ジャカルタ(CNN) インドネシア沖のジャワ海で昨年12月28日に発生した格安航空大手エアアジアのQZ8501便の墜落事故で、同国の捜索救助庁などは25日、海底の胴体部分の引き揚げ作業を実施したもののロープが切断し、失敗したと報告した。 胴体の残骸が海面付近に現れた後、ロープが切れ、再び沈んだという。引き揚げ作業は24日も行われたが、天候不良で一時中断されていた。 同庁のスプリヤディ長官によると、24日には重さ約10トンの大型気球をロープやベルトを使って胴体の残骸につなげ、気球を膨らませて浮上させる作業が行われた。しかし、海面上への引き揚げを試みた際、ベルトが切れるなどして失敗したという。 今月初旬には同様の方法で機体後部部分の回収に成功していた。 胴体部分は10日前に海底で発見されていた。多数の遺体が機内に閉じ込められているとみられる。機内の調査作業は高波と強い潮流で難航していた。 同長