――「イマーシブなものを伝える」という目的と芝居との関係性について教えてください。 おひげ「アバター文化と演劇文化は、自己表現であるという点でとても似ているんです。」 おひげ「私は学生時代芝居をしていて、その時から『芝居とはコミュニケーションである』という視点を持っていました。」 おひげ「芝居の面白い点は、登場人物の感情を第三者に伝えるべく、役者が動作や台詞を通して感情をデフォルメして表現している点です。」 おひげ「一方でVRの文脈で広がっているアバター文化は、『自分のなりたい姿』をデフォルメして表現しているものだと、私自身のVR体験から感じています。」 おひげ「つまり、ある特定の姿を表現する形式であるという点で、アバターを用いることと芝居することは類似しているんです。」 ――アバターの場合身体も大きく変化させられたりするため、そういった点では独自の感覚が生まれるのでしょうか。 おひげ「は