信濃町の野尻湖で3月に行われる第18次発掘の実行委員会が30日、発足した。野尻湖発掘調査団、町、地元野尻区の住民らでつくる組織で、発掘を支援する。町内で開いた会合で、発掘の目標や日程を確認した。 発掘は一帯が、約5万〜4万年前に「野尻湖人」のキルサイト(狩猟解体場)だった痕跡を探ることが大きな目的。実行委は、各地から訪れる見学者を案内したり、調査団員らが編集・発行する「野尻湖新聞」の配達に協力したり、全国のファンと調査団、地元地域を結ぶ要となる。 この日の会合には約40人が出席。実行委員長に選ばれた野尻区長の竹内均さん(72)は「たくさんの人が町に来てくれることを心待ちにしている。大発見を期待している」とあいさつした。出席者からは「今回は新型インフルエンザの対応も必要になる」などとの指摘もあった。 また、第17次発掘で出土した化石や遺物など計732点の管理がこの日、調査団から町へ移さ