認証・表彰三井倉庫は30日、花王、いすゞロジスティクスとともに、日本物流団体連合会が主催する「第24回物流環境大賞」において、「特別賞」を3社合同で受賞したことを発表した。今回3社は、既存の物流スキームにインランドコンテナデポ(IDC)を活用したコンテナのラウンドユースによる取り組みで、CO2削減とドライバーの運用効率向上を実現したことが評価された。
従来の3社のコンテナ輸送のスキームは、京浜港から空コンテナをトラック輸送して花王栃木工場、いすゞ栃木工場で荷積みし、実入コンテナとして京浜港へ戻し輸出する形となっていた。今回の取り組みでは、三井倉庫が提携する生産拠点至近のIDCにストックした空コンテナを、輸出用コンテナとして転用するコンテナのラウンドユースに変更。京浜港から空コンテナをピックアップするよりも走行距離が短くなり、従来より片道分のコンテナ輸送とドライバー稼動時間を削減できる。
今回の取り組みにより、花王栃木工場といすゞ栃木工場のコンテナ輸送において、年間のCO2排出量は従来比42パーセントの削減、ドライバーの拘束時間は同33%削減の効果があるとしている。
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