6月末にまた沖縄を訪れた。今度は学生5人と教員4人の大部隊だ。教員4人はすべて民間企業の出身者である。自動車会社の二次電池開発責任者、外資系コンサルティングファームのコンサルタント、電源開発の社員、そして製造業設計員だった私だ。教員の1人は、4日前にフランス原子力庁への出張に向かい、前日夕方に日本に戻ってきたばかりだった。羽田で彼に会って、私は言った。 「フランスから帰ってくるのが遅れて、沖縄行きの飛行機に間に合わないのではないかと心配したよ。体調は大丈夫?」 「昨日の夕方フランスから帰ってから仕事を始め、徹夜しましたが大丈夫です」 ようやく沖縄行きの機内で睡眠を取ったようだった。 一方の学生たちはまるで修学旅行のような雰囲気だ。最近の学生の特徴の1つに、遊ぶことと楽しむことが上手だということが挙げられると思う。 しかし、彼ら5人と都合で来られなかった2人を合わせて7人の学生は、この2カ月