このページではGUILTY GEAR ISUKAのアーケード版(シリーズファンから不評)及び、家庭用移植版(判定なし)をまとめて紹介します。
【ぎるてぃぎあ いすか】
ジャンル | 対戦格闘ゲーム | |
対応機種 | アーケード(ATOMISWAVE) | |
発売元 | サミー | |
開発元 | アークシステムワークス | |
稼働日 | 2003年12月17日 | |
プレイ人数 | 1~4人 | |
判定 | シリーズファンから不評 | |
ポイント |
元々複雑だったシステムがさらに複雑化 アーケードの過疎化 ガチの対戦ツールとしてはクソゲー |
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GUILTY GEARシリーズ |
正統的システムで人気の格闘ゲーム『ギルティギア』シリーズのまさかの4人同時対戦可能&2ライン制のパーティーゲーム。
アーケード2D格闘ゲームとしては初となるカードでのプレイヤーデータ保存システムにも対応と、話題性の高い新作だったのだが…。
使用基板が従来のNAOMIからATOMISWAVEに変更となり、同基板のローンチタイトルとして稼働した。
2D描画機能が若干グレードダウンしたことと4人同時表示になった関係でシリーズのウリであるキャラクターグラフィックや各種エフェクトは枚数・色数ともに若干劣化している。(*1)
CPU戦の仕様
操作の複雑化
画面が見づらい
ゲームバランスの悪さ
多人数対戦ゲームとアーケード環境のアンマッチ
せっかくのカードシステムの問題点
バグ
タッグシステム
キャラや基本システムはあくまでいつものギルティギアである。
サミー(もしくはアーク)はスマブラのような騒いで遊べる『GUILTY GEAR』にしたかったのだろうが、アーケードゲームとして純粋な格闘ゲームを望んでいた層からの不評や、アーケードでの需要とのずれもあり、実際はかなり滑ったと言わざるを得ない作品である。
一対一でのガチの対戦ツールとしては確実に向いておらず、かと言って多人数でのパーティゲームとしても、待ち受け・乱入など諸々の仕様が適切だったとは到底言いがたい。
どちらにせよ、アーケードという環境において気軽には対戦しづらい物になってしまい、対戦の楽しさで人気を博す『GG』シリーズの長所が潰れた残念な作品となった。
しかし、システムを理解し、仲間内だけで遊ぶパーティーゲームとしては一気に楽しい作品へと様変わりする。
その面での成功は下記家庭用で花開く事となる。
【ぎるてぃぎあ いすか】
ジャンル | 対戦格闘ゲーム | |
対応機種 |
プレイステーション2 Xbox Windows |
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発売元 |
【PS2】サミー 【Win】ソースネクスト 【Steam】KISS ltd, Funbox Media Ltd →アークシステムワークス |
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開発元 |
【PS2/Win】アークシステムワークス 【Xb】S.P.S |
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発売日 |
【PS2】2004年7月29日 【Xb】2004年12月16日 【Win】2005年11月25日 【Steam】2014年1月17日 |
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定価 |
【PS2】7,140円(税込) 【Xb】5,040円 【Win】3,970円 |
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プレイ人数 | 1~4人 | |
レーティング | CERO:12歳以上対象 | |
判定 | なし | |
ポイント | パーティーゲーム的面白さの発掘 | |
GUILTY GEARシリーズ |
上記アーケードゲームの家庭用移植版。
アーケードでの失速を挽回すべくか、シリーズおなじみのストーリーモードこそないものの大量の追加要素を引っさげての移植。
特に(実質)新キャラであるアバ・ロボカイII(カスタマイズ込)の評判は悪くなく、1クレごとのプレイの短さといった欠点も解消された家庭用はアーケードより広く受け入れられた。
対戦部分においては家庭用でも最初は酷評されていたが、元々秘めていたパーティーゲーム的な要素など独自の良さに惹かれたファンが増え、家庭用ゲームとしては評価が上がってきている。
*1 これはATOMISWAVEの基板性能自体、メインメモリが同じH/WアーキテクチャーのNAOMI基板よりも少ない等グレードダウンされているためでもある
*2 ほぼ同時期に同じ基板で稼働した『KOF NEOWAVE』等も近い仕様であった。
*3 XXシリーズでのM.O.Mモードと同じ操作なため試したプレイヤーも多く、発覚は早かった。
*4 約10年後、同アークシステムワークス社製『P4U』にて空中での振り向きが手動化した際にこの作品を思い出すプレイヤーもいた。
*5 前作までの家庭用で存在した、通常とは性能の異なるキャラクター
*6 フリーゲームといいつつ、商業ゲーム用の素材もふんだんに使っているので、限りなく黒に近いグレーだが
*7 Win版『GGXX#RELOAD』ではファン制作のネット対戦パッチがカラーエディット機能も搭載していた。
*8 ライン制ルールと合わせ、トレジャーの名作『ガーディアンヒーローズ』に例えられることも。