1月15日までバンダイチャンネル・YouTube・ニコニコ動画で配信中の、東映アニメーションとバンプレストがタッグを組んだアニメーション「京騒戯画」。舞台である「鏡都(きょうと)」を、セーラー服を着た少女・コトと、コトの弟たちである阿(あ)と吽(うん)が縦横無尽に駆け回る。ふしぎな世界で魅力的なキャラクターたちが繰り広げる荒唐無稽のストーリー。このオリジナルアニメーションの監督である松本理恵はどのようなことを考え、この作品をつくったのかに迫った。 ――まずは松本さんのキャリアについてうかがえますか? 「演出助手の募集で東映アニメーションに入社したのが20歳のときなので、今年で7年目になります。初めて演出したのは『映画Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』の冒頭。助監督で本編にも参加しているんですけども、ミラクルライトの使い方を説明する、いわゆる前説って呼ばれるところをやらせていた