ロジスティクスサントリーホールディングスとダイキン工業は4日、鴻池運輸やNEXT Logistics Japan(NLJ、東京都新宿区)とともに、ダブル連結トラックによる異業種製品の往復輸送を8日から開始すると発表した。別のトラックで、それぞれ輸送する場合に比べ、CO2排出量は年間35%削減できる見込みだとしている。
往復輸送では、サントリーの山梨県から京都府への製品輸送と、ダイキンの滋賀県から神奈川県までの製品輸送を、ダブル連結トラックを使い往復で行う。これによって空のトラックを運行する距離が短くなり、輸送の効率化につながる。
また、運転手は静岡県にある鴻池運輸の島田金谷スイッチセンター営業所で交替。1人のドライバーが関東-関西間の全行程を輸送すると、1泊2日の行程となり拘束時間が⾧時間に及ぶが、中継拠点を設けることで日帰りでの運行が可能になり、運転手の労働環境も改善できる。
ダブル連結トラックの往復運行によって、CO2の排出量は10トントラック2台での輸送時に比べ35%の削減が期待できるとしており、今後は、両社は成果を見ながら、運行便数の増加やダブル連結トラックの追加導入も検討する。
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