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絶対ヒーロー改造計画
【ぜったいひーろーかいぞうけいかく】
ジャンル
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ダンジョンRPG
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対応機種
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プレイステーション・ポータブル
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発売元
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日本一ソフトウェア
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発売日
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2010年3月11日(PSP通常・限定版) 2012年04月26日(Best版) 2022年03月31日(Switch版) 2022年05月11日(Steam版)
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定価
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6,380円(通常版) 8,580円(限定版) 3,080円(Best版) 2,178円(SwitchDL版) ※Switch版は2024/4/1より3,278円に改定 (以上はすべて税込) 備考:その他パッケージ版・限定版等あり(Switch版)
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判定
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ゲームバランスが不安定
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ポイント
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電撃コラボ バグさえなんとかなれば…
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概要
日本一ソフトウェアがライトノベルレーベル「電撃文庫」とコラボして送るダンジョンRPG。
ヒーロー物のテンプレを多数取り込んでおり、その手の演出が好きなユーザーからは比較的高評価。
しかし、あまりにもバランスが大雑把すぎるのは日本一にあるまじき…。
なお、やはりというか週刊ファミ通2010年3月18日号の新作ゲームクロスレビューではゴールド殿堂入り(9,8,8,7)している。ゲーム公式サイトでも大きく取り上げている…。
特徴
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基本的には『シレン』や『トルネコ』に代表されるような、オーソドックスなローグライクRPG。しかし、日本一のお家芸である異常なインフレや人体改造などの要素を突っ込むことで独自のプレイ感を出している。
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トータルレベル
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死亡、拠点への帰還で1に戻るダンジョン内でのレベルとは別にトータルレベルが存在する。これは、ダンジョン内で上げたレベルによって上昇し、一定値上げるごとにステータスもプラスされ、減らないので、何度もダンジョンに挑んで帰る事でその度に確実に強くなる事が出来る。
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人体改造
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アイテムを「チップ」に変換して全身図におき、基礎能力の改善や改造用アイテムを載せることができるようになる。
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「右腕だけ異常に強い」「やたらと大量のアイテムを持ち運ぶ」など、それぞれのプレイスタイルで個性を持たせたヒーローにもなれる。
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後半になるとレベルアップや装備強化だけでなく、人体改造との組み合わせが必須となる。
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持ち上げ・投げ
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ボスや一部の強敵以外は持ち上げて投げる事が出来る。
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他の敵に投げてダメージを与えたり、投げた先に罠があれば敵を引っ掛けることもできる。
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また「階段の位置が解るアンテナ」や「倍速で移動できるロケット」など持ち上げる事で効果を享受できるステージの仕掛けもある。
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詠唱・特殊技
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装備している武器・防具によって様々な特殊技が使える。これを使うには1ターン掛けて「詠唱」し次ターンから「発動」する必要がある。
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下記で説明しているENを消費するが、ディスガイアや他のヒーロー物のパロディネタなど派手で強力な技が多数存在する。
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トラウマ
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自分にトドメをさした種類の敵と戦う際に、取得経験値や防御力が下がるバッドステータスが付く。
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強敵に倒される→トラウマで更に強敵に弱くなるという負のループが発生するが、克服することで良い事があるのが救い。
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毒ダメージの場合トラウマはつかない。また2種類以上のトラウマはつかないので、新しいトラウマで上書きするという手もある。
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EN
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満腹度とMPを兼ねた物だと思ってもらえるとわかりやすい。歩いていると減っていき、ENが尽きると歩くたびにダメージ。
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スキル使用の際にも使うので、食糧難のままボス戦に挑むと肝心な時に必殺技が出せなくなる。
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練武の洞窟
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いわゆるチャレンジダンジョン、出現する敵も、落ちているアイテムも強弱はバラバラ。
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難易度を選ぶことができ、初級から絶対ヒーロー級まで有り、最高難易度ではダンジョンそのものがランダムで特性を持つ。
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更にダンジョン攻略中は装備品に合わせてテーマ曲が流れるという演出も…
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パッチワーク式BGM
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装備パーツごとにテーマソングが一節ずつ設定されており、前述のダンジョンにおいては装備に応じてBGMが無理やりつながるという要素。全10曲。
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元の曲の時点で既にふざけたBGMもあり、とにかくカオスの一言。
これだけで数時間遊べる
という意見も。
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インフレ
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本作では拠点に戻るたびにレベルは0に戻るが、トータルレベルは999999まで上昇する。マップでのレベルカンストは9999。100回レベルカンストした後にレベル99以上にして、ようやく総レベルがカンストする仕様。
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HP数十万、ダメージ何万というのも珍しくない。この辺はさすが日本一。
賛否両論点
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バランスがかなり大雑把
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ストーリーで「何度やられても立ち上がって再挑戦しろ」といわれるとおり、序盤の戦闘のキツさと後半の強くなった時の差異が著しい。
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視界に入った状態で倒すと断末魔をあげて周囲の敵を呼び寄せてしまう。その為に序盤は雑魚でも死角から一撃で殺すのがセオリーとなる。これではヒーローというより忍者か暗殺者である。
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反面、レベルをどんどん上げると雑魚敵からの攻撃がすべて0かMISSとなり、障害物をどけながらアイテムと階段を探す作業になる。
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ただしストーリー終盤やクリア後はそれだけ強くなった自分の何倍も強い敵が存在しており、やり込み前提のレベルでバランスがとれている。
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斜め移動・斜め攻撃が無い
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斜め見下ろし視点でタテ・ヨコに動かす為に操作に慣れが要るのに加えて、斜め移動・通常斜め攻撃が出来ない。
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敵の一部は普通に遠距離攻撃で普通に斜めに攻撃してくる、主人公が斜めに攻撃するには特殊技を使うしかない。
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一応ディスガイアシリーズよろしく、方向転換中に投げることで斜めに投げられるので、プリニーハットと組み合わせて攻撃できなくはない(あくまで「全くできないわけではない」ということ。また、当然急な操作で斜め投げが暴発することもある)。
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装備が傷んでしまい、ついには効果がなくなるCNDシステム。
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装備品にはすべて本来の装備効果に加え、耐久値(CND)が存在し、攻撃を受けると防具が傷み、攻撃をすると武器が傷む
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序盤は装備はすべて使い捨てるつもりでいかないとどうにもならない。壊れた装備も人体改造のチップに出来る為、必然的にダンジョンで装備を使いつぶす→拠点に戻ったら人体改造のチップにするという流れになる。
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中で1ターン動くごとに装備が劣化する「腐食部屋」や、逆に装備品の劣化を抑える人体改造装置も存在する。
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中盤からはもう裸一貫でダンジョンに入った方が効率が良い時もある。
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ENの減り具合が凄い
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他のローグライクよりも満腹度(EN)の減りが早く、主人公が飢餓に陥りやすい。後半は敵以上にマップの広さが障害になることも。
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歩いているだけでENが減り、更に特殊技を使うと5~20は減る、敵や物を持ち上げるとEN減少速度が二倍になり、投げると投げた距離に応じて減る、更に二刀流時も二倍の早さで減る、これだけ頻繁にENが減るため、食糧なしで探索するのは自殺行為。
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しかもEN回復アイテムはダンジョン内で拾うか、ダンジョン内のショップを見つけて買う必要がある。拠点では入手不可。
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ただ、これらの「EN問題」の殆どは第一章に入手できる頭装備と人体改造のパーツで解消できるが、それが便利すぎて目の前に人参をぶら下げた姿のヒーローを序盤から終盤まで見ることになる。
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インフレした金銭感覚
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最序盤の装備はどういう効果を持っているものでも一律40WP(お金の単位)だが、それが壊れた時の修理費は200WP、合成してちょっと強くするだけで1500WPも掛かる。
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なら買う際は安いのかと言えばそんな事は無く、ダンジョン内のお店では一律400WP、電撃コラボ装備に至っては1個5000WPという高額で売っている。
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更にこれにレア度や性能に応じて☆が付き、複数星がついたものは強力な代わりに星の数に応じて倍額となっていく
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序盤の装備はほぼ使い捨てで、壊れたら人体改造のチップにすればいいのであまり修理する必要はないが、メインキャラクターから盗めるレアなアイテムは高い修理費・合成費となり、前述のCNDシステムと相まってほぼお蔵入りとなる。
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後半のダンジョンやチャレンジ要素である練武の洞窟では一度に万単位でWPを稼ぐこともできる為、弱いと生活にも事欠く貧乏、強いと死んでも大丈夫な金持ちという、日本一らしい皮肉の利いた金銭バランスであるともいえる。
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厄介な能力を持つ敵がいる。
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ローグライクにありがちだが、「一撃で倒せないと分裂する」「死ぬとダメージゾーンを作る」「倒して数ターンすると復活する。しかも回数無制限」「射程内ならどこでも遠隔攻撃」など、厄介な能力を持つ敵が多数存在する。
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これらの敵の特徴を逆に利用して何度も復活させてどんどん倒すという稼ぎ方や毒沼発生や爆発する敵を遠くへ投げて敵を巻き込むという事も出来るが、育っていない序盤に遭遇するとかなり厄介な敵である。
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トラップの配置もかなり厳しく、部屋の入り口に大型地雷がしかけてあるなんていうことも日常茶飯事。
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前述の斜め移動が存在しない事も有って、見えていてもかわせないこともしばしばある。
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その代わり、「罠がすべて見える装備」や「特定の罠を無効化」する装備が最序盤で手に入る上に罠や敵をブン投げて退かしたり起動させて通るというディスガイアめいた独特な攻略法がある。
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デメリットの大きすぎる装備が有る。
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代表的なのはプリニーハット、やアームガンまた電撃ダンジョンで手に入る装備「ひよこの人形」などで、いい面も有るがかなりリスキーな性能を持っており、何の気なしにつけていると致命的な装備が存在する。
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もっとも、このゲームでは、装備の変更はターンを消費せずに行えるので、使えないと思ったらすぐに着脱できる。
問題点
バグ・フリーズ・不具合
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「特定の敵の攻撃を受けると、人体改造が出来なくなる」「施設効果で装備転送時、高確率でフリーズ」など、洒落にならない不具合が存在する。
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バグ情報が攻略Wikiにまとめられているので、興味のある方は見てみて欲しい。
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また、一部のボス敵はマップに影響する攻撃を多数繰り出すが、これらの攻撃をするボスは途中で攻略不可能になったり、倒してもクリアした事にならない時がある。
すぐフリーズ プススススーン(ぷす~ん♪)再起動だ リセセセセーット(リセット~♪)※ゲーム内BGMより
その他
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全く使えない技結界
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ダメージゾーンを作る敵の能力を道具化した結界作成という技をストーリーで教えられるが、これが二重の意味で全く使えない
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まず結界を作るには特殊技「結界」を発動出来る装備で素振りして「結界石」というアイテムを出現させ、さらに特殊技「結界」を詠唱してから「結界」を発動しなければならない。
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また、結界を広く貼るには出現した結界石を遠くに投げる必要があり、遠くに投げるほどEN消費が激しい。
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更に出来上がった結界はダメージ効果も回復効果も敵味方両方に及ぼす上に、その威力もパッとしない。
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つまり最低3ターン消費して繰り出すパッとしない無差別技であり、同じターン掛けて殴ったほうが遥かに効率がいい。
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このご時世にセーブ強制上書き(しかも携帯機で)
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電源の問題がある(しかもスリープの消費電力がとても少ないDS系統のゲーム機ではない)携帯機でのこの仕様、先述のバグとの相性も悪い。また、PSPならセーブデータのコピーは非常に簡単であるため、この仕様にした理由がなおさら疑問である(セーブのコピーを縛るようなユーザーならそもそもリセットなどしないだろう)。
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主人公の家族が悪辣。
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ある理由から主人公を憎んでいるのだが、終盤明かされるその理由はあまりにも理不尽なもので、主人公の力ではどうしようもなかったこと。八つ当たりとしか言いようがなく、解決するまでは主人公がとても不憫。
評価点
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電撃コラボレーション
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アニメやゲームで人気の作品が出ている他、まだ単独ではメディアミックスされていないような作品からも多数アイテムが出ている。
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本編に絡む形ではないのだが、ファンサービスの一環としてはよい形だと言える。
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基本は明るいヒーローもの
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日本一作品は陰のあるものも多く、本作でもそこそこ暗めの展開はあるが、その「暗い展開を解決するヒーロー」というコンセプトを軸としたかなりポップなヒーローものであり、気軽に楽しめる。
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ドットやBGM、ボイスといった演出・素材
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素材のクオリティに関してはどれも日本一ソフトウェアらしいこだわりの逸品と言える出来。"聞くに堪えない"変なBGMも1曲あるにはあるが決して「品質が悪い」という意味ではなく、他の曲も意図的に面白おかしくした「音痴」や「へんてこ」、気が抜ける「ぽんこつ」等である。
ト↑ム↓ヤ~ム↑クン↑~ ア↑ジ↓ア→エ~ナジ↑ィ~♪
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主人公が借金状態になると自宅の家具に差し押さえの紙が貼られるなど、各場面の状態に応じた細かい要素も存在。
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あえて言うなら少しドット(キャラクター)が背景より解像度が低いが、ディスガイアシリーズ(1,2,PSP)と同等程度なのでさほど問題というわけではない。
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戦略性の高さ
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背後から攻撃した場合にしっかりメリットがある、さまざまなビルドが組める、相手の装備を盗むことができる等々、ローグライク系ゲームに求められる要素はしっかり存在している。
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多数のパロディネタ
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ディスガイアシリーズと同じく、随所に小ネタがちりばめられている。
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本作の作風・想定される客層からアニメネタ、特撮ネタが多めだが、
ある芸人の中学時代のあだ名
など一風変わったものまで取り入れてある。
総評
日本一としては珍しいローグライクRPGで、調整不足も目立つものの「主人公自体の改造」や「敵や罠を投げる」「ド派手な技」など他の作品では出来ないような日本一らしい破天荒なプレイが楽しめる。
それだけにプレイを阻害するバグの多さが評価を下げてしまったことが悔やまれる。
その他
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予約特典として、ある隠し要素のヒントが書かれたカードが付属した。
移植
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「旧作再発シリーズの第2弾」としてSwitch(2022年3月31日)とPC(Steam・2022年5月11日予定)でリリースされた。
最終更新:2024年07月05日 09:30