正直なところ20代半ばのまだ色んなことなんもわからん時分に起こった3・11の時はSNSというかTwitterは頼もしかった。マスメディアは頼りないし遅いし、本当に大衆は無力でしかなかった阪神淡路大震災の時の経験を発信する人とか、避難先が見つからない人はここに来てくれって東京にねぐらを構える人とか、あと何よりリアルタイムで誰かが大変な目にあっているっていう情報を摂取しようと思えばいくらでも摂取できてしまうYou Tubeやらニコニコやらが存在するなかでの災害が初めての経験で、それに対抗するためには生きた人の祈りを聞くくらいしかなかった。あの時もデマとか負の側面とか功罪はいくらでもあったんだけど、でもやっぱりトータルで見ると「あってよかったSNS」感が3・11のときにはあった気がする。これもまぁ、その当時を知るおっさんの言い訳ではある。 が、あの時の成功体験(?)をいつまでも引きずって災害が起