【どらごんぼーる ふぁいたーず】
ジャンル | ドラゴンボールファイティング | ||
対応機種 |
プレイステーション4 Xbox One Nintendo Switch Windows(Microsoft Store) |
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発売元 | バンダイナムコエンターテインメント | ||
開発元 | アークシステムワークス | ||
発売日 |
【PS4/One】2018年2月8日 【Switch】2018年9月27日 |
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定価 |
【PS4/One】7,600円 【Switch】6,800円(各税別) |
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廉価版 |
【PS4/One】Deluxe Edition(*1) 2019年1月31日/6,100円(税別) |
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プレイ人数 |
1~2人(ローカル) 1~6人(オンライン・Switch版ローカル) |
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判定 | 良作 | ||
ポイント |
『DB』では珍しい本気の2D格闘ゲーム アーク技術を活かした高い原作再現度 参戦キャラがバラエティ豊か 演出の弊害や相違点にファンから不満 度々現れるバランスブレイカー |
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ドラゴンボールシリーズ |
人気少年漫画『ドラゴンボール』を題材とした対戦格闘ゲーム。
本作は『GUILTY GEARシリーズ』を手掛けたアークシステムワークスが開発している。
+ | 各シーズンなどで特に猛威を振るったキャラクター |
一格闘ゲームとしても初心者向け要素も豊富で上級者も駆け引きの深さから満足できる出来である。
『ドラゴンボール』のキャラクターゲームとしてもキャラクターのモデリング、各種演出、ストーリーのドラマパートが非常に高いクオリティを誇る。
そして格闘ゲーム、『ドラゴンボール』双方の要素があるゲームとしては、原作にもある「オーラを纏っての突撃」が気軽に使える差し込み技であったり、「格闘ゲーム」としては基本だが『ドラゴンボール』としては標準搭載が不自然な「投げ」モーションを、いわゆる「ラッシュ技」の演出かつ、投げ抜け成功時には「ラッシュの打ち合い」という自然な形で抑えたり、原作でも良く見られた「一瞬で相手の目前から消え、背後から強襲する」動き(バニッシュムーブ)がコンボ中継や攻め継続、緊急回避等様々にも使え、ゲームに無理なく落とし込まれているなど、双方の要素を非常にうまくまとめている。
一方でゲームバランスは初期から中期に比べたら度重なるアップデートで大分改善されてはいるがそれでもあまり良いとは言い切れず、初期やDLCのキャラクターのバランス強弱が激しい。
演出のドラマチックスタート、フィニッシュも原作と少しかけ離れている部分も見受けられる。再現度は高いが演出の弊害や不自然な繋がり方はファンにとっては残念がる人もいるだろう。
ストーリーもパート内容は違うがやることは全部同じなので作業ゲー感や飽きも出てくる。
それでも全体的に見れば完成度は高く、ファンアイテムのみならず対戦格闘ツールとしても万人にオススメできる作品に仕上がっている。『ドラゴンボール』格ゲーの1つの到達点と言っても過言では無い。
*1 DLCファイターズパス同梱セット。
*2 過去の作品では『ドラゴンボールZ HYPER DIMENSION』も空中移動が不可能だった。
*3 通常の必殺技のなかで強ボタンで発動するもの。発動が速かったり威力が上がったりと、通常の必殺技よりも性能が強化されている。当初は超必殺技と同じ1本消費だったが、アップデートで0.5本消費となった。
*4 一部のキャラクターのZコンボや、16号・ブロリーの各種コマンド投げなど、「投げ技」自体は存在する。
*5 サイヤ人編~フリーザ編を再現した通常状態の悟空とベジータ。
*6 映画『ドラゴンボール超 ブロリー』に登場するブロリー。
*7 超サイヤ人か超サイヤ人2のどちらかだが、明記されていない。ドラマチックフィニッシュや技で見ると超サイヤ人2と思われる。
*8 2022年8月に、開発側が「現時点ではこれ以上のキャラクターの追加はない」と発言している。
*9 『超武闘伝』の再現になっているトランクスのしゃがみMや、ブロリーの下段攻撃にピッコロに対して放った蹴りがあるなど。
*10 逆にゴテンクスが控えにいる場合、悟天が現れず悟飯が単独でかめはめ波を撃つ。
*11 「インチキ」と呼ばれてはいるが、決してゲームのバグを使った不正なテクニック(グリッチ)ではない。
*12 超必殺技には「どれだけコンボ補正が蓄積していても一定量のダメージは当てれば必ず与えることができる(保証ダメージ)」という仕様があり、同じ3ゲージでもメテオ超必殺技を1発当てるよりも超必殺技を3発当てたほうが保証ダメージは大きくなる。
*13 一方で過去にアークシステムワークスが手掛けたAC版『北斗の拳』やAC版『戦国BASARA X』を知っている人から見れば「開発がASWだから予想はしてた」、「また世紀末か」と半ば達観的な意見もある。
*14 2人(初期状態)で7カウント、1人で14カウント、0人(操作キャラのみ)で21カウントとなる。
*15 同じキャラが超必殺技ヒット後にもう一回超必殺技を当てる。
*16 ヤムチャの「繰気弾」、合体ザマスの「裁きの刃」など。
*17 似たような見た目の「ゴクウブラック」や「孫悟空(身勝手の極意)」に関してはほぼ別物。また、悟空は原作初期の要素をミックスした『GT』版も存在する。
*18 通常形態はDLC追加キャラのためか通常攻撃にもオリジナル技が多め。
*19 EDはタイアップ色が強いためか、いずれも採用されていない。
*20 例えば実況でセルに設定した時は孫悟飯(少年期)とセルのドラマチックフィニッシュに特殊セリフが用意してある。
*21 メテオ超必殺技「超ウルトラ元気玉」を当てた後の硬直が短く、そこからの起き攻めやドラゴンラッシュからの超必殺技 ⇒ アルティメットZチェンジが可能になっている。
*22 本作では空中にいるというのが非常に強い行動であるのだが、ベビーのbアシストはその行動をピンポイントで咎めることのできるアシストとなっており、地上に降りて仕舞えばそこから強力な固めを行える。
*23 現在はアプデによりサーチ機能は削除。
*24 組み合わせによるが悪役の力を借りるのも不自然であり、原作設定に反するのではと考えた節も見られる。
*25 ステージの問題に関しては「孫悟空(SSGSS)vsケフラ」も同様。
*26 原作では悟空の復活をジレンが喜んでいたのに対し、本作では悟空に「消えろ!」と言う。最後に悟空との再戦を誓うのはそのままのためかなりチグハグな流れに。
*27 当時、まだ映画は未上映だったので仕方ない。
*28 オンライン戦にて負けた、もしくは負けると思った瞬間に腹いせとして通信を切断する常習犯のこと。格ゲーのみならず、他のオンライン対人戦ゲームにおいてもタブーとされている行為で、余程の事情や理由がない限りは顰蹙を買う行為である。
*29 一応何度も同様の切断が確認される場合は永久的な接続制限がかけられるように変更されてはいるが、なかなか減らず、いたちごっこのようになっている。