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2007年9月28日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス

すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この 9 月 12 日に「平均サイト滞在時間」の計算方法を変更させていただきました。

以前は直帰*1したセッションを除いて、平均サイト滞在時間を計算していましたが、現在表示している平均サイト滞在時間には直帰したセッションも含まれるようになりました。


この直帰を含んだ計算方法は、もともと旧バージョンで採用されていたものですが、今年 5 月の新バージョンへの移行*2に伴い、直帰を含まないものへと変更されました。これはサイトの利用者の行動をより実態に近いデータとして把握する為の変更でしたが、旧バージョンの計算方法を望むユーザーさまからの声が多かった為、以前の方法に戻させていただきました。

尚、今回の変更により 9 月 11 日以前のデータにつきましても、全て直帰を含んだ値に変更されているのでご注意ください。

[クリックすると画像が大きくなります]















その他 9 月 12 日に行われた2つの変更点を下記にお知らせします。

*ユニークユーザー数*3
以前は[ユーザーサマリー]に表示される値と、[ユーザーの傾向]>[ユニークユーザー数]に表示される値が異なっていました。

これは前者がレポートの期間全体のユニークユーザー数を表示しているのに対して、後者は日別のユニークユーザー数の合計を表示していた為に生じた違いでした。今後はどちらのレポートにも期間全体のユニークユーザー数を表示します。


*リクエスト URL のパラメータの並び順

a) www.google.com?rooms=3&beds=2
b) www.google.com?beds=2&rooms=3

以前は上記2つの URL をどちらも (b) とみなしていました。これはリクエスト URLのパラメータをアルファベット順に並び替える処理を行っていた事に起因する問題でした。

今後はパラメータの並び替えを行わずに、リクエストのあった URL を正確に記録します。この変更によりパラメータを対象にしたフィルタリングやコンバージョン設定の精度が高まりました。


以下用語の解説です。

*1 【直帰】
直帰はセッションを開始したページ(閲覧開始ページ)から移動せずに、サイトから離脱した(他のサイトへ移動、またはブラウザを閉じた)訪問です。セッションは 30 分以上、次のページビューがないとタイムアウトします。直帰数を当該ページの閲覧開始数で割ったものが直帰率となります。

また Analytics はページビューの間隔を計測して、ページの閲覧時間を表示しているので、最後の閲覧ページの時間を計測することはできません。そのため直帰したセッションには一律 0 秒を割当てています。2 ページ以上閲覧して離脱した場合、最後のページは以降のページビューがないので記録されません。

*2 【新バージョンへの移行】
Analytics は 2007 年 5 月にレポートのインターフェースを大幅に変更しました。詳しくは下記の記事をご覧下さい。

Google Analytics がもっと使いやすくなりました
http://adwords-ja.blogspot.com/2007/05/google-analytics.html


*3 【ユニークユーザー数】
レポートで指定した期間内の個別のユーザー数です。同一のユーザーが期間内に複数回サイトに来訪してもユーザー数は 1 と記録されます。詳しくは下記の記事をご覧下さい。

[ユニークユーザー]と[新規ユーザーとリピーター]
http://analytics-ja.blogspot.com/2007/07/blog-post_23.html

2007年9月13日
Posted by 広告営業企画チーム / プロダクトスペシャリスト チーム

日本時間の 9月5日より、 ウェブサイトオプティマイザーに新機能が追加されました。

ウェブサイトオプティマイザーはウェブページのテストツールで、どの内容が最も高いコンバージョン率につながるかを知ることができます。また AdWords アカウントをお持ちの方に無償でご利用いただけるツールです。

4月にリリースして以来、みなさんから頂いたご意見をもとに、今回は下記のような機能が追加されました。

1. 今回一番大きなアップデートは、 A/B テストの機能です。

まったくデザインの異なる 2つ以上のページを使って、どれが最も効果的かをテストできます。これまでの多変量テスト機能でも同様のテストは行えましたが、ウェブデザインに関する知識が必要でした。

今回の機能追加により、複雑なデザインのウェブページであっても簡単に A/B テストの設定ができます。多変量テストと比べて短時間での設定が可能で、またトラフィックの少ないページでもテストすることができます。

2. 複数のテストを行っている場合には、最新のテストから順に表示するようになりました。また終了したテストの削除機能も追加されています。

これまでにウェブサイトオプティマイザーをお使いの方も、まだ触れたことのない方も、新しい機能をお試しください!

2007年 9月7日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス

前回ご紹介したキャンペーントラッキング機能を利用すると、様々なプロモーション活動をトラッキングすることができます。今回はメールマガジンのトラッキング方法について解説させていただきます。

通常メールからのアクセスはメーラーの場合ノーリファラー*1に、Gmail などのウェブメールの場合は、そのドメインが参照元として記録されてしまうので、特定のメールマガジンのアクセスをトラッキングすることは困難です。こういった場合、キャンペーントラッキングを使うとメールマガジンからの全てのアクセスを1つにまとめてトラッキングすることが出来ます。

具体的にはメールに掲載する URL に下記の様なトラッキング用のパラメータを付けていただきます。このパラメータは"URL生成ツール"で簡単に作成できます。入力内容は任意ですが、下記の例では、ソースを mail、メディアを070901としています。

http://www.hoge.com/?utm_source=mail&utm_medium=070901

生成された上記の URL が、2007年9月6日発行のメールマガジンに掲載するリンク先です。このリンクをクリックしたアクセスは[トラフィック]セクションの[全ての参照元]レポートに下図のように表示されるので、他の参照サイトや広告とアクセス数やコンバージョン等を比較することができます。

[クリックすると画像が大きくなります]













また毎週発行しているメールマガジンの1ヶ月分の効果を、他の参照元や広告と比較したい場合は、レポートの期間を任意の1ヶ月に変更後、[全ての参照元]レポートで[表示]のプルダウンメニューから[参照元]を選択すると、下図の様にメールマガジンのトラフィックを"mail"にまとめて確認することが出来ます。














*URL を短く見せるヒント
URL によっては、トラッキング用のパラメータを付けると非常に長くなってしまうので、HTML 形式ではないプレーンテキストのメールマガジンの場合は見栄えも悪く、クリック率に影響する可能性もあります。

このような場合、リダイレクトを使ってシンプルで見やすい URL を掲載することができます。リダイレクトとは、表示したページから、他のページに転送する技術です。メールマガジンにはシンプルな URL を掲載して、そこにアクセスするとトラッキング用のパラメータの付いた URL に転送する設定にします。










このヒントは、オフラインで展開するキャンペーンのトラッキングにも利用できますので是非ご活用ください。


以下用語の解説です。

*1 【ノーリファラー】
他のサイトや検索エンジンを経由せずに直接サイトへアクセスした場合の参照元。ブラウザのお気に入り、メーラーやオフィス系のファイルに掲載されたリンク等からのアクセスが含まれる。Analytics の [全ての参照元]レポートでは (direct) / (none) と表示される。