2008年 6 月 23 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス

Google Analytics の AdWords セクションのレポートではAdWordsの費用データとAnalyticsのトラフィックデータを関連付けて、キャンペーン、広告グループ、キーワード別にユーザーの平均滞在時間、直帰率、ROI などAdWords の管理画面では確認できない貴重なデータをご覧いただけますが、これらのレポートに関してユーザーの皆様からは下記のようなご質問を、よくお寄せいただきます。


*よくあるご質問
「削除したはずのキャンペーンからセッションが記録されるのは何故ですか? このキャンペーンは AdWords の管理画面で削除済みであることを確認していますが、現在も広告が表示されているのですか?」














*原因
このような値がレポートに表示されるのは、キャンペーンのトラッキングに利用している Cookie の仕様が関係しています。Google Analytics は クリックされたAdWords のキャンペーンの情報をユーザーの Cookie に保存します。このCookie はユーザーがお客様の他のキャンペーンまたは、他の参照元から来訪した場合(ノーリファラーを除く)やブラウザから Cookie 自体を削除しない限り、最後にクリックしたキャンペーンの情報を保持します。

そのため再訪の度に過去のキャンペーンによるセッションとして記録されますが、削除したキャンペーンが実際に実行されたわけではなく、追加の広告費用が発生することはございませんのでご安心ください。

Cookie は、ユーザーが AdWords をクリックした時点より 6 か月間保存されます。 これにより、追加の広告費用をかけることなく、キャンペーンの効果が持続する期間 (ポストクリック効果) について、興味深いデータをご覧いただけます。