中学まではアニメ漫画が大好きな、所謂オタクで喪女だった。 高校生になって、まわりがみんなミニスカートになった。 私も「女子高生」になった。 鏡で自分の姿をまじまじと見るようになった。 今まで、自分の容姿なんて気にしたことなかったのに。 太ってる、鼻が低い、目が細い、洗うのが楽だから短い髪。 自分の見た目が悪いと自覚した。 中学生の頃、男子に「キモいから触るな」と言われたことを思い出した。 女子の友達はいたが、男子は可愛い友達と話したがってると思った。 修学旅行で同じ部屋だった友達が、たまたまシャワーしている時に、同じクラスの男子から内線がかかってきた「同じ部屋の友達と話したいんだけど、いる?」と。 自分の容姿にとにかく自信がなかった。 この時代、メイク特集も可愛い女の子を対象にしたものばかりで絶望した。 (一重はアイラインが見えないし、稀に載ってる一重メイクは魅力を感じなかった。クールな一