も含められていました。

新しいバージョンで「閲覧開始ページ」は、「ランディングページ」と用語が変わっています。「ランディングページ」に直接訪問した参照元や検索キーワードを簡単に、少ないステップで確認することができます。






















新しいバージョンの Google アナリティクスには、今後も新たな機能をどんどん追加していきます。それと同時に、小さな改善も行われていきます。ぜひ、今後とも Google アナリティクスのさらなる進化にご注目ください。

2011 年 8 月 16 日
Posted by 大内 範行 Google アナリティクス ソリューション・コンサルタント

こんなレポートが見たい。大事なデータだけ確認したい。そんな要望を実現してくれるのが Google アナリティクスのカスタムレポートです。今年はじめ新しいバージョンの Google アナリティクスをリリースしてから、カスタムレポートについてもたさくんのフィードバックをいただきました。そのいくつかを実現するため、カスタムレポートをより使いやすく改善しました。

*カスタムレポートをより作りやすく
カスタムレポートの作成画面、編集画面を、よりわかりやすく改善しました。個々の画面のカテゴリにはっきりとラベルを付け、オプションの項目は画面の最後に置くようにしています。また、タブをいちいちクリックしなくても、カスタムレポートの設定状況が、1ページで一欄できるよう、表示を工夫しました。これらの改良で、より直感的にカスタムレポートが作成できるようになっているとよいのですが。

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*指標とディメンションをもっと
あらゆるカスタムレポートが作成できるよう、指標とディメンションは、多いほうがいいに決まっています。そこでさらに 45 個の指標とディメンションを追加しました。モバイルやソーシャル、目標やサイト内検索、eコマースなどに、新たな指標が追加されています。

すべての指標とディメンションは、よりわかりやすく再編成しています。さらに、カスタムレポートの閲覧画面でも、セカンダリーディメンションが、選べるようになっています。カスタムレポートを作りなおさなくても、ディメンションの追加ができます。






















*カスタムレポートをカテゴリでグループ分け
カスタムレポートのサマリーページは、すべてのカスタムレポートを管理する画面です。この場所に、新しく「カテゴリを作成」のボタンがついています。この機能を使って、たくさん作ったカスタムレポートを、カテゴリにまとめていくことができます。重要なカスタムレポートが、画面の上に並ぶように、並び順も指定できます。
















これらの改善によって、よりビジネスに有効なカスタムレポートが、ご利用いただければ幸いです。
新しい Google アナリティクスには、今後も新たな機能をどんどん追加していきます。ぜひ、今後とも Google アナリティクスのさらなる進化にご注目ください。

2011 年 8 月 15 日
Posted by 大内 範行 Google アナリティクス ソリューション・コンサルタント


Google アナリティクスの訪問の計測単位である「セッション」の定義が、日本時間の 8 月 12 日に変わりました。この変更はウェブサイトのユーザー行動を、より明確にわかりやすくするために行います。過去のデータには影響を及ぼしません。
対象のトラッキングコードは、ga.js で同期、非同期の両方のタグが対象範囲です。

*セッションの数え方は どのように変わるのですか?

どのようにセッションの数え方を変更するかお伝えします。まず、これまでのセッションの計測方法は以下のとおりでした。
 1) 30 分以上ユーザー行動がない場合、タイムアウトになり、新たなセッションになった
 2) その日の終わり日付が変わるタイミングで自動的にセッションが新たなセッションになった
 3) ユーザーがブラウザを閉じた時、セッション終了となった
以上の事象で次のサイトへのアクセスから新たなセッションと判断して数えていました。

新たな数え方は、以下のようになります。
 1) 30 分以上ユーザー行動がない場合、タイムアウトになり、新たなセッションになる(変更無し)
 2) その日の終わり日付が変わるタイミングで自動的にセッションが新たなセッションになった(変更なし)
 3) 以下のトラフィック示すデータのどれかが変わったとき
 utm_source、utm_medium、utm_term、utm_content、utm_id、utm_campaign、gclid

(3) がもっとも重要な変更点です。前回と違う新たな検索キーワード、AdWords、キャンペーン変数を指定したリンク(広告や参照元など)を経由してサイトにアクセスした場合、30 分のタイムアウトが発生していなくても、その時点で新たなセッションに切り替わります。一方、ブラウザを閉じることは一切セッションに影響しなくなります。ただし、キャンペーン変数を指定していない通常の参照元を経由した場合、影響を受けません。


*Google アナリティクスのデータにどのくらい影響しますか?

過去のデータに影響はありません。 8 月 12 日以降のデータから変更が適応されます。セッションが今までに比べて増えるのは、以下のようなケースです。

訪問開始から30分以内に、サイトを抜けて、前回とは違う検索エンジン、検索キーワード、AdWords、キャンペーン変数を指定したリンク(広告や参照元など)を経由して、サイトに再訪問したとき。ただし、キャンペーン変数を指定していない通常の参照元サイトを経由した場合、影響を受けません。

この変更は、マルチチャネルでわかるアシストの状況をより正確に表現できます。一方、ブラウザを閉じて、短時間( 30 分以内)に、またサイトを訪問したときは、一つの訪問として、滞在時間やページビューが計測されます。こちらも、より正確にユーザーの行動を反映することになります。

この変更が与える全体のデータへの影響は、1%以内だと見積もられています。

Google アナリティクスは、検索キーワードやソーシャルネットワーク、参照サイトなどがユーザー行動に与える影響を、より明確にすることで、今後のアクセス解析が、よりよいものになることを願っています。


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Update 8/24/2011

セッション定義変更の記載にわかりにくい部分がありましたので、上記の記事内の文章を修正変更しました。

[ 修正後 ]
「(3) がもっとも重要な変更点です。前回と違う新たな検索キーワード、AdWords、キャンペーン変数を指定したリンク(広告や参照元など)を経由してサイトにアクセスした場合、30 分のタイムアウトが発生していなくても、その時点で新たなセッションに切り替わります。一方、ブラウザを閉じることは一切セッションに影響しなくなります。ただし、キャンペーン変数を指定していない通常の参照元を経由した場合、影響を受けません。」

[ 修正前 ]
(3) がもっとも重要な変更点です。前回と違う新たな検索キーワード、AdWords、キャンペーン変数を指定した広告や参照元などを経由してサイトにアクセスした場合、30 分のタイムアウトが発生していなくても、その時点で新たなセッションに切り替わります。一方、ブラウザを閉じることは一切セッションに影響しなくなります。

[ 修正後 ]
訪問開始から30分以内に、サイトを抜けて、前回とは違う検索エンジン、検索キーワード、AdWords、キャンペーン変数を指定したリンク(広告や参照元など)を経由して、サイトに再訪問したとき。ただし、キャンペーン変数を指定していない通常の参照元サイトを経由した場合、影響を受けません。

[ 修正前 ]
「訪問開始から30分以内に、サイトを抜けて、前回とは違う検索キーワード、AdWords、キャンペーン変数を指定した広告や参照元などを経由して、サイトに再訪問したとき」


また、セッション定義の変更に伴い8月17日(日本時間)に以下の不具合に対応しました。すでに修正が行われ、影響を受けるサイトは限られています。この不具合の影響を受けるのは、「サイト訪問した際のトラフィック情報内にスペースがある」ケースです。

1. ランディングページに再訪問し、ページがリフレッシュされたか、ブラウザの戻りボタンで戻った場合に、新規のセッションが発生しました。(リンクをクリックして戻った場合は影響を受けません)

2. 同じ複数のUAアカウントを貼るマルチトラッカー(公式にはサポートされていません)の仕組みを使っている場合に、新規のセッションが減り、リピーターが増える現象が発生しました

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Update 8/29/2011

対象のトラッキングコードは、ga.js で同期、非同期の両方のタグが対象範囲です。

2011 年 8 月 12 日
Posted by 大内 範行 Google アナリティクス ソリューション・コンサルタント

このたび、新しくGoogle アナリティクス認定パートナー(Google Analytics Certified Partners)が決まりましたのでお知らせいたします。

新しい認定パートナーは、NRI ネットコム株式会社です。

NRIネットコム株式会社は、ウェブ活用の企画・コンサルティングからウェブサイトの構築・運用、ウェブと他システムの連携を中心としたシステム開発まで、多岐にわたる事業を展開しています。日本ではアユダンテ㈱、㈱ミツエーリンクス、㈱ IMJ、㈱イー・エージェンシーに続く 5 社目の Google アナリティクス認定パートナーとなります。

Google アナリティクス 認定パートナーは、お客様のビジネス向上や課題解決を Google アナリティクスとアクセス解析を通じて実現できる企業を認定するプログラムです。技術とビジネスの両面で、高い実績を持つ企業を、Google による厳格な資格基準に基づいて認定します。

Google は、Google アナリティクスの新機能や解決すべき課題に加え、お客様のご要望について、パートナー各社と密にコミュニケーションを取っています。ユーザーの皆様の課題解決や目標達成を実現できるコンサルティング、導入アドバイス、教育トレーニングなどのサービスを Google アナリティクス認定パートナーを通じて提供させていただきます。

Google アナリティクス認定パートナー プログラムへご興味をお持ちの企業様はこちらの応募要項をご覧ください。













2011 年 8 月 9 日
Posted by 大内 範行 Google アナリティクス ソリューション・コンサルタント

このたび、新しくGoogle アナリティクス認定パートナー(Google Analytics Certified Partners)が決まりましたのでお知らせいたします。

新しい認定パートナーは、株式会社イー・エージェンシーです。

株式会社イー・エージェンシーは、ウェブサイトの制作構築、ウェブマーケティング支援をはじめ、モバイル分野や検索エンジンマーケティングにも取りんでいます。日本ではアユダンテ㈱、㈱ミツエーリンクス、(株)IMJに続く 4社目の Google アナリティクス認定パートナーとなります。

Google アナリティクス 認定パートナーは、お客様のビジネス向上や課題解決をGoogle アナリティクスとアクセス解析を通じて実現できる企業を認定するプログラムです。技術とビジネスの両面で、高い実績を持つ企業を、Google による厳格な資格基準に基づいて認定します。

Google は、Google アナリティクスの新機能や解決すべき課題に加え、お客様のご要望について、パートナー各社と密にコミュニケーションを取っています。ユーザーの皆様の課題解決や目標達成を実現できるコンサルティング、導入アドバイス、教育トレーニングなどのサービスを Google アナリティクス認定パートナーを通じて提供させていただきます。

Google アナリティクス認定パートナー プログラムへご興味をお持ちの企業様はこちらの応募要項をご覧ください。