文藝, 徒然雑想尊敬する書評ブログ「血止め式」エントリーに、ブログのカテゴリ分けについて引用部のような一文がある。http://d.hatena.ne.jp/hebakudan/20090403/1238718805ところが読書録の積み重ね方ほどその人間の物の見方を察しやすいものはなく、これを一目で分かるような示し方ができれば、初めてダイヤリーを訪れてくれたかたのための自己紹介代わりにもなると考えた。たとえば「この本がどうしてこんなジャンルに入ってるんだろう」、「この筆者はこの本の主題をこんな方向から読むやつなのか」というような思い方などは好んで本を読むタイプの人だけが観察してくれるところであるはずで、おそらく誰にでもただちに通じる種類のものではないゆえにこうした一覧さらしが気楽にできるのでもあるし、アタシの血液型はどうたらボクの星座はこうたらと書いた魔除け札みたいなプロフィールなんぞより
hebakudanさんの事ばかり、今日一日考えていた。昨年、hebakudanさんの飼い猫が行方不明になり、張り紙をみて連絡してきてくれた親子についてのエントリーが、初めて触れたhebakudanさんの文章だった。その日の日記は現在では削除されていて、残念な事に読み返す事は叶わないが、その嘘も飾りもない言葉は切り込んでくるように私の胸に刺さった。星をひとつだけ残して立ち去ってからしばらくして、hebakudanさんが、私のこの場所をアンテナ登録してくれた事に気づいた。それから短い期間ではあるけれど、コメントを残してくれたり、星をつけてくれたりするようになった。頻繁に更新する方ではないこの消灯ラッパにhebakudanさんが足跡を残してくれるのが、私は心から嬉しかった。仕事での失敗を書いた日のコメント欄には、hebakudanさんらしいこんな言葉を残してくれた。最も優秀なパイロットは操縦ミス
ある方のブログにリンクされていたブログを見に行って、 こんなにも勇敢な人がいるんだと思ったのは先月の話。 病気について書かれていた。 ついさっき、もう一回そのブログを見に行って、 その方が今月初めにお亡くなりになったことを知った。 交流の無かった私でも、最後に書かれたブログにはいろいろ 感じることがあって、再開されたらお話をしたいと思って いたくらいで、とてもショックだった。 今は、病気に関する情報を取り扱うような仕事をしている。 特に今はある範囲の病気について毎日調べて勉強をしているので、 いろいろな写真を見たり、ときどきは闘病記のようなものも読んだりする ことがある。 それだけでも、さぞかししんどいだろうなと思うことはたくさんある。 自分の病気を呪ったり、長期の病気の場合病気が引き金になって精神的に 落ち込んだり、まいってしまう人もかなり多いようだ。 ブロ
広島日記 前のことですが、広島行ってきたよ〜 初広島〜!!!!!!!! いつか訪れたいと思っていた広島! ようやっと来れた〜 結果:広島めちゃくちゃ好きだ こんなに好きになれるなんて思わなかった また行くことにした お好み焼き ホテルのフリードリンクであるスパークリ…
プロセッサ第1槽に補充し、ひきつづきプリント。補充液の濃さはいい加減。 暗室でのプロセッサの処理待ち時間には、pomeraで日誌を書きつけている。今まで買っては捨ててきたあまたのパソコン周辺機器の中で、買ってよかったと思えるのはこれだけだ。もちろんデジタルカメラも含めて。こうした端切れの時間を有効に使える。もっとも、有効に使った結果というのがご覧のありさまなので、はた目からすればどのみち無駄なのかもしれないけれど。以前はプロセッサに印画紙をセットしてから排出されるまでの3分ほどを持てあましてしまい、パソコンが置いてある隣の部屋に行って日誌を書くのだが、それだけではすまずにwebをふらふら見たりしているうちに処理待ち時間を大幅に超えて時間を無駄にしたりしていた。でも、pomeraなら暗室に置いてその場でテキストを打てるから、印画紙が排出された気配を察してすぐ作業に復帰できる。電車の中でも、撮
歳を重ねれば重ねるほど「死」というものは近くなり、すれ違ったり、触れ合ったり、対面したり、時には寄りそわなければいけなくなることも出てくる。血止め式のid:hebakudanさんが亡くなったことを知ったのは5月8日の夜だった。はてなのシステムもいまいち理解し切れてなくて、最近はブログを廻ることもあまりしていなかった私だから、4月30日に入院されていたことも知らなかった。お星さまと少しのコメントのやり取り。無精で不義理な私は、返礼はいつも遅くて、その上id:hebakudanさんの優しい言葉に敵う言葉はいつもでてこないでいた。 振り返ってみると、去年の6月末に書き始めたこのブログに8月にはお星さまをつけてくれてるから、かなり早い時期から見守ってくれてたのだとわかる。なのに気の利いた一言すら返せなかった。 亡くなられた人のことを書くのは難しい。芝居がかるのも、変に悲嘆に暮れるのも、違う気がする
初めて納棺の儀式を見たのは5年前に義妹が亡くなったときだ。そのとき、湯灌の儀式というものを初めて間近で見た。この映画を見ながら思い出したのは業者の手によって義妹を納棺してもらった、そのときの様子である。確か、「よしなしごと」に冠婚葬祭の市場化について書いたと思ったのだが、思い出せなかった。やっさもっさして古い記事を見つけ出し、ブログに復活アップした。 「死をめぐる商売」 http://d.hatena.ne.jp/ginyu/20031220 もう5年前の記事なんだ(しみじみ)。5年前、湯灌・納棺という儀式をプロの手に委ねることに違和感を感じて「資本主義もここまでゆきついたのか」と批判的に書いたものだが、この映画を見てイメージが変わった。 納棺師という職業は歴史が浅い。ついこの前まで(戦後20年ぐらいか)、湯灌は遺族の手で行われていた。それがいつの間にかプロのサービスへと変化した。劇場用パ
この「はてな」日記に引っ越す前、わたしはgooブログを利用していた(その前はlivedoor)。そのときに書いた「おくりびと」の映画評に屁爆弾さんが久しぶりにコメントを書いてくださっていた。gooブログを利用していた1年半ほどの間に屁爆弾さんがコメントを書いてくださったのはこれ1回だけだと思う。奇しくも、話題が「おくりびと」であったのは、今から思えば何かの符合だろうか。「私もおくりびとに送られたい」とコメントされたその1年後に屁爆弾さんは逝ってしまわれた。 屁爆弾(hebakudan)さんはご自身の書いた文章を撫で切るように削除された方であり、彼女の過去の文章は他人のブログから拾うしかないようで、それが寂しいのだが、その試みを既にkuriyamakoujiさんがされている。 http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/searchdiary?word=%2A%5
心の旅 最期まで潔い方だった。 屁爆弾さん(id:hebakudan)の訃報をご本人のブログ「血止め式」で知ってから数日。その間、何度も彼女の事を想い、ブログを訪れてはご本人が厳選された記事を拝読した。なかなか彼女の死を現実的に捉えることができないでいる。彼女とのお付き合いは言葉のやりとりのみ、しかも決して長いお付き合いではなかった。彼女についても、彼女の言葉で語られた範疇でしか知らない。しかしながら、肉体とは異なり、言葉はいつまでも生きているだけに、その言葉を生み出した方の不在を受け止められないでいる。 初めて屁爆弾さんを知ったのは、数年前。id:fumi_oさんのブログにコメントを書かれていて、そのお名前のインパクトに驚いたのが正直なところ。ご存じな方も多いと思うが、fumi_oさんのブログには美しい写真とクールな言葉が淡々と並んでいる。そこにいきなり屁という名前である。しかしながら、
屁爆弾さんが亡くなられました。 先日、私の書いたエントリに「shimamenouさんのために這ってでもネットに戻って来なくてはいけませんね」「次に復帰した際にはまた立ち寄らせてください」とコメントを頂いたのですが、もう彼女は二度と此処に戻ってくる事はないのです。私も体調を崩しがちだったので、私を気遣っての言葉だったのでしょう。まだ知り合って間もなかったのですが、彼女がどんなにお優しい方かがわかるような気がします。 人というものは接してみないとわからないもので、彼女に話しかける少し前に彼女のエントリをざっと見た時に、この人は私のようなタイプの人間はお嫌いなのではないかと思ったこともあったのですが、話しかけてみて、意外にもよく知らない人間にも気遣いを見せてくださる素晴らしい方であるとわかったものでした。ですから、ああ、話しかけてよかった。これから少しづつでもお付き合いさせて頂こうと思ったのです
|徒然| 数日前、id:hebakudanさんが亡くなられたことを知り、只ぼんやりと途方に暮れて居る。途方に暮れながら、それをどう受け止めるべきか分からなくて、仕様も無い事件簿なんかに、だらだらと時間を割いて居た。患って居た病が悪化して入院されると書いてらして、けれども暫しのお休みの後には、またいつもの歯に衣着せぬ、小気味良い屁爆弾節を読めるものとばかり想って居た。想って居たのだ。 屁爆弾さんの名前を初めてお見掛けしたのは、昨年。確か馴染みのゲンノさんの所であったと記憶して居るのだけれど、違ったろか。(それでなければ、日頃の徘徊先として居る、そのご近所の何方かの所。)そこでの取り交わしの妙に心惹かれ、以来ちょくちょく 『血止め式』 を覗かせて頂くよになって、そしていつ頃であったか。何かの拍子に、屁爆弾さんのアンテナへ拙日記が登録されて居るのに気付いて、毛の生えた心臓がひっくり返った。何しろ
「行ってまいります」 そのひとは、このブログのコメント欄にそう言いおいて出かけられた。 少し前には、「遅れても必ずブログを拝見するよ。元気になったらスターのてんこ盛りで襲撃してやるから待ってて(笑)」と声をかけてくれた。 その後ブクマで、「いつか創作小説を拝読してみたいな」との言葉を頂戴し、跳ね上がるほど嬉しかった。 だから、5月8日の誕生日、わたしは小説サイト『唐草銀河』を新しくした。目の状態がよろしくないと書かれていたので、お戻りになったときに読みやすいほうがよろしかろうとイロイロ悩んでテンプレを選んだ。 ところが。 その夜、そのひとに「お帰りなさい」を言えなくなったことを知った。 「血止め式」筆者、死す。 - 血止め式 昨夜、ここで泣きながら届く宛てのないお便りを書いた。消えたけど。 きっと、わたしの書いた、涙の跡が点々と滲む読みづらい手紙のような文章がお気に召さなかったのだと思う。
徒然屁爆弾さんid:hebakudanとは元々mixiの読書コミュでご一緒させて頂き、彼女のmixi退会後は、ブログの(「本と屁爆弾」、その後「血止め式」)追っかけをしてお付き合い頂いていた。広範な読書量と該博な知識、そして鋭い考察にいろいろと蒙を啓かれたものである。昨年の秋口、新たな天地を求めて東北の方に移られたのも束の間体調を崩され、東京に戻って療養生活を送られていたが、重篤な病であり、専門病院での入院加療が必要ということで、しばらくブログを休まれるとご主人が代理投稿されていたのがいたのがついこの間である。それで、メインのアカウントで下記のようなエントリを投稿した。http://d.hatena.ne.jp/suijun/20100426/1272283608そのエントリにはコメントを頂いたし、その後も、以前に記事にした落葉樹の写真を引き合いに出して「今年suijunさんが裸の木々のお
昨日、4月29日のエントリーのコメント欄に短く書きましたが、hebakudan(屁爆弾)さんが5月3日に亡くなられました。声に出していいにくいハンドルネームですが、女性です。このハンドルネームから分かるように、一筋縄ではいかないような強烈な個性を発揮する文章を書かれる方でした。わたしにはとても真似のできないほど豊富な読書に裏打ちされた教養のある方で、自他に対する厳しさにはしばしばたじろいでしまうほどでした。そのキリキリとした文章は、この人がいつもギリギリのところに自分を追い込みつつ、そして自分から距離をとって自身を嗤う余裕のある方なんだと畏敬の念をいだかせるものがありました。 わたしはこっそりと時々ロムっているだけで、もう何年も彼女のブログにコメントを書き込むことはありませんでしたが、3月末に拙ブログを再開したところ、既に病状も進んでいたであろうに、明るいお祝いのメッセージコメントを書き込
訃報 「血止め式」筆者、死す。 - 血止め式 はてなダイアリー&ブックマーク界隈で親しくさせていただいた hebakudan さんがお亡くなりになったとのこと。あまりの急な報せに驚くばかりです。 ご親族ならびに関係者の皆様には、心よりお悔やみを申し上げます。 さて、以下の駄文は、hebakudan さんへの手紙です。お目汚しになりますが、ご容赦ください。 拝啓、hebakudan様 こんにちは。 先月まで寒い日が続いていたのに、こちらは一週間くらい前から急に初夏の陽気です。そちらは過ごしやすいのでしょうか? 歴代の猫さんたちにはもう会えましたか? hebakudan さんにはいつもブログやブックマークのコメント欄で、やさしい言葉をかけていただき、ありがとうございました。昨夜は hebakudan さんからいただいたコメントを読み返していたのですが、1か月くらい前の記事にこんなブコメをいただ
ネットの知り合いが亡くなりました。 http://d.hatena.ne.jp/hebakudan/ たいへんな読書家で、かなりの毒舌家で、そしてものすごくセンシブルな方で、私はがさつな自分があまり好かれていない気が少ししていたんで、なんとなく疎遠になってしまっていたんだけど、少し前にひさしぶりにぴぴさんのところのブログのコメント欄で名前を見て、ああ、懐かしいと思って、この方のブログにアクセス。 そこでかなり重い病気にかかっておられることを知り、応援のスターでもつけようか、でも私がつけたって喜ばれないかも、なんてウジウジしつつ、でも思い切って激励のグリーンスターなんかつけちゃったりしたのでありました。 そしたら喜んでもらえて、わたしのブログにもレスとしてグリーンスターをいただき、ものすごく喜んだことでした。 手術が無事終了し、またあのぎりぎりまではりつめたような、繊細さを見せてなるものかと
昨夜、ブログ「血止め式」の筆者である id:hebakudanさんが、5月3日に入院先で亡くなったことを知りました。 私がhebakudanさんのことを知ったのは、彼女がエキブロで「本と屁爆弾」というブログを書かれていた頃でした。当時、世間で話題になっていた「赤ちゃんポスト」について言及されていた記事が、余所で散見された意見とは全く違っていたためとても印象に残り、即はてブをし、他の記事も読み漁りました。2007年3月のことです。 hebakudanさんの文章には、私の琴線に触れる言葉が実にたくさん散りばめられていたので、いつも心の中で“姐(あね)さん”と慕っていました。私がはてブしていたことで気付かれたのか、しばらくすると、ブログの右サイド【あんてなリンク】にAll Tomorrow’s Girlsも追加され、とても嬉しかった記憶があります。 2008年7月27日にはてダに引越して来られる
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