27日午後0時40分ごろ、東京・羽田空港のC滑走路で、羽田発ソウル行き大韓航空2708便(ボーイング777)の左翼エンジンから出火した。消火作業で約1時間半後に鎮火したが、乗員乗客319人のうち乗客19人が負傷したり体調不良を訴えたりした。 警察庁によると、テロの兆候はない。運輸安全委員会は調査官4人を現地へ派遣、出火原因を調べている。事故の影響で、羽田空港のC滑走路は約6時間、残る3滑走路は約2時間にわたり閉鎖。約300便が欠航した。 国土交通省や乗客の話によると、同便が出火したのは、C滑走路の南端から北西方向に離陸滑走を始めた直後。「パーン」という音がしてエンジンから出火し、急ブレーキで機体が停止した。乗客は乗務員の指示に従い、シューターで緊急脱出。海沿いの草むらで約1時間待機した後、バスでターミナルに運ばれた。 東京消防庁によると、けがや体調不良を訴えたのは、20~70代の乗客19人