「修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。依頼内容は「『特徴および評価点』についての補強もしくはシステム解説と評価点の分離」です。
【まかいとうしさが】
ジャンル | ロールプレイングゲーム | 高解像度で見る 裏を見る |
対応機種 | ゲームボーイ | |
メディア | 1MbitROMカートリッジ | |
発売・開発元 | スクウェア | |
発売日 | 1989年12月18日 | |
定価 | 3,500円 | |
備考 | 北米版タイトル『THE FINAL FANTASY LEGEND』 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
GB初RPGにしてスクウェア初のミリオンヒット そうだいなストーリーのゲームです!(自称) これも いきもののサガか… ラスボス一撃死を含むバグすらも魅力に |
|
サガシリーズ |
ゲームボーイ初のRPG。後に20年の歴史を誇ることになったサガシリーズの祖となる作品で、斬新なシステムが多い。
開発段階での仮称は『ファイナルファンタジー外伝』であり、「エクスカリバー」「フレア」など、武器や防具、魔法やアイテム、モンスターの名前や能力などにFFシリーズと共通のものが見られる。
それがサブタイトルになって発売された『聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~』とはある意味対照的であると言える。
戦闘終了時治癒 | 異常名 | 症状 | 治療アイテム | アイテム以外の治療手段 |
する | どく | HPが徐々に減少 | どくけし | モンスター能力:ちりょう |
マヒ | しびれて行動不能 | マヒどめ | ||
ねむり | 深い眠りで行動不能 | めざめのかね | ||
こんらん | コマンド入力不可、味方にも攻撃する | フライパン | ||
しない | もうもく(*1) | 命中率が低下する | めぐすり | |
のろい(呪い) | 力と防御力が半減する | じゅうじか | ||
いし(石化) |
石化し行動不能 |
きんのはり (戦闘中使用不可) |
なし | |
しぼう(死亡) | HP0で戦闘不能状態 | いきかえり |
モンスター能力:レイズ 復活の館(ハートをひとつ消費) |
+ | ネタバレ。関連動画もあり。 |
音楽はFFシリーズの植松伸夫氏が担当した。
+ | 一例 |
「ゲームボーイにはRPGはそぐわない」と考えられていた時代に、あえてその制約の中で工夫を凝らし、前述の概念を覆した意欲作である。
少ない容量の中で…いや、少ない容量だからこそ実現できたこのゲームの革新性がRPG及び携帯ゲーム機に与えた影響ははかりしれず、ビデオゲームの歴史的に重要な作品であるといえる。
勧善懲悪を排した殺伐としたストーリーにしても、大味ながら短時間攻略に適したゲームシステムにしても、現在でもじゅうぶんに通用する作品である。
その魅力にとりつかれ、現在でもタイムアタックに挑戦するプレイヤーは多い。
*1 WSC版では「やみ」という名称になっている
*2 戦闘勝利時に流れるBGMの曲名「イート・ザ・ミート(Eat the meat)」はこのシステムに由来。
*3 厳密に言えば、復活は激安だがハートは高価。
*4 とはいえミレイユは単なるありがちな悪女キャラであり、他二名に比べてインパクトも薄く数合わせ感が強いため、三人目枠としても安定せず、ほかに候補もいる。
*5 WSC版では「ライトサーベル」に変更された。なお、2と3もDS版で同様の変更が行われている。
*6 元ネタは「宇宙戦艦ヤマト」のヤマトの装備でとてもじゃないが手に持てるものではない。また何故か店で購入可能。
*7 2にも登場しているが、権利関係の問題か2のリメイク版では「バイカーヘルメット」という名前になり防御力が高いのが意味不明になった。Sa・Ga COLLECTIONでは許可を得た上で「アライのメット」として登場している。
*8 チェーンソーとほぼ同効果のモンスター能力「のこぎり」でも可能。
*9 『半熟英雄』シリーズのWSC移植版以降の作品には、チェーンソーを持ったそのものズバリなエッグモンスター「かみ」が登場している。サガシリーズの生みの親である河津秋敏氏も、これには大笑いしたらしい。
*10 ニーチェの著書で有名。
*11 三好鉄生氏の歌(昭和57年8月)とはまったく別モノ。
*12 最下位の「バトルハンマー」(力系)「レイビア」(素早さ系)は同等。力系はこの間に「ロングソード」「バトルアクス」「せいりゅうとう」がある。
*13 因みに復活の館の蘇生はハート1つ消費+100ケロで正味10100ケロなので、「いきかえり」の方がコスパが悪い。まあ「いきかえり」は移動中ならいつでも使用できる利点があるので仕方ないが。
*14 FF1では通常エンカウントのレア枠モンスターとして存在していたが、本作ではボスとして必ず戦う。
*15 事の発端となったのは「週刊少年ジャンプ」に連載された人気漫画『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』に登場したビホルダー。こちらでは「イビルアイ」や「デスアイ」ではなく「鈴木土座衛門」というまるでネタのような名前に変更されている。