環境省は27日、猫と触れ合える「猫カフェ」の午後10時までの夜間営業について、6月以降は恒久的に認める方針を決めた。1日12時間以内の展示に限定し、11歳以上の高齢猫には定期的に健康診断を受けさせるなど健康への配慮に努めるよう求める。 これまで経過措置として認めていた。27日の中央環境審議会動物愛護部会で了承された。委員からは「猫の飼い方の啓発拠点となるような優良業者は夜間営業を認めるが、悪質な業者の取り締まりは強化すべきだ」などの意見が出た。 動物愛護管理法は動物のストレスを軽減するため、平成24(2012)年からペットショップなどでの犬猫の展示を午前8時から午後8時までとした。しかし猫カフェは、1歳以上の猫で、休息場所に自由に移動できることなどを条件に経過措置として夜間営業が認められ、今年5月末が期限だった。 環境省は全国に約300ある猫カフェの一部に協力を依頼し、猫のストレスを調査。