前編からのつづき。本田技研工業(7267)の米国子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)が開発した小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」は、2024年2月に250機目を顧客に引き渡した。2015年12月の初納入から約8年で到達した。 ホンダジェットの技術実証機「HondaJet POC」を常設展示する三沢航空科学館=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire ホンダジェットはHACI前社長兼CEO(最高経営責任者)の藤野道格さんが設計し、開発責任者を務めた。量産初号機は現地時間2014年6月27日午前10時18分(日本時間27日午後11時18分)に、HACI本社がある米ノースカロライナ州グリーンズボロ市のピードモントトライアッド国際空港を離陸し、初飛行に成功。FAA(米国連邦航空局)の型式証明を2015年に取得し、これまで