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ディシディア ファイナルファンタジー ユニバーサルチューニング

【でぃしでぃあ ふぁいなるふぁんたじー ゆにばーさるちゅーにんぐ】

ジャンル ドラマチック プログレッシブ アクション
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売・開発元 スクウェア・エニックス
発売日 2009年11月1日
定価 UMD版:5,040円
DL版:4,000円
廉価版 アルティメットヒッツ:2010年9月16日/2,940円
判定 なし
ファイナルファンタジーシリーズ


概要

海外版『ディシディア ファイナルファンタジー』の逆輸入作品であり、過去のFFシリーズなどでいうインターナショナル版にあたる。
従来のインターナショナル版と異なり、海外で発売された機能追加版から更にバランス調整が行われたり、戦闘内での台詞の言語切り替えが可能となるなど「海外版の焼き直し」からの脱却が図られている(それでも、いわゆる完全版商法に対する批判もある)。

変更点

無印版からの変更点

モードやアイテムの追加、キャラ性能の調整等が行われている。

  • ストーリーとバトル中の台詞が英語になった(バトル中の台詞は日本語に切り替え可能)。
  • 無印のセーブデータがある状態でNew Gameを選択すると引継ぎメニューが出る。引継ぎ方法は以下の4種類。
    • まるごとセット(レベル&物語進行度、アイテム(AF含む)、全アクセサリ、プレイレコード、連続プレイ日数 は引継ぎ)
    • UT版満喫セット(レベル50,物語進行度引継ぎ)
    • レベルリセット(Lv1、物語進行度引継ぎ)
    • 強くてニューゲーム(まるごとセットから物語進行度だけを初期化したもの)
  • アーケードモード
    • キャラクター、アビリティ、装備、アクセサリ、召喚が完全固定のもの。
  • 無印のフレンドカードのパスワードは一切使えず、新たに本作用のパスワードが用意されている。

海外版からの変更点

  • エアダッシュ以外の速度が無印のスピードに戻った。
    • マルチエアダッシュでのコアへのダッシュは引き継がれた。前作は同アビリティはコアへのダッシュが不可能だったため便利になった。
  • バトル中のアクセサリアイコンは無印仕様に戻った。特に影響があるものでもないため別に戻さなくても良かったという声も多かった。
  • 専用武器に追加されたアンチEXが先制攻撃になる不具合が修正されている。

評価点

  • 海外版よりさらにバランス調整が図られた。強化は以下の通り。
    • ジタンはフリーエナジーが密着してもヒット可能。
    • ジェクトは地上ブロック、ガード成功時による硬直キャンセル可能。
  • 溜めの最中にEXモードを発動し行動をキャンセル、そこからフルコンボに繋げる『EXキャンセル』の廃止。
    • この恩恵を受けていたゴルベーザとジェクトと与しやすくなった。アルティミシアはこの廃止により無敵技を戦術に組み込めるようになった。
      • もちろんゴルベーザとジェクト使いからは不満が出たが……。

賛否両論点

  • オリジナル・海外版とあまり差異が無い。
    • (以下の不具合以外は)大体元作品に忠実である一方、キャラ追加などの大きな追加要素も無い。欠点やバグも修正されていないものが多い。
    • 逆に言えば、後から入ってもプレイしやすいというのは評価に値する。

不具合&問題点

  • セーブデータ引継ぎバグ
    • 一部の引き継ぎ(少なくとも丸ごと引き継ぎ)では、ストーリーモードの宝箱等で得るアイテム(各種心得、ロゼッタ石、一部の武具)の現在の所持数が0で引き継ぎを行った場合、UTでのショップに並ばないというもの。ストーリーモードの宝箱を開けたフラグはそのままなので再度取得も不可能。
    • とりあえず無印のショップで最低1つずつ購入してから引き継げば回避可能。また友人のゴーストキャラクターからドロップする方法もある。
  • 誤植
    • 字幕に関しての誤植報告が多い。
+ 一例

エクスデスのバトルボイス「無にのまれるがいい」→「無にのまれるのがいい」
セシル対ガブラスの台詞「なぜお前は、闇を抱えて戦える」→「なぜお前は、闇を抱えて戦える(強く)」
セシルの勝利台詞「生きてる……そうか……」→「生きてる……そうか……(安堵)」
ケフカの勝利台詞「次の獲物さーがそ」→「次の獲物さがーそ」


総評

基本的には良くも悪くも通常版と同様に遊べる調整版といったところ。
ただ引き継ぐと幾つか出現したアイテムが一旦消滅するなどのトラブルが発生し、結果的に通常版よりも値崩れが激しいものになった。
これは元々がUMDディスクの限界まで容量を使った、というほど詰め込みすぎているがために起きてしまった現象である。


その後の展開

  • 野村氏がTwitter内で「『ディシディア ファイナルファンタジー』の続編、がんばります!」と続編の製作を示唆するコメントを10年3月にしたが、同年9月に『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』が開発されていたことが判明し、2011年3月3日に発売された。

最終更新:2024年09月24日 21:10