注意:このページでは、『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』のAC版(判定なし)とPS3移植版(良作)を扱っています。
【きどうせんしがんだむ えくすとりーむばーさす】
ジャンル | チームバトルアクション |
対応機種 | アーケード(SYSTEM357) |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
開発元 |
バンダイナムコゲームス バイキング |
稼働開始日 | 2010年9月 |
判定 | なし |
ガンダムVS.シリーズ |
『ガンダムvsガンダムNEXT』に続く、「極限進化」のキャッチフレーズを持つ、VSシリーズの第5シリーズ。使用基板もPS3互換基板である「SYSTEM357」になった。
開発元のバイキングはこれまでカプコンにて開発されていたガンダムVS.シリーズのスタッフが中心となって独立した会社である。
前作と同じくオールスター作品であり、『ガンダムVS.ガンダム NEXT』に登場した機体(PSP移植版の追加機体を含む)は主役機を中心にほとんどが登場している。
新機体としては「MS IGLOO 一年戦争秘録」「劇場版機動戦士ガンダム00」のほか、「機動戦士クロスボーン・ガンダム」「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY」「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」などこれまで登場しなかった非映像化作品のものも登場している。
ロケテストは10年春から断続的に開催され、ゲーセンビデオゲーム不況の中その熱気は異様(平日なのにゲーセンの外まで列ができ、1プレイするのに1時間待ちはザラ)なものがあった。
+ | 操作・システムについて |
戦闘システム関係
その他システム
その他システム関係
原作要素
本作ではアップデート(アプデ)のたびに機体の性能が大きく変更されてきた。
家庭用も発売され、既存機体へのアップデート修正もなくなった後に目立っている機体としては以下が存在する。
+ | 最終版で特に目立っている機体 |
ゲームの出来はよく、システム357を生かしたグラフィックなど誰にでも分かりやすい売り要素と同時に、「NEXTのスピード感とL字などの連ザの連携・覚醒要素の融合」とされる対戦システムや、没個性な機体が減ったとされる各機体のゲームデザインの志向については、シリーズでも屈指という意見も根強い。
特に自由度の高い回避テクや、全体的なコンビ選定の自由度とそれによる戦術の多さなど、2on2をやり込める出来はさすがの「極限なVS」であるといえる。
ただし初期の有料デバッグ状況、そしてアプデでそれらを即改善するという当然の姿勢が数か月経ってようやく確立されたことなど、対応に関しては問題が多い。
現在でも、本来バランス調整が目的のアプデのはずが異様に強化されて他を食う性能と化した隠者や、末期に解禁されたX1フルクロスなどの調整はやや疑問に感じられる。
【きどうせんしがんだむ えくすとりーむばーさす】
ジャンル | チームバトルアクション | |
対応機種 | プレイステーション3 | |
発売元 | バンダイナムコゲームス | |
開発元 |
バンダイナムコゲームス バイキング |
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発売日 | 2011年12月1日 | |
定価 | 8,380円 | |
廉価版 |
PlayStayion3 the Best 2012年12月13日/3,800円 |
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判定 | 良作 |
上記アーケードゲームの家庭用移植版。
一人用のミッションモードに加え、過去最高レベルのラグなしのネット対戦を実現(ただし環境による)しており、SEなども全面的に修正されている。
家庭用先行の追加機体もある他、DLCによる機体追加もされており、次回作「フルブースト」稼動後にアーケードに先駆け機体が先行配信された(ただしこの点はユーザー・ロケーションからの批判も多い)。
特徴
過去最高レベルのネット対戦を無料で搭載
豊富な追加DLC機体
一人用のミッションモード
その他
ゲームバランス未調整
相変わらず機体選出が微妙
敵AIの強さ
上位に上がるほどに問題の増えるランクマッチ
その他
アーケード版に存在したバグがある程度修正された上で、ラグのない良質な対戦環境が用意された事への評価は高い。
特にネット対戦の完成度は過去作最高峰。全体としてアーケード最終verのゲーム性を良くも悪くもそのまま伝えており、移植作品としては優秀。
一人用モードやギャラリー関連の質も悪くなく、ミッションモード専用ムービーなどもありオールスターシリーズの中では力が入っている。
一方ゲームバランスが良いとは言えない調整状態のままで移植された事に対しては批判が多い。
また、ランクマッチに関する一部ユーザビリティの問題もある。
ネット対戦環境自体は良く出来ているだけに、これらの問題が残ってしまった事が惜しまれる。
*1 ネクストダッシュという名前は使われていない。
*2 攻撃をステップでキャンセルできるシステム自体は連ザ2のSPEED覚醒で過去にも搭載されていた。
*3 公式で「覚醒」と表記したこともある半公式名称。以下表記は「覚醒」で統一する。
*4 「ニュータイプセット」。全国で78セット+バンダイナムコ直営19店舗のみが導入できた先行稼働セット。筐体10台+ライブモニター2台+サーバーボックスのセット。価格は税込で約1000万円
*5 ライブモニターのリプレイでは、プレートで隠された階級を見ることが出来る
*6 全員が全員称号のために初心者を狩っていたわけではなく、一人で2台使って片方だけを連勝させることで称号を得た人もいる。そもそも狩りか自演でもしないと獲れない称号自体に問題があるが
*7 一部の店舗では勝率の低いプレイヤーが参戦すると露骨な嫌悪感を示されたという例も。
*8 当シリーズは人間2人と人間1人CPU1人では、人間2人の方が勝負にならないほど有利なため
*9 左記の人間1人の側に味方として乱入するもその相手側が有利になるよういい加減なプレーをすること。いわば「援軍のフリをした敵」
*10 ただし、ブランチバトルは難易度ごとにステージ内容が異なるのでステージの種類そのものは多い。
*11 カルネージは高火力砲撃機、タキオンは高機動格闘機、イグニスは長射程ファンネル機となっている。
*12 最も簡単なルートでは取り巻きが無しになる
*13 νガンダムとユニコーン。一応「アムロとバナージでシャア軍団と戦う」というクロスオーバーのような状況にはなっている。
*14 X2改のお披露目後のアップデートで変化したもの。一応「F91コンビvsクロスボーン軍団」という感じにはなっており、アプデ前は「アレックスとクシャトリヤで弾幕機体に挑め」という意味不明かつより厄介な構成であった。
*15 一応、敵機の後半機体3機はガンダムシリーズを代表する悪役3名で、前半のストフリもNEXTにて隠しボスを務めていたため、「刹那vsボス軍団」というシチュエーションと見えなくも無い。
*16 「アッグシリーズ」「特務用MS」と称されるジャブロー攻略用に用意された原作本編未登場の機体。
*17 それぞれサブ射撃、特殊射撃、特殊格闘による呼出攻撃なのだが、機体選択画面でもアッガイの両隣と背後にしっかりと映っている。
*18 原作ではキラは既にフリーダムに乗り換えており、ストライクで交戦したことはない。ただし、コロコロ版SEEDでは最後までストライクに乗っているため、全くの捏造というわけではないが。
*19 本来は実弾兵器であり、原作では水中戦にてストライカーパックを装備しない状態で使用している。
*20 アーマー性能及び高火力との兼ね合いでこうなったと思われるが、原作終盤の高出力高機動なFAΖΖは見る影もない。素のΖΖは高機動になり、「ガンダムVSガンダム(NP含む)」でネタにされたパイルドライバーはなくなったが。
*21 原作の腹部メガ粒子砲とはビームの見た目が全然違う。CSの方は原作寄りなのにどうしてこうなった…
*22 V2アサルトが名前とは裏腹に通常V2より接近戦が不得手になり、デッドウエイトだったはずのV2ABは全形態で最高の機動力を得る。
*23 そもそもX2改はマントを装備していない。CVに所属していた時のX2はABCマントを装備していたが、木星帝国に移ってX2改に改修された際に無くなっている。ちなみに、後の『ガンダムEXA』でX2改が登場した際にはこの件をフォローするかのごとくABCマントを装備していた。
*24 第1期終盤で大破したガンダムエクシアが、第2期にて刹那の手で不完全に修復された姿で登場したのがエクシアリペア。ジオングや百式の復活に比べると違和感がある。
*25 原作では00ライザー時に特に稼動時間に限界はない。寧ろオーライザーが装着される事で00ガンダムの機体性能が安定する。
*26 ズサキャンセル。地上ダッシュ中に特定の攻撃を出し、そのままステップすることでブーストを回復させることができるテクニック
*27 厳密には詳細を書いた6機が特に評価が高い6強で、他4機は人によって評価が分かれる準強扱い
*28 「フェスで行われるカラオケ大会」のイメージカットとして、ミーアザクの後ろでギターを弾くエクストリームが登場した。ガンプラでカラオケ大会ってなんだよっていう突っ込みはもはや野暮。
*29 ガンダムをバックに軍服を着たLinkin Parkのメンバーが並んでいるジャケットをプチッガイで再現したカットシーンが作中に登場した。
*30 前作にも登場しているため厳密には復活
*31 逆にそういったマナーの悪いプレイヤーを晒しあげるまとめサイトも存在する
*32 特に対戦格闘ゲーム