【さばいばるきっず ことうのぼうけんしゃ】
ジャンル | サバイバルシミュレーション(アクションRPG) | |
対応機種 | ゲームボーイカラー(全GB共通) | |
販売・開発元 | コナミ | |
発売日 | 1999年6月17日 | |
定価 | 4,515円(税込) | |
判定 | 良作 | |
ポイント | ハードル低めだが、絶妙なリアルさを持つサバイバル |
コナミより発売された、無人島サバイバルを題材としたRPGシリーズの第1作。
タイトル通り少年(少女)を主人公とし、低年齢層プレイヤーでも楽しめるようサバイバルの複雑な要素をかなり取り払ったシステムとなっている。
ある晴れた日、一隻の客船が大海原を進んでいました。その中には冒険家の父親とその子供が乗っていました。
子供は父親にあこがれて、自分も冒険家になる事を夢見ていました。
船旅もあと少しとなったある日、旅行の記念と子供の誕生日を祝って、父親は子供にナイフをプレゼントしました。
子供は大喜び、その日は夜も眠れないほどでした。
しばらくすると、突然海が荒れだしすさまじい大波が襲いかかりました!
またたく間に客船は沈み、子供は海に投げ出されてしまいました。
海に投げ出された衝撃で気を失った子供が、再び目を覚ましたところは…
遭難して流れ着いたところは誰もいない無人島でした。
そこにはあたたかい家族も、仲の良い友達もいません。
頼れるのは自分だけです。
無人島から脱出するまでは、ここで生活するしかありません!
生き延びるためには、食べ物を集め、水を確保し、火を起こし……と
父親から教わった冒険術を駆使しなければなりません。
島を隅々まで探検して行けば、脱出の手段も見つかるハズ。
さぁ、無人島でのサバイバルの開始です!!
(攻略本より引用)
+ | シナリオネタバレ |
「少年少女の無人島サバイバル」を題材とした、携帯機のみならずゲーム全体でも意欲的な作品。
一部暗い部分を見せつつも、主人公を少年少女として対象年齢を低く見たこともあってか、題材の重さに対して全体的に明るく入り込みやすい雰囲気となっている。
絶妙にシビアな食糧調達や合成で試行錯誤し、謎を秘めた島を自分だけの手で切り開いていく楽しさは、なかなか他に替え難い。
実際のサバイバル知識としては役に立たないが、無人島生活気分を味わえるゲームとしては第1作にして高い完成度を持っていると言えよう。