GemCraft Chapter Two: Chasing Shadows
【じぇむくらふと ちゃぷたー とぅー ちぇいしんぐ しゃどうず】
ジャンル
|
タワーディフェンス
|
|
対応機種
|
Windows Vista/7/8
|
メディア
|
ダウンロード専売ソフト
|
開発元
|
Game in a Bottle
|
発売元
|
Armor Games Studios
|
発売日
|
Steam:2015年4月30日
|
価格
|
980円
|
プレイ人数
|
1人
|
セーブスロット
|
8
|
判定
|
なし
|
概要
-
ブラウザゲーム『GemCraftシリーズ』初のPC移植作
-
『GemCraftシリーズ』はArmor Gamesにて基本無料プレイで公開されている
-
これまでに『GemCraft chapter One: The Forgotten』,『GemCraft chapter Zero: Gem of Eternity』,『GemCraft lost chapter: Labyrinth』がブラウザゲームとしてリリースされている
-
『chapter One: The Forgotten』のみ、NTTレゾナントによって『GemCraft』としてiOSに移植され、日本語版も存在していたが、現在は公開停止となっている。
-
Steam版はブラウザゲームの課金要素をすべて開放した状態であり、Steam版のみの追加のFieldもある。
-
基本はどこにでもあるタワーディフェンスゲームである
ストーリー
諸悪の根源である"The Forgotten"を倒すため、The Forgottenの拠点を切り崩しながらThe Forgottenの本拠地 Spiritforgeを目指す。
システム
Field
-
本作はfieldをクリアすると次のfieldが開放される、いわゆる面クリア的なシステムではあるが、1つのfieldをクリアすることで基本は1つのfieldが開放される場合が多いものの、同時に2-3個のfieldが開放されることもある。
-
fieldはVisonとそれ以外のタイプに分類される
-
通常のfield
-
「Looming」「Glaring」「Haunting」の3種類の難易度にチャレンジできる。ただし、ゲーム開始時は「Looming」しか選べず、「Glaring」「Haunting」は対応するWizard Tower(後述)を破壊することで選べるようになる。
-
Vison field
-
vison(幻想) fieldでは難易度は選べず、trait(後述)も適用できない。
-
spell(後述)はfield毎に使用の可否が定められており、未習得のspellが使えたりすることもある。
-
skill(後述)、talisman(後述)の影響を受けない。
-
唯一影響を受けるのはwizard level(後述)に応じたmanaの自然増加速度である。
-
規定wave終了までfield上のorbを守りきればクリアとなる。
Fieldの建物
-
orb
-
プレイヤーが守るべき物体であり。Monsterはこれに向かって進撃する。
Monsterがorbに触れた時に、Monster毎に定められた規定のmana(banishing mana)がある場合はそのbanishing manaを消費して当該Monsterはfield外に一時banishされる。が、banishされたmonsterは再びfieldに戻ってくることとなる。その際、戻ってきたmonsterはbanishされた時のステータのままで、毒の影響などもそのままである。banishされたmonsterが最初に登場したところから戻ってくるとは限らず、同じGiantを倒したことでそのGaintから出てきたSwarmlingが各々別々のところから戻ってくることもある。
Monsterがorbに触れた時に所持しているmanaがbanishに必要なbanishing manaを下回っていた場合にはbanish出来ずにorbが破壊されて防衛失敗となる。
-
path
-
地上型のMonsterがこの上を通ってorbへ進行してくる。
-
wall
-
1×1マスの正方形を専有する。Spires以外の地上型Monsterはwallのある場所を通り抜けることは出来ない。
最初からfield上にある場合もあるが、プレイヤーが建設することもできる。プレイヤーによる建設コストはプレイヤーがwallを建設する毎に増加していく。
Spiresを倒すと、その周囲のwallが破壊される。
-
tower
-
プレイヤーの攻撃拠点。Gemを載せることでGemが攻撃を開始する。ただし、Gemを載せてから攻撃開始までにウォームアップ時間が必要。
2×2マスの正方形のスペースを専有する。Spires以外の地上型Monsterはwallのある場所を通り抜けることは出来ない。
最初からfield上にある場合もあるが、プレイヤーが建設することもできる。プレイヤーによる建設コストはプレイヤーがtowerを建設する毎に増加していく。
path上にも建設可能。Map Aの各fieldのように全く建設できないfieldもある。
-
trap
-
プレイヤーの攻撃拠点。Gemを中にハメることでGemが攻撃を開始する。ただし、Gemをハメてから攻撃開始までにウォームアップ時間が必要。
最初からfield上にある場合もあるが、対応するTome chamber(後述)を開放してtrapのSkill(後述)をアンロックすればプレイヤーが建設することもできる。プレイヤーによる建設コストはプレイヤーがtrapを建設する毎に増加していく。
Path上にしか建設出来ず、2×2の範囲が全てpathの部分に収まる必要がある。
trapの上を通るmonsterを攻撃する。同じグレードのGemを用いた場合の攻撃力はtowerに比べて大幅に弱体化されるが、攻撃頻度は1.3倍程度多くなる。また、Gemの持つ特殊効果の威力がtowerに比べて2倍程度強化される。
-
amplifier
-
最初からfield上にある場合もあるが、対応するtome chamber(field J4)を開放する(後述)ことでプレイヤーが建設することもできるようになる。プレイヤーによる建設コストはプレイヤーがamplifierを建設する毎に増加していく。
amplifierにGemをセットすると隣接するtower, trapの威力、攻撃範囲、攻撃頻度をセットされたGemのグレードに応じて向上する。amplifier内のGemと、隣接するtowerもしくはtrapのGemが同じ特殊効果を保つ場合、特殊効果の効果もセットされたGemのグレードに応じて増強される。
-
monster nests
-
monsterは基本、pathがfield外につながる部分からやってくるが、field内にmonster nestsがある場合、monster nestsからもmonsterが湧く。field上に既に破壊されたmonster nestsがある場合もある。monster nestsの中には破壊できるものがあり、破壊すると相応の経験値が得られる。monster nestsを破壊したところで、各waveにおけるmonsterの出現数は変わらず、替わりに別のところから出現するだけである。
monster nestsを破壊してもその跡地にはtowerやwallを建設することは出来ない。
-
shrines
-
最初からfield上にある場合もあるが、プレイ中にイベントによってfield上に登場することもある。
Gemを消費して範囲攻撃を行う。ShrineはGemと同じ9種類の特性があり、攻撃の際にその特殊効果も付与される。攻撃範囲はマウスオーバーでいつでも確認できる。各shrineの攻撃範囲は各fieldに最適化されたものとなっていて使い勝手は良い。shrineの出現場所はfield毎に決まっているため、出現予定場所にtowerなどを建ててしまうとその場所のshrineは出現しなくなる。威力は消費したGemのグレードに応じて変わる。
使用するには時間経過によるチャージが必要で100%チャージで使用可能となり、通常で200%までチャージ出来、2回連続で使用することができる。shrineのチャージ量を200%以上にするtalisman fragments(後述)もある。shrineおよび各spell(後述)のチャージ時間を同時に短縮するイベントが有る。
-
Beacon
-
最初からfield上にある場合もあるが、プレイ中にイベントによってfield上に登場することもある。Giantを倒すとBeaconが発生することもある。
全てのBeaconは破壊することができる。
Beaconは一定周期ごとに起動してBeaconの周囲に影響を与える。周囲に居るmonsterを強化するBeaconがあり、monsterに付与された効果は時間経過では薄れない。
Beaconには「healing」,「speedアップ」,「shield付与」,「removing negative effect」,「monsterを倒してもマナや経験値を得られないようにする」,「周囲のmonsterのダメージを常に75%軽減する」,「周囲8マスにプレイヤーが建物を建てられない」,「周囲のプレイヤーの建物にはめられたGemを強制イジェクトする」という効果のものがある。1つのBeaconに複数の効果があるものがないのが幸いである。
-
tombs
-
最初からfield上にある。8×8の大きい建物で、破壊するとmonsterが出現する。出現するmonsterの数は事前にわかるものの、どの程度の強さのmonsterなのかは、実際に壊してみないと分からない。
チャレンジ要素であり、tombsを壊さずとも最終waveを全滅させればfieldはクリアとなる。
-
Swarmling hives
-
こちらはtombsと違って、攻撃するたびにSwarmlingが発生する。最終waveのレベルより強いSwarmlingが発生するとされており、たかがSwarmlingと侮ると痛い目にあう。
-
Possession obelisks
-
fieldの地上型のmonsterの1体をランダムでPossessed状態(後述)にする。起動頻度はbeaconほど短くはなく、おおよそ倍程度の周期であろうか。
本当に距離に関係なくランダムにmonsterを強化するため、連続でSwarmlingを選ぶ時もあれば連続でGiantを選ぶこともある。
破壊不可である。
-
Abandoned Dwellings
-
最初からmap上にある。破壊するには規定のグレード以上のGemをdropする必要がある。経験値を得られるだけでそれ以上の意味はない。たまにShadow Core(後述)が得られる場合もある。
-
Drop Holders
-
宝箱的なもので、towerからのbolt攻撃(後述)でしか破壊できない。経験値の他、Gemやtalisman fragments(後述)が得られる場合もある。
-
Wizard tower
-
最終wave開始時にビームを放ってorbを破壊する。このため、最終wave開始までに破壊する必要があるが直接攻撃することは出来ない。
-
Wizard Tower Locks
-
field上にある、Wizard towerを守っているものらしい。field上のすべてのWizard Tower Locksを破壊するとWizard Towerは破壊されたことになる。
各Wizard Tower Locksには個別に破壊条件が決まっている。「通常攻撃900回」が何個も並んでいるfieldもあり、HP制であればグレードの高いGemで攻撃すれば短時間で破壊できるのだが、そうではなく地道に900回攻撃する必要がある。
-
The Scythe Gate
-
本作のスタート画面の背景に描かれているやつ。本作の主人公が初めて作ったtrapとされている。しかし、プレイヤーが建設することも破壊することも出来ない。
The Scythe Gateを通過するmonsterをランダムでbanishする。
-
Sealed Gem of Eternity replicas
-
周囲に居るmonsterをランダムでbanishする。誰が何のためにこのようなものを作ったのか不明とされている。プレイヤーが建設することも破壊することも出来ない。
-
Tome chambers
-
Skil(後述)もしくはSpell(後述)のTome(学術書)が保管されている。開放するにはそのTome chambersごとの条件を満たす必要がある。例えば「周囲で150体のSwarmlingを倒せ」など。開放しても、最終waveを終わらせなければ学術書は手に入らない。
Gem
-
GemはTowerやTrapにハメることで敵を攻撃する
-
Gemに優先攻撃目標を設定できる
-
「orbに最も近い敵」「Shield・Armorが硬い敵/同じならばHPの多い敵」「HPが一番低い敵」「何かアイテムを持っている敵」「建物」「ランダム」の6種類から選べる。
プレイヤーが作ったGemのデフォルトは「orbに最も近い敵」だが、field内で取得したGemには別のものが設定されているという罠がある場合もある。
-
あくまでもGemに設定しているため、Towerの上で「structures(建物)」に設定したGemをTrapに移しても「structures」になったままであり、再設定が必要となる。
-
GemをGem bombとして直接攻撃を行える
-
Abandoned Dwellingsはこの方法でしか壊せない
-
闇雲に投げつけるよりはshrinesを利用したほうが効率的である
-
Gem bombをwave stoneに落とすと、当該のwaveのmonsterが消費したGemのグレードに応じて強化される。
-
より多くの経験値が得られるがmanaは増えない事が多く、消費したGemのmanaは回収できないため諸刃の剣である。
manaを優先するのであれば、keybordの”N”を押して次のwaveを呼ぶほうが良いかも。
-
Gemには以下の9種類がある。
Mana Leeching
|
このGemでmonsterにとどめを刺すと通常より多くのmanaが得られる
|
Critical Hit
|
クリティカルヒットの確率が高くなる
|
Poolbound
|
そのfieldで所持していたmanaの最大量が多いほど、このGemの攻撃力が高くなる(後から減っても変わらない)
|
Chain Hit
|
このGemで攻撃すると、規定の距離内にいる別の敵にもヒットする。規定の距離内に居なければChain Hitしない。建物を攻撃中はChain Hitしない。flying monsterにはChain Hitしない。逆に、規定距離内であればwallを越えたところにいる敵にもChain Hitが当たる。
|
Poison
|
毒の効果を与える
|
Suppressing
|
MonsterのHP自然回復量を減らす
|
Bloodbound
|
このGemのHit回数が多いほど威力が強くなる
|
Slowing
|
monsterの移動速度を一定時間遅くする Gemの効果が「n%遅くする」というものなので、他のGemに比べ、一度設置した後はグレードupする必要性が低い。 また、重ね掛けが効かず、Slowingが効いているmonsterに更にSlowingの効果のあるGemで攻撃しても、効果の持続時間の延長もしくは更に移動速度が遅くなるということはない。このため、多数設置しても無駄になりやすい。
|
Armor Tearing
|
monsterのarmorを削る
|
-
各種類とも同じグレードのGemを作成するためのmanaのコストは同じとなる。
-
ところが、同じグレードでも攻撃の威力と攻撃頻度は微妙なばらつきがあり、その結果、DPS換算で、一番威力の高いSlowingは一番威力の低いMana Leechingの1.65倍となる。
-
各field毎に作成可能なGemが決められているため、常に好きな種類のGemを使えるわけではない。
-
作成できない種類のGemがfield上の破壊できる建物の中にあることもある。そういうものを複製して使うことはできる。ただし、そういうfieldは5個もない。
-
各GemのSkill(後述)をアンロックすると、その種類のGemは全ての通常fieldで使用可能となる。Vison fieldについては制限があるものがある。
Gemの合成
-
同じグレードのGem同士を合成するとグレードが1つ上がる。
-
異なるグレードのGemを合成すると、出来上がるGemのグレードは、合成前のGemのうちグレードが高かった方のグレードとなり、グレードは上がらない。
-
例1
-
「グレード1のMana LeechingのGem」2個を合成すると、「グレード2のMana Leeching(pure)のGem」ができる。
このGemの生成コストは
(グレード1のGemの生成コスト)×2 + (合成コスト)×1
である。
-
例2
-
「グレード1のMana LeechingのGem」と「グレード1のCritical HitのGem」を合成すると、「グレード2のMana Leeching,Critical HitのGem」ができる。
このGemの生成コストは
(グレード1のGemの生成コスト)×2 + (合成コスト)×1
であり、上記の例1と同じである。
ただし、威力にボーナスが付き、上記の例1のものより威力は約20%高い。逆に特殊効果には制限が付き、Mana Leechingの効果は上記の例1のものに比べて70%となる。
-
例3
-
「グレード2のMana LeechingのGem(例1のもの)」と「グレード1のCritical HitのGem」を合成すると、「グレード2のMana Leeching,Critical HitのGem」ができる。
このGemの生成コストは
(グレード1のGemの生成コスト)×3 + (合成コスト)×2
であり、上記の例1,例2よりも高コストである。
例2と同じく威力にボーナスが付き、威力は例2とほぼ同じとなる。
特殊効果の制限は50%offとなり、Mana Leechingの効果は50%×2=100%となることから上記の例1のものとほぼ同じとなる。Critical Hitの効果は50%となることから、例2の70%にくらべると20%ダウンとなる。
-
このように、よく考えて合成しないとコストばかり掛かって威力の低いGemを作ってしまうこととなる。
Spell
-
プレイヤーが任意の場所にクリックで効果を及ぼせる魔法
-
いずれも使用するには時間経過によるチャージが必要で100%チャージで使用可能となる。通常で200%までチャージ出来、2回分ストック可能。
-
最大チャージ量を増やす効果のあるtalisman fragments(後述)もある。
-
以下の3種類があるが、いずれも対応するTome chamberを開放するまで使用できない。
-
Freeze
-
範囲内の敵を凍らせて動きを止める。凍っているmonsterに対してはArmor Tearingの効果が1.5倍となる。
凍っていっるmonsterを倒すとランダムで周囲のモンスターも死ぬことがある。連鎖して一度に数匹まとめて死ぬこともある。
Shadowには全く効かない。
-
Curse
-
範囲内の敵を一定時間弱体化する。効果の持続時間を伸ばすtalisman fragments(後述)もある。
こちらはShadowにも効く。
-
Wake of Eternity
-
範囲内の敵のHPを20%減らす。体力が残っている敵ほど効果が大きいことになる。
さらに、monsterのarmorを40%削り。HP自然回復量を30%減らす。
またmonsterのshieldを全部剥がすことができる。
Shadowにも効くのでShadow対策の要となる。
Enhancement
-
Gemにくっつけて使用する。
-
以下の3種類があるが、いずれも対応するTome chamberを開放するまで使用できない。
-
基本的にtowerでは使い切りであるのに対して、trapは永続的である。
-
tower上のGemにEnhancementをくっつけて、Enhancementの効果を使い切る前にそのGemをtrapに移動しても、trapにある限りは永続的に100%の効果を与え続ける。
Bolt
|
towerの場合
|
特殊な弾を発射する。通常12発打てる。 特殊な弾は通常攻撃に比べて攻撃レンジが1.5倍となり、威力は2.5倍となる。 弾が当たった敵を一時的に足止めすることができる。このため、スピードが極端に速い敵に特に有効。Chain hitの特殊効果があるGemだとChain hitはするが、Chain hitした敵は一時停止してくれない。
|
trapの場合
|
armor無視のダメージを与える
|
Beam
|
towerの場合
|
連続的なビーム攻撃を浴びせ続ける。通常12秒間使用可能。 攻撃レンジは通常弾と同じなのだが、最長10タイルまでという縛りがあるためGemのグレードが10程度から10タイル縛りが効いて通常弾よりレンジが狭くなる。 瞬時に攻撃ターゲットを切り替え続けるので、多数の敵が押し寄せてきた時にも有効。 DPSも高くなるため、Giant対策にも。 Chain Hitの効果があるGemでも、Beamに関してはChain hitしない。
|
trapの場合
|
攻撃頻度が30%向上する
|
Barrage
|
towerの場合
|
barrage弾という特殊攻撃を3初同時に発射する。 攻撃レンジは通常弾の1.3倍、威力は1.2倍となっている。 精度は悪く、狙った敵に当たるのは3発の内1発か、もしくはいずれも当たらないこともある。GemにChain Hitの効果がついている場合は、外れた弾がちゃんと敵にChain Hitするため有効。また、大量の敵が押し寄せている場合は別の敵に当たることがあり結果オーライとなる。そういう癖のある特殊攻撃である。
|
trapの場合
|
特殊攻撃の効果が30%上昇する
|
-
使用するには時間経過によるチャージが必要で100%チャージで使用可能となる。通常で200%までチャージ出来、2回分ストック可能。
-
最大チャージ量を増やす効果のあるtalisman fragments(後述)もある
-
TowerやTrapに設置した直後(もしくはグレードUp直後)のウォームアップ中のGemにEnhancementを付与すると、ウォームアップがキャンセルされ、即座にGemが攻撃を始める。
-
これを利用して硬いmonsterにつきまとい行為ができる。
wizard level
-
fieldクリア時にそのfieldで稼いだ経験値が獲得でき、その経験値が規定値まで貯まるごとにwizard levelが上昇する。
-
一度クリアしたfieldにおいては、前回までの経験値の最大値を越えた場合のみ、その差分が獲得できる。
-
wizard levelが上昇すると、プレイ中のmanaの自然上昇量が多くなる。
Shadow Core
-
Monsterを倒すとShadow Coreを落とすことがある。どの敵がShadow Coreをいくつ持っているかはランダムであるが、flying monsterは確実にShadow Coreを持っている。
Talisman
-
15個のtalisman fragmentsが格納可能。
-
talisman fragmentsにはそれぞれ形状の異なる、Inner, Corner, Edge の3種類があり、どの種類も5個ずつTalismanに格納可能。
-
各々のtalisman fragmentsにはそれぞれランダムで付与された効果があり、Talismanに格納されている間、その効果が実際のプレイに反映される。
-
ただし、ほとんどのVision fieldでは無効化される。
-
talisman fragmentsには1~100の値のrarityが設定されている。
-
rarityはおよそ10毎に計11段階に分けられ、段階ごとに異なる色となっている。
-
rarityが一桁の、1~9のものは特殊効果が1つしか付与されておらず、10~19のものは2つ、20~29のものは3つと、段階が上がるごとに付与されている効果の数が増える。最大で9個付与されている。
-
field毎に得られるtalisman fragmentsのrarityが設定されているが、難易度やtrait(後述)を上げるとrarityも上がるほか、Shadow core 100個を消費してrarityを+10する事もできる。
-
talisman fragmentsはShadow Coreを消費してUpgradeできる。
-
Upgradeに必要なShadow Coreの量はランダムである。
-
Upgradeすると付与されている特殊効果が強められる。ただし、増加量はランダムである。
このため、同じ効果を持つtalisman fragmentsをupgradeした場合、最終的にrarityが低かったほうが特殊効果の強さが強くなるという逆転現象がよく見受けられる。
-
Upgradeによる特殊効果の強化には上限があり、例えば取得経験値をupさせる効果は最大10%までとなっている。ただし、同じ効果のtalisman fragmentsをtalismanにセットして取得経験値をupさせる効果を10%よりも上げることは可能である。
-
Upgradeしてもrarityは変わらない。
-
Upgradeできる回数は段階ごとに違い、rarityが1~9のものは2回Upgrade出来、rarityが10~19のものは3回、20~29のものは4回と増えてゆく。
-
talisman fragmentsはSalvageすることでShadow Coreに還元することができる。
還元されるShadow Coreの数 = (rarity ÷ 2) + {(UpgradeにかけたShadow Coreの数) ÷ 4}
Skill
-
全部で25種類ある
-
ただし初期から使える3種類を除き、対応するTome chamberを開放しなければ使用できない。
-
初期から使えるSkillは、Masonry, Fusion, Mana Streamだけである。
+
|
Skill一覧
|
True Colors
|
異なった種類のGemを合成して作ったGemの威力を向上する
|
Mana Stream
|
monsterを倒した時に得られるmanaの量が増える
|
Fusion
|
Gemの製造、合成に必要なmanaのコストが下がる
|
Masonry
|
建物の建設に必要なmanaのコストが下がる Tower, TrapにGemを置いた時のウォームアップ時間が短縮される
|
Resonance
|
Gemの攻撃力や射程が強化される
|
Traps
|
Trapsの攻撃力や攻撃頻度が強化される
|
Amplifiers
|
Amplifiersの増幅能力が強化される
|
Freeze
|
Freezeのチャージに必要な時間が短縮される Freezeの効果の範囲が拡大する
|
Curse
|
Curseのチャージに必要な時間が短縮される Curseの効果の範囲が拡大する
|
Wake of Eternity
|
Wake of Eternityのチャージに必要な時間が短縮される Wake of Eternityの効果の範囲が拡大する
|
Bolt
|
Boltのチャージに必要な時間が短縮される Boltの弾が増える
|
Beam
|
Beamのチャージに必要な時間が短縮される Beamの効果の持続時間が伸びる
|
Barrage
|
Barrageのチャージに必要な時間が短縮される Barrageの弾が増える
|
Mana Leech
|
GemのMana Leechの効果が向上する
|
Critical Hit
|
GemのCritical Hitの効果が向上する
|
PoolBound
|
GemのPoolBoundの効果が向上する
|
Chain Hit
|
GemのChain Hitの効果が向上する
|
Poison
|
GemのPoisonの効果が向上する
|
Suppressing
|
GemのSuppressingの効果が向上する
|
BloodBound
|
GemのBloodBoundの効果が向上する
|
Slow
|
GemのSlowの効果の持続時間が伸びる
|
Armor Tearing
|
GemのArmor Tearingの効果が向上する
|
Demolition
|
Gem Bombの攻撃範囲が広がる
|
Fury
|
Gem Bombをwave stoneに落としてwaveを強化した際に、得られる経験値を増やす また、強化したmonsterのHPとArmorを弱体化する
|
Ignition
|
Gem Bombの攻撃力を向上する
|
|
-
Skill pointを各Skillに割り振ることで効果を有効化できる。
-
Skill pointは、wizard levelのレベルUp時にもらえる。
また、通常のfieldを難易度「Glaring」でクリアすれば +3 Skill pointが、「Haunting」でクリアするとさらに +6 Skill pointが得られる。
Achievements(後述)を達成すると難易度に応じたSkill pointが得られる。
Shadow core 100個をSkill point 1pt.に変換できる。
-
一度割り振ったSkill pointはペナルティ無しで振り直しが可能であり、特定のfield攻略のために特化した設定が気兼ねなく行える。
-
各Skillは割り振ったSkill pointの量によって効果を強化できるが、その強化に必要なSkill pointは線形ではなく、Lv.1 では 1 pt, Lv.1 → Lv.2 は 2pt, Lv.2 → Lv.3 は 3pt となっている。
つまり、Lv. n (nは自然数とする)まで上げるのに必要なskill pointは {(1+n)×n}÷2 となる。
Achievements
-
417個のAchievementsがある。
-
いずれのAchievementsを達成してもSkill pointが与えられる。なお、達成の難しいAchievementsには複数のskill pointが与えられるものもある。
-
field限定のAchievementsというものもかなりあり、例えば最初のfieldであるfield F1では「295体のmonsterをfield上に同時に出現させる」というものとなっている。295体出現させるだけならどんどんとwaveを先行開始すればよいのだが、条件を満たした上で最終waveまで防衛してクリアしなければAchievementsは取得出来ないため、これはゲーム開始時点でスグに達成できるような代物ではない。
Monster
地上monster
-
必ずpathを通ってorbに向かう、空気の読める奴らである。
-
地上のもののみBeaconの影響を受ける。
-
地上モンスターにはAttributesが付与されることがある
-
Attributesには以下のものがある
extra hitpoints
|
HPが通常より多い
|
extra armor
|
armorが通常より多い
|
extra regeneration
|
HPの自然回復量が通常より多い
|
haste
|
Speedが通常より速い
|
mana burn on banish
|
banishに必要なmanaの量が通常より多い
|
heals
|
このmonsterが死んだ時に周囲のmonsterのHPを回復する
|
forces gem resocketing
|
このmonsterが死んだ時に周囲のGemを強制イジェクトする
|
drops spawnlings
|
このmonsterが死んだ時にその場からspawnlingsが発生する
|
summon beacon
|
このmonsterが死んだ時に規定の位置にbeaconが発生する
|
-
これらのAttributesが1つ付与されているものを「Marked」、2つ付与されているものを「Twisted」、3つ付与されているものを「Possessed」と呼ぶ。
-
ということは、Possession obelisksはAttributesを3つ付与するということである。
-
Reavers
-
Normal Typeとされている。たまにやたらと速いものもいる。
-
Giants
-
大きくて鈍く、硬くてHPが多い。
-
Swarmlings
-
小さくてすばやいが、HPは少ない。ただし大量に押し寄せる場面が多々ある。
flying monster
-
Chain hit Gemで攻撃しても、chain hitしない。
-
flying monsterのみにダメージを多く与える事ができるtalisman fragments(後述)がある。
-
倒すとShadow Coreが得られる。
-
Spector
-
灰色とピンクの2種類がいる。通常のfieldでは出現はランダムであり、同じfieldでも、全く出現しないこともあれば、2
wave連続で出現してfield内に同時に2体いることもある。
Visionのfieldでは逆に、flying monsterが出現するwaveは決まっている。
灰色のものは害はなく、気まぐれに飛んで来て、気まぐれに去ってゆく。
ピンク色のものはfield内のtowerに設置されているGemの中で一番グレードが高いもののうち累計hit数が一番多いGemをめがけてやって来て、Gemを奪って逃げる。Gemを盗まれても当該のSpectorを倒せばGemは元のTowerに戻ってくるが、Spectorがfield外に逃げおおせれば、Gemは失われる。
-
Shadow
-
黒い。ポーズボタンをクリックしてもこいつだけは動き続け、freezeのspellも効かない。
Spectorと違い、勝手にfieldから出ていくことはなく、プレイヤーが倒すまでfield内を気まぐれに飛び続ける。field内にいる間、armorが徐々に増加する。
Swarmlingsを召喚することがある。projectiles(後述)を召喚することがある。orbからmanaを奪う。orbはshadowをbanish出来ない。field内の全てのmonsterのHPやスピードを増加させることがある。HPの約3分の1を自分で治すことがある。
-
projectiles
-
Shadowが召喚する以外の理由でfield内に登場することはない。黒いひらひら状だが、見かけよりは速くorb目指して空中を移動し、orbからmanaを奪って死ぬ。banish出来ない。同時に数体召喚されることから、いろいろと厄介である。
特殊monster
-
Spire
-
非常に巨大なmonster。長い脚でwallをまたぎ越して、直線的にorbに向かってくる。
banish出来ず、Spireがorbにたどり着けば即座に防衛失敗となる。
倒すとその周囲のwallが壊れて消滅する。
-
Arcane Guardian
-
特定のVison fieldにて最終waveを全滅させた後に複数体同時で出現する。waveに含まれていないが、全滅させなければクリアとならない。
HP:9,000,000,000, armor 9,000,000という硬さである。
評価点
-
圧倒的なボリュームと再プレイ性
-
全部で190ものFieldがある
-
しかもmonsterの出現間隔などのチューニングが絶妙で、先に出発したwaveのmonsterがプレイヤーの攻撃拠点に差し掛かる頃に後から出発したwaveのmonsterがちょうど追いついて、monsterだらけになる場面が頻繁に生じる。
-
Steam版のみEndureモードが有る
-
Endureモードは最大999waveまで続く(らしい)。
-
Traitが追加できる
-
下記の9種類のTraitを各々7段階まで複数指定で追加できる。ただし、初期状態ではいずれも開放されておらず、対応するWizard Towerを破壊することで開放されてゆく。
Adaptive Carapace
|
Monsterに1段階ごとに0.5%のダメージ耐性が付与される。つまり、与えたダメージの0.5%×(付与したレベル)が無効となる。
|
Mana Lock
|
Manaがリアルタイムで獲得できず、1段階目で10秒の遅延が生じる。7段階目では100秒。
|
Corrupted Banishment
|
BanishされたMonsterが強化されて戻ってくる。HPが+18%×(付与したレベル),armorが+10×(付与したレベル),そして付与したレベルと同数のシールドが追加されて戻ってくる。
|
Haste
|
Monsterの速度が、7%×(付与したレベル)速くなる
|
Hatred
|
MonsterのHPが増加。1段階目で150%、7段階目で1,000,100%。また、HPの自然回復量も増加。1段階目で +0.7%。7段階目で+7%
|
Giant Domination
|
通常のwaveに加えて、Giantのwaveが付与したレベルの数だけ追加される。また、全てのGiantについて、armorが+30%×(付与したレベル)、HPが+5%×(付与したレベル)、速さも+5%×(付与したレベル)される。また、EndureモードでGiantのwaveの発生頻度が+5%×(付与したレベル)となる。
|
Swarmling Domination
|
通常のwaveに加えて、Swarmlingのwaveが付与したレベルの数だけ追加される。また、全てのSwarmlingに対するfreezeの効果及びcurseの効果の持続時間が-9%×(付与したレベル)だけ短くなる。
|
Orblets
|
獲得できるマナが通常より-10%となる。Field上にOrbletが出現し、Monsterに破壊されない限り、Orbletはマナの取得量をOrblet1つあたり+1%する。Orbletが破壊されても、-10%のペナルティは続く。(Orblet一つ当たりマナ獲得+1%される。これはOrbletがモンスターに奪われ、画面外に持ち出されるまで続く。破壊された場合それぞれ-10%のペナルティに変わる。では?)
|
Chasing Shadows
|
付与したレベルと同数のShadowを出現させることができる。
|
-
なお、移植元のブラウザゲーム版ではTraitを追加するのにShadow Coreを消費していたが、本作では不要である。
問題点
-
複雑なシステムだが、ある程度慣れると、どのFieldでもやることは同じに感じる
-
Fieldは多いものの、結局はGemのグレードを上げて物理で殴るのが安定
-
同じグレードのGemを2個配置するのと、もう1段高いグレードのGemを1つ配置するのとでは必要なマナはさほど変わらないか、Towerの建設コストによっては2個配置するほうがコストがかかる場合がある。Gemは1つグレードが上がると攻撃力は約2.5倍となる。2個配置の場合は攻撃回数の点で有利だが攻撃力の伸びの差を埋められないため、Towerはなるべく減らして1点集中型にするほうが火力は高くなる。
-
Field上にBeaconが無い状態で「Beaconをn秒停止し、その間Beaconにダメージを与え易くなる」という意味のないイベントが発生することがある。
総評
このゲームの肝であるGemのシステムは理解するのにやや苦労するが、理解できればどっぷりとはまれる。
ボリュームは圧倒的であるが、無料のブラウザゲーム版で9割がたプレイ可能となっているので評価点としては微妙。しかし、ブラウザゲーム版は課金しないとプレイできないfieldがあることから、非課金でのゲームクリアは出来ない仕様となっているので、エンドコンテンツまで楽しむのであれば支出はさほど変わらない。
また、PC版のみEndureモードが追加されている点は大きい。
最終更新:2024年12月11日 12:02