エアアジア機は「墜落前に急上昇」 インドネシア運輸相
(CNN) インドネシア沖で墜落したエアアジア機は、墜落直前に急激に高度を上げていたことが分かった。同国のジョナン運輸相が20日、議会での公聴会で語った。
レーダーに記録されたデータによると、機体は最大で分速約1800メートルと戦闘機並みの速さで上昇した後、失速したとみられる。
CNNの航空アナリストによれば、これは同機が通常出せる上昇速度の約2倍に相当する。
急上昇の操作をすれば操縦室内にはいくつもの警報が鳴り響くはずだが、機体が猛烈な風にあおられて上昇した場合、操縦士は状況を把握できていなかった可能性もあるという。
同機の操縦士は墜落前、天候の悪化を理由に進路変更の許可を求めていた。