調査・データクラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」を運営するエートゥジェイ(東京都港区)は24日、電子商取引(EC)サイトの運用経験がある全国の20代から50代の男女1000人を対象に行ったECサイト運営の業務効率に関する調査結果を公表した。
ECサイトでも近年、人手不足が進み、自動化や業務の効率化が求められている。このため、同社では業務効率化の取り組みなどを把握するため、今年7月にインターネットを通じて調査を行った。
調査結果によると、「サイト運営を自動化したいか」との問いに対し、87.9%が「はい」と回答した。自動化したい業務については「注文処理と管理」が37.1%で最も高く、次いで「在庫管理」が34.6%、「データ分析とレポート作成」の33.9%が続いた。これらの業務は、人の手で行うと時間と労力がかかり、人的ミスのリスクも高まるため、自動化による効率化が強く求められていると考えられる。
業種別で見ると、食品業界では「注文処理と管理」が41.5%と最も高かったのに対し、アパレル業界では「在庫管理」が44.9%を占めた。電子機器業界では「データ分析とレポート作成」が40.6%となるなど、それぞれ業種の特徴によって違いが見られた。
また、人手不足にどのように対応しているのかを尋ねたところ、「注文処理や管理業務」では51.2%が長時間労働で人手不足を補っていると回答した。このほか、「商品登録と更新」が47.4%となるなど、長時間労働に頼らざるを得ない状況がうかがわれる。
また、自動化を進めるうえでの障壁では、「費用」の51.3%が最も高く、「人員および時間のリソース」が49.2%で続いた。
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